今は空前の猫ブーム。猫を見かけたあなたも、猫を飼いたいと思ったことが一度はありますよね。しなやかな体格に、手触りの良い毛皮、くりくりとした大きな丸い瞳に、鳴き声まで可愛らしい猫は本当に可愛らしいですよね。
猫の性格は大概自由きままですが、飼い主さんにとても甘えん坊で、ついキュンとときめいてしまう些細な仕草までしてくれる、たくさんの可愛らしさや、癒される魅力の詰まった動物だと言えるでしょう。
猫はペットとしてとてもポピュラーなので、種類もかなり豊富です。小さい体のものから大きな体のもの、毛もロングやショート、模様や色もたくさんあり、どの猫もその猫の種類特有の魅力が詰め込まれていて、とても個性的豊かで、どんな猫を飼いたいか選ぶだけでも楽しく、迷ってしまうほど。
そんなたくさんの魅力を持つ猫を飼うために知っておきたい大切なポイントがあります。それさえ抑えておけば、猫を飼いたいあなたの気持ちも強く膨らみ、実際に安心して猫を自分のペットとして迎え入れることができるでしょう。そこで今日は今回は猫を飼いたい人がまず知っておくべき5つの基本についてお伝えします。
猫を飼いたい人が
まず知っておくべき5つの基本
どのくらいお金が掛かるか
猫を飼いたいとまず気軽に考えても、はじめはお金がかかります。ペットショップやブリーダーから購入する場合は、猫のワクチン代、マイクロチップ代等込みの値段になります。人気の種類の猫であればあるほど高額になり、15万円から20万円くらい掛かります。
ただ、子猫が少し成長した状態であったりすると、普通の猫より値段が若干安くなることがあります。ブリーダーからの購入でしたら、交渉により猫の値段の金額が変わる場合がありますので、よく検討してみましょう。
また、施設や里親などでの引き取り、猫を飼いたいといった場合、猫の値段は『タダ』というわけではなく、ワクチンなどの注射をまだ打っていないことがよくありますので、ワクチン代、病院代が掛かります。また、施設や里親などで引き取る場合は、猫を身勝手にまた扱われないよう、様々な条件をつけられますので、そこはよく理解して引き取るようにしましょうね。
その他にも、猫を定期的に病院へ連れて行くことで、検診とワクチンのお金がその都度掛かりますし、避妊や去勢する場合も、もちろんお金が掛かります。しかしこれは、猫を飼う上で常識的なマナーにも繋がることですから、しっかりと行うようにして下さい。
その猫の種類と特徴を知る
全ての猫はそれぞれの種類により、様々な特徴や性格を持っているので、その特徴や性格を知ることにより、自分がうまく飼育して、共存できる猫であるか知る必要があります。
例えば、ワンルームの部屋で大型の猫を飼いたいと考えたり、寂しがりやな性格の種類の猫を、あまりかまえる時間のない生活をしているのに飼いたいと考えることは、無謀ですよね。
なので、一目惚れしてこの猫を飼いたいと本気で思ったのなら、この猫はどんな種類で、どんな性格か、苦手なものはないかなど、自分に合う猫かもう一度調べて、ほんとうにその猫を生涯飼うことができるのかよく考えて決断しましょう。
猫飼うための環境
猫は広々としたスペースで、家の中に放して飼うのが一番運動ができ、ストレスも溜め込みにくくいいです。その際に家にある家具等を、猫にいたずらや誤飲、誤食されないよう、猫の手に届かない場所にものを置いたり閉まったりなど注意して、飼い主がよく気をつけて猫がリラックスできる快適な環境をつくっていきましょう。
猫を飼うために揃えるもの
猫用の餌、餌皿、飲み水皿、寝床になるタオル、猫のトイレ、トイレに敷く砂、爪磨ぎ用のグッズ、猫を移動させるときに必要になるキャリーバッグは、猫を飼うためには最低限必要になります。子猫の場合は、だんだん家の環境に慣れさせていくためにケージを用意して、しばらくはその中でゆっくり生活をさせていきましょう。
その他には、ブラッシング用の猫用の櫛やブラシ、猫を家で洗うのであれば猫用シャンプー、毎日適度な運動や触れ合いのために、猫じゃらしなどの猫のおもちゃも必要になってきます。
猫を飼うための心構え
猫は犬のようにしっかりと主人の命令に従う動物ではなく、基本的に自由きまま生き物です。しかし、それなりに頭も良いので、しつけもある程度できますし、いつもとは限りませんが、言うこともしっかり聞いてくれるときもあります。
それでも言うことを聞けなかったり、やんちゃな性格の猫ならば、家の中の悪戯は絶えません。言葉が話せない分、大きな声で鳴きながら付きまとわれたりする場合もあります。
しかし、猫を決して強く叱りつけてはいけません。猫は警戒心が強いので、厳しく叱られると飼い主を怖がったり、攻撃的になってしまい、猫との信頼関係にヒビが入ることがあるからです。
猫が可愛くて仕方ないのもわかりますが、イライラせずに根気強く猫の気持ちを覚りながら、しつけやお世話ができる努力や責任感を身につけることが大切です。
いかがでしょう。「猫を飼いたい」と簡単に言っても、猫はこれから家に迎え入れる新しい家族の一員でもあります。なので、猫についてじっくり迎える準備してから迎え入れるのが、猫にとっても自分にとっても一番良いです。
可愛いからという理由だけでモノを手に入れるのとは違い、理解のないまま猫を飼いたいと思うのは危険ですから、しっかりその猫について勉強しておきましょうね。猫を無事に家に迎え入れられれば、こんなに愛くるしい自分のパートナーになってくれる動物は他にいないですよね。
猫を飼いたいという気持ちを、猫と一緒に暮らしていきたいという気持ちに変えていけるよう、猫と素敵な関係や思い出をたくさんつくっていける、そのきっかけにこの記事が役に立ってくれたでしょうか。あなたがいつか素晴らしい猫ライフを送れるようになると良いですね。
まとめ
・猫の値段やワクチン代等しっかりと金銭的な見通しを立てる
・自分に合った猫の種類、性格を選んで飼う
・できるだけ猫が家の中を自由に動き回れる環境で飼う
・猫を飼う為に必要なものを前もって揃えておく
・猫に合わせたお世話やしつけの努力、責任感を備える