カブトムシの幼虫を飼育したい!元気に大きく育つ条件とは

カブトムシの幼虫を飼育したい!元気に大きく育つ条件とは

ペットとしてカブトムシの幼虫を飼育する人が増えています。よく夏休みなどに、子供の学習のためにカブトムシを飼うお父さん、お母さんがいますが、子供のためではなく、自分の楽しみのためにカブトムシの幼虫を飼育しようとする人が増えているのです。

カブトムシを幼虫から飼育してみたいという思い、男の子なら誰しも一度は持っていたものです。ただ、子供の頃にはあまり上手に育てられなかった思い出のある人が多いと思います。カブトムシにとって快適な環境を与えてあげられなかったり、最初は熱中したもののやがて飽きてしまって餌やりを忘れてしまったり。そして、夏休みが終わりかけると宿題に追われてしまい、気がつけば・・・。

子供の頃にそういう残念な経験を持っている少年たちが大人になって時間がもてるようになったとき、ペットショップでカブトムシに出会うと、育てようという気になってしまいますよね。でも、元気に大きく育てるのはやはり簡単ではありません。ということで今回は、カブトムシの幼虫を飼育するポイント、元気に大きく育てる条件についてお伝えします!



 

カブトムシの幼虫を飼育したい!
元気に大きく育つ条件とは

 

カブトムシの幼虫を飼育するには、まず環境!


カブトムシの幼虫を孵化させるのは難しいことではありません。カブトムシに限らず、昆虫は環境さえ与えられれば、自然に孵化しますので。ただ、最初の準備だけは肝心です。まず、カブトムシの幼虫を飼育すると決めたら、飼育ケースを用意しましょう。

ケースは先のことを考えて、大き目を準備するのがお勧めです。ホームセンターなどで売られている飼育ケースの他、不要になった衣装ケースを利用しても構いません。ただ、カブトムシは強い昆虫ですので、頑丈なケースでないとぼろぼろにされてしまうこともあります。できるだけ丈夫なケースを準備しましょう。

飼育ケースの他に必要なのは、カブトムシ飼育用の発酵マット。これはホームセンターなどで売っている腐葉土で結構です。天然の腐葉土のほうが繁殖には適しています。上部は通気孔のあいたビニールシートか新聞紙で覆いをし、腐葉土のマットが乾燥したり蒸れたりしないようにします。専用のディフェンスシートを使うと、小バエなどの進入を効果的に防ぐことが出来ます。

ここまでが基本的な準備です。カブトムシの幼虫を飼育し始めて、孵化させるまでには、この飼育ケースを直射日光の当たらない静かな場所に設置しましょう。マットを入れてケージを静かな場所に設置したら、あまり手を出さないのがむしろ効果的です。人気のない森の奥のような、静かな環境をカブトムシに与えてあげましょう。

 

カブトムシの幼虫を飼育するには、秋はしっかり、冬はじっくり見守る!


カブトムシのメスは夏の終わりに卵を産みます。そこで生まれたカブトムシの幼虫を飼育ケースに入れて育てていくのですが、このとき、ケースの8分目くらいまでしっかりマット(腐葉土)をつめます。この土を摂取してカブトムシの幼虫は大きくなっていくのです。

したがって、摂取した分、マットには糞が放出されます。糞だらけになったら、マットを取り替えてあげるのですが、このとき、全部の土を取り替えてしまわず、元の土に新しい土を混ぜてあげるのがコツです。動物はみんな神経質で、取り巻く環境がすっかり変わるのを好みません。何かを取り替える際は、以前使っていたものと混ぜて使うことが大切です。

カブトムシ、特に幼虫のときのカブトムシは言葉も発しないし、表情にも出ませんが、実は環境の変化を敏感に察知します。快適な環境が奪われたと思うと、成長が止まってしまうこともありますので、姿が見えない幼虫のときでも、慎重に扱ってあげてください。

餌となる腐葉土のマットを取り替えてあげると、カブトムシの幼虫はこれを食べてどんどん大きくなっていきます。カブトムシは成虫になると大きさは変化しませんので、この時期の栄養が大切です。土の量が減っているようなら補充し、湿度が足りないと感じたら保湿してあげます。

その後、11月にはいって寒さが厳しくなってくると、カブトムシは動きが小さくなり、餌も食べなくなってきます。そして、やがて、冬眠に入っていきます。冬眠に入ったら、もう餌は食べませんので、湿度を補充するくらいです。あとは春が来るまで、見守ってあげましょう。

 

カブトムシの幼虫を飼育するには、春はこまめにサポート!


カブトムシの幼虫を飼育して成虫に育て上げる際、大切なのは冬を越してからです。カブトムシは11月頃から3月頃まで冬眠します。冬眠から目を覚ますのは、大体4月から5月ころです。この頃になると、カブトムシが目覚めだし、再び旺盛に餌を食べ始めます。

当然、餌が減ってきますので、飼育ケースの土の上にカブトムシの糞が目立ち始めたら、腐葉土のマットを取り替えてあげましょう。このときもまた、前回同様、古いものをすっかり捨ててしまわないで、以前のものを混ぜて用います。

飼育ケース内の保湿もこまめにチェックし、常にカブトムシが快適な状況でいられるように気を区場あります。こうしたちょっとした気遣いがカブトムシの成長に関わってきますので、慎重に取り扱いましょう。元気で頑丈なカブトムシの成虫に出会うにはこの時期が一番大切ですので、腐葉土の上の糞の状況などをしっかりチェックして、サポートしてあげてください。

5月、6月になるとカブトムシは幼虫からさなぎになります。さなぎになると、もう餌も食べませんので、してあげることは何もありません。さなぎは動きませんので、ただ、見守るだけです。そして、7月頃、夏の息吹が感じられるようになったら、カブトムシはさなぎから成虫に羽化します。ずっと見守ってきた幼虫、さなぎが、美しい姿で現れたときの感動は言葉では表せないほどすばらしいものですよ!

 

いかがでしたでしょうか。

カブトムシは他のクワガタのように冬眠をしませんので、成虫としての盛りは長くありません。でも、幼虫から孵化した成虫はワクワクするほど美しいものです。カブトムシの幼虫を飼育し、元気に育て上げるためには、なんと言っても最初の準備が大切です。

特別なものが必要なわけではありませんが、ある程度の大きさのある飼育ケースを用意し、腐葉土でマットを作りましょう。夏に生まれたカブトムシの幼虫は飼育ケースの中で大きくなり、秋にはその土を食べて大きくなります。その時期は腐葉土を変えたり、保湿に気を配ったりしてあげてください。

11月頃から冬眠に入りますので、その期間は見守り、春になったらまた餌を与え、成虫となる最後のお手伝いをしてあげます。自分たちのもとで新しい命を開いたとなると、嬉しさもひとしおです。ぜひ、元気なカブトムシを育ててみてください!

 

まとめ

カブトムシを大きく育てるポイントは、

・準備をしっかりする!
・秋はしっかり、冬はじっくり見守る!
・春はこまめにサポートする!
の3段階ステップで!