猫を散歩させることは猫にとっての気分転換になりますが、やり方を間違えてしまうと猫の気分を害してしまうので注意しなければなりません。そのためには猫の性格や身体的な特徴を理解することが重要です。猫は我が強く、人から強要されることを極端に嫌います。
そのため犬の散歩のような感覚で首輪を引っ張って歩かせようとしても良いことはありません。猫の気持ちを理解した散歩方法を実践してあげてください。また猫は元来木の上で生活していた動物なので、歩くことよりも昇り降りをさせてあげることのほうが大切です。
歩かせることはそれほど大きな必要性がないので、こちらも犬の散歩とは大きく異なります。猫には猫に合った散歩の仕方を実践してあげることが必要です。そこで今回は、飼い主必見の猫とお散歩するときの注意点についてお伝えします。
飼い主必見!
猫とお散歩するときの注意点
ノミ対策をしよう
猫にはノミがつきます。ノミの生息地は草木の茂ったところが基本なので、猫を散歩させてそのような場所に入らせてしまうと猫の身体にノミがついてしまう原因となります。一度猫の身体にノミがついてしまうと、ノミを持ち帰ってしまい、家の中でノミが増殖してしまいます。
猫の身体にノミがついてしまわないようにしましょう。とはいえ、猫を家の外に出した時点で、ノミが身体につくことを完全に阻止することは難しくなります。猫と一緒に帰宅した際に、猫の身体にノミがついていないかどうかをブラッシングしながら確認してみてください。
猫の自由を奪わないようにしよう
猫の散歩は猫に首輪をつけて歩くというものではありません。猫は首に負荷がかかることを嫌いますし、行動を制限されることも嫌います。猫の首に首輪をつけて散歩をしている方を見たことはないかと思われますが、それにはそれ相応の理由があります。
猫をお散歩させてあげたいという気持ちは大事ですが、犬のように考えて散歩をしてしまわないようにしてくださいね。猫を散歩させるということは、猫をお外に出してあげるということです。猫が遊ぶことのできる施設に連れていくことも散歩のひとつであるということを覚えておきましょう。
危険から守ってあげよう
お外には多くの危険が潜んでいます。車や他の動物などのような物理的な危険だけではなく、食べてはいけないものもあります。猫をお外に出したときに危険な目にあわないような配慮をしてあげてください。猫は人間の思うように動かすことが難しい動物です。
危険な場所に行かせないようにするという認識ではなく、始めから危険が生じる心配のない場所に連れていくという認識を持ちましょう。ただ、そのためには猫を猫用のキャリーケースなどに入れなければなりません。猫をキャリーケースに入れる練習をしましょう。
昇り降りをさせてあげよう
猫を遊ばせてあげることのできる施設があります。そこには猫が喜ぶアスレチックが多数設置されていて、猫が好きなだけ昇り降りできるような環境が整っています。そのような場所では猫が危険な目に合うということもないですし、猫が望むような運動をさせてあげることができるのでストレスを発散させてあげられるので猫のお散歩には最適ですね。
室内飼いの猫は毎日同じ場所で生活することになるので、飽きっぽい動物である猫にとってはストレスになる場合があります。猫のストレスを緩和させてあげられるようにしてください。
他の動物に近づけないようにしよう
夜中に猫同士が喧嘩している声を聞いたことがあるかと思われます。猫は自分以外の動物に対する警戒心が強く、他の動物に対しては攻撃をするという習性があります。猫は爪を武器にして戦うので、他の動物に対して大怪我を負わせてしまう可能性があります。また逆に他の動物から危害を加えられてしまうこともあるので、猫を散歩させるときに不用意に他の動物に近づけないようにしてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
飼い主必見の猫とお散歩するときの注意点についてお伝えしました。猫のお散歩として定期的に外出するようにすると猫のストレスを発散させてあげられるだけではなく、猫とのスキンシップにもなります。とはいえ、猫とのお散歩には注意点が多く、これを守らなければ飼い猫を危険な目に合わせてしまう可能性があるので、猫を守ってあげられる態勢を整えてから猫を散歩させてあげてください。
また猫を飼い始めた当初から室内飼いをしていて外出させたことがないという状態になっていると、猫は外の世界を知らずに生きているので、社会性のない猫に育ってしまいます。定期的に外の世界と触れ合わせてあげることで、飼い猫の精神的な部分を成長させられますよ。猫のお散歩を通し、社会性を身に着けさせてあげるためにも、猫を外出させることを実践してみてください。
まとめ
猫を散歩するときの注意点とは
・ノミ対策をしよう
・猫の自由を奪わないようにしよう
・危険から守ってあげよう
・昇り降りをさせてあげよう
・他の動物に近づけないようにしよう