ベタの上手な飼い方☆種類や生態と毎日のお世話の注意点

ベタの上手な飼い方☆種類や生態と毎日のお世話の注意点

ベタという魚は、飼い方も気難しいことはなく、初心者にもやさしい観賞用の熱帯魚です。独特な尾びれの形で泳ぐ姿は癒し度も高く、静かに見とれてしまいますよね。まさにアート性を感じるほどにカラータイプや改良された品種も豊富で、踊っているように泳ぐ姿も優雅なので、ベタの水槽が1つあるだけで、飼い主さんの部屋はグレードアップされます。

ベタは世界中で愛されている熱帯魚で、コンテストで競われるほどの美しさを持っているのですが、激しい闘争性もあるので、飼育するにあたっては注意すべき点もあります。また、コップで飼える熱帯魚という販売キャッチコピーのままではなく、ちゃんと飼育環境は整えてあげたいところです。そこで今回は、ベタの上手な飼い方☆種類や生態と毎日のお世話の注意点についてお伝えします。

 

ベタの上手な飼い方☆
種類や生態と毎日のお世話の注意点

 

種類について

まず、野生のベタと品種改良されたベタに分けられます。一般的に販売されているのは、トラディッショナル・ベタです。さらに改良されて、ショーに出せるほど美しいベタという意味のショーベタという品種があります。

流通量が多いのは、ベールテールと呼ばれているものです。尾びれの特徴で分けれるのですが、ダブルテール、クラウンテール、キングテールと呼ばれるベタがいます。尾びれを広げると半月のようなハーフムーン、満月のようなフルムーンというベタなどのように美しさが競われている品種も増えています。

また、闘魚としてのプラカットという品種のベタがいるのですが、そのプラカットと観賞用のベタをかけあわせたものも増えています。プラカットハーフムーン、プラカットクラウンテール、プラカットダブルテールといった具合です。

 

水槽について

ベタの飼い方なんですが、水槽は小さいものでOKです。熱帯魚の水槽セットなら、種類も豊富にあります。中でも、18センチ×18センチ×20センチというようなワンルームというかキューブみたいな水槽が人気です。

もともとの習性で激しく喧嘩をしてしまうため、特にオスのベタの飼い方としては一匹で飼うのが通常なんです。品種改良など、本格的に繁殖させていくのが目的でないのなら、観賞用の小さめの熱帯魚飼育セットの水槽がおすすめですよ。

 

水換えと水槽の手入れ

水換えは、ベタの飼い方としては、月に2〜3回の目安で大丈夫です。水槽にフィルターを使用している場合は、月に1回を目安としてください。必ず、カルキ抜きした水で行ってくださいね。

ベタの場合は4分の1くらいずつ、少しずつ水を加えながら、数時間かけて水合わせをしてあげてください。急に、水質が変わるのを避けるためです。また、水槽の手入れに洗剤を使うのはNGですので気をつけましょう。

 

えさのあげ方

1日に2回、えさを与える時間を決めることをおすすめします。1回に与える量は、ベタ1匹につき3〜5粒で充分です。与えすぎに注意して、水を汚さないようにするのがベタの飼い方では大事なんです。えさは、ベタ専用のものが販売されていますので安心してくださいね。

 

フレアリングとは

ベタの飼い方で特別なのは、フレアリングです。フレアリングとは、他のベタの姿を見たときに、ひれを大きく広げて威嚇する動作のことを言います。ひれを広げる動作が少ないと固まってしまうので、鏡に映った姿を見せて、フレアリングをさせるというケアも必要なんです。

ベタは、きれいな尾びれを持って生まれてきます。コンテストに出すようなベタではなくても、美しい姿を保たせてあげるのも、ベタの飼い方では重要なポイントと言えるかもしれませんね。また、フレアリングできるかどうかを見るのは健康状態の確認にもなるので、ひれを広げる姿を定期的に見てあげてください。

 

以上、ベタの上手な飼い方☆種類や生態と毎日のお世話の注意点をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

ベタは、ひれを広げた姿は、ほんとうに美しいのですが、オス同士でいっしょになると、一方が再起不能になるまで闘うような一面もあります。タイでは、賭けの対象として闘わせるほどなんだそうです。

そんな激しさから、ペットとしては一匹ずつ飼育するというベタの飼い方が主流なんです。たくさんの違う種類のベタが泳ぐのを見たい場合は、違う種類のベタの分だけ水槽を準備して観賞するスタイルになります。

一匹一匹の個性が際立っているので、一つ一つの水槽のレイアウトにも個性を持たせて、数種類のベタを飼育すると、より一層癒されること間違いなしです。ベタをそばに置いて、群れで泳ぐタイプとは違う観賞の楽しみ方を味わってみてくださいね。

 

まとめ

ベタの上手な飼い方☆種類や生態と毎日のお世話の注意点とは

・種類は、大きく分けると野生のベタと品種改良されたベタに分けられる
・小さめの水槽で、一匹ずつ飼育する
・急に、水質が変わらないように、水換えには時間をかける
・えさを与えすぎて、水を汚さないようにする
・フレアリングで美しい姿にしてあげる


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