亀の飼い方で実は知られていなかった7つの事

亀の飼い方で実は知られていなかった7つの事
亀は見た目の頑丈さとゆっくりした動きで、なんだか病気にもならなさそうだし、飼うのが易しそうだと思っていませんか?のんびりとひなたぼっこする仕草は愛らしく、家にいたら癒されそうですよね。

しかし、亀は意外に飼育が大変です。人間が暮らすのに電気、ガス、水道が必要な様に、亀の飼育にも紫外線照射ライト、温水ヒーター、綺麗な水が必要です。

大食いなくせにグルメなので、エサのバランスも考えなくてはなりませんし、病気やけがも少なくありません。そして何と言っても長生きしますから、亀の飼い方をよく調べてから購入した方が良いでしょう。今回は、亀の飼い方で実はあまり知られていない事を7つご紹介しましょう。

 


亀の飼い方で
実は知られていなかった7つの事

 

その1:亀は脱皮する

亀もヘビの様に脱皮をするって知っていましたか?亀は毎年5月~11月頃にかけて甲羅の表面がひと皮ペロリと剥けます。ミシシッピアカミミガメ、通称ミドリガメの種類の亀は、それぞれの甲羅が一枚づつばらばらにきれいにはがれます。背中の甲羅ばかりではなく、腹甲や縁甲も剥がれます。

ポロポロと少しづつ欠けるようにして剥けてくる種類の亀もいます。知らないと病気になった?と心配してしまいますよね。毎年脱皮するのは成長の証しですから、記念に取っておくと大きさが分かって記録になります。

その2:亀はグルメ

一日中ずっと動かない様に見える亀ですが、実はよく食べます。雑食性、つまり植物性の餌でも動物性の餌でも食べますが、どちらかといえば動物性の餌を好みます。

えび、小魚類、しじみやあさりなどのむき身、お肉類、お刺身、切り身の魚といった人間が食べる物を喜んで食べます。最初に可愛いからと人間同様の食べ物をあげていると、偏食して亀本来の配合飼料を食べなくなりますから気をつけて下さい。

その3:亀は冬眠する

気候や飼育環境によりますが、だいたいの亀は冬眠します。冬眠する時期は個体差がありますが、11月~3月、4月までです。

冬眠する亀の食欲は早ければ9月に入ったあたりから急に低下しはじめ、3月ごろまた徐々にエサを食べるようになります。これが気温と必ずしも一致していないので、家の中で飼育する亀は、冬眠には気温だけではなく日照時間の長さなども関係しているのかもしれません。

その4:冬眠中の注意

家の中で亀を冬眠させる場合は、水温と直射日光に注意が必要です。冬眠中、温度上がったり下がったりすると、亀は戸惑います。温度が上がるたび春が来たと勘違いして、目を覚ましかけ、その都度、温存している大切な体力を消耗してしまいます。

温度は5~10度くらいが保てるようにヒーター等で一定に調整して下さい。そして冬眠中は直射日光が当たるような場所には絶対置かない事が大切です。

その5:亀の排泄物

亀は種類によっっては、うんちでもオシッコでもない、白くドロ~ッとした排泄物を出す事があります。普通の排泄物とは様子が違うので、初めて見る人はびっくりするでしょう。

これは尿酸という窒素化合物の排泄物で、特に心配はいりません。オシッコの固形版だと思っていだだけるとよいでしょう。尿酸はどういうときに排泄しやすくなるのか、詳しいことは分かっていませんが、水分不足や栄養過多になると出しやすくなるという報告があります。

その6:亀の病気

ミドリガメがサルモネラ菌を持っている、というのはあまりにも有名です。そのため、世間ではすっかり悪者扱いされてしまっているミドリガメですが、サルモネラ菌を持っている可能性はミドリガメだけではありません。

病気の危険度はどんなペットでも何かしらはあるのです。また、すべてのミドリガメが食中毒を起こす病原性の強いサルモネラ菌を必ず保有しているというわけでもありません。亀を触ったあとは必ずきれいに手を洗い、亀を触った手では絶対食べ物は触らないよう注意し、清潔な飼育を心がけましょう。

その7:亀は出不精

亀は水の中が暖かくて心地よいと、あえて警戒しながら陸へ登ってまで身体を温めたいとは思わないようです。しかし、日光浴には身体を温める以外にも、紫外線を浴びて餌から摂取したカルシウムの代謝を高め、立派な甲羅を作ったり、身体を乾かして皮膚病を予防したりする役割もあります。

少なくとも毎日30分は日光浴は必要です。嫌がって暴れるようなら、紫外線ライトなどを使ってみましょう。夏は日射病の危険がありますから、無理は禁物です。
いかがですか。意外に亀を飼うのは人間同様に神経を使いますよね。でもペットは世話すればするほどスキンシップが高まり愛情が芽生えます。気持ち良さそうに目を閉じてる亀の様子は、見てるだけで本当に癒されますよね。

水に浸かる亀は病気にもなりやすいので、常に清潔を心がけて下さい。気持ち良い環境を整えてあげる事で、亀はますます長生きしてくれるはずです。まず20年は付き合うと思って、あなた以外の家族や子供にも亀の飼い方を伝授しておく事も、大事なポイントといえそうです。

まとめ


亀の飼い方で実は知られていなかった7つの事

その1:亀は脱皮する
その2:亀はグルメ
その3:亀は冬眠する
その4:冬眠中の注意
その5:亀の排泄物
その6:亀の病気
その7:亀は出不精


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