特徴は、短毛種で頭は比較的小さく、丸みのあるくさび型、鼻は幅広、目は少しつり目気味で丸い形、被毛は密集していて柔らかめ、脚の長さは普通で、力強く筋肉質。尾は太い。そんなベンガル。
性格は、野生的な外見に反して、実に大人しく温厚です。 イエネコとしては珍しく、水に濡れることを嫌がらず、水遊びを好む個体も多いとの事。そして、多くの個体は高い所に上りたがるのだそうです。
とても魅力的なベンガルのブリーダーを探すときの5つの注意点について考えてみましょう。
ベンガルのブリーダーを探すときの5つの注意
専門ブリーダーならではの利点を活かす
優秀なブリーダーから子猫を購入する場合、販売中間業者や小売店における人件費や中間マージンが価格に上乗せされないため、ペットショップの価格と比較すると低価格で良質な子猫を購入することができます。
直接取引により、健康を害するリスクの高い流通段階を省く事で感染症にかかる心配も無くなり、劣悪な環境に滞在させる不安も低減できます。
基本的なしつけ、例えばトイレなどの基本的なしつけをしてくれるケースもあります。
また、事前に、きちんと子猫の育った環境や親猫など、子猫の生活ぶりを見学させてくれるブリーダーなら安心です。
その猫種の飼育にかけては、絶対的な自信と確かな知識を持っていて、またブリーダーと言う仕事に誇りを持って飼育しているかを見極めましょう。
血統を明らかにしてくれるブリーダー
しっかりした血統を知る事は大切です。それによって、その子猫が成長したらどの様な成猫になるのか、ある程度わかります。
ペットショップでの購入では、販売されている段階でも血統書が無いケースもあり、血統を確認できないまま購入しなければいけない場合もあります。
ブリーダー直販であれば、見学する事により、母猫を確認でき、父猫が同猫舎であれば父猫までも確認することができるのです。
また、社会性のある成長親猫や兄弟猫、誕生日が近い子猫などと一緒に育てられていますから、おのずと子猫にも社会性が身に付いているものです。
ご存知の様に、ペットショップでは店頭でショーケースに個々に入れられ展示されていますので、残念な事ですが、優良なブリーダーの元で成長した子猫とは社会性に大きな違いが出てきてしまうのです。
専門ブリーダーから子猫を迎えれば、優れた血統の猫を迎えることができることが最大のメリットです。優秀なブリーダーはキャットショーで優秀な成績をおさめた親猫の間に生まれた子猫もいます。
血統に恵まれた猫は、当然、容姿端麗に育ち、健康的で性格的にも優れた猫に育つ資質を持っていると言えるでしょう。
子猫を迎える際には、遺伝性疾患と感染症に注意したいものですが、ブリーダーは適切に血統を管理することによって遺伝性疾患をもった子猫が生まれてこないように細心の注意を払い、配慮して管理するものです。
また、子猫の性格は育った環境による影響もありますが、血統に因る部分も大きいものなのです。したがって、優秀な血統に恵まれて生まれてきた子猫は性格的にも優れていると言えるでしょう。
健康管理やサポートシステムが充実しているブリーダー
良いブリーダーは、猫ちゃんの末永い幸せを一番に考える物です。オーナーさんが猫ちゃんに充分な愛情を注ぎ、猫ちゃんが生涯幸せに暮らせるか、が大切だと言います。
提供前は勿論、提供後のサポート体制にも力を入れてくれるのが、優良ブリーダーの証です。
保証制度、医療、美容(トリミング)、ペットホテル、しつけ、通信販売など、子猫提供後も万全のサポート体制で、さまざまなオーナーさんのニーズに応えるよう日々努力しているものです。
専属獣医師による視診・触診・聴診による健康診断を一頭一頭実施していてくれていたら安心です。また、健康診断証明書を発行してくれるなら、言う事なしです。
オーナーさんの元にやって来た時は元気だった子猫でも、環境の変化により、ストレスで下痢をしたり、風邪を引いたりなど体調変化や健康不良を起こすことはよくあるものです。
せっかく新しい家族になっても、そのような不安を抱えながら暮らしていくのは、オーナーさんにとっても子猫にとっても好ましくはありません。
そんな時、少しでもオーナーさんの安心の手助けになる様、万が一、子猫が病院にかかった場合の、医療費の負担軽減のため、30日間の健康保証を付けたり、保険への加入を指導してくれたりします。
また、保証期間を設けて、FIP(猫伝染性腹膜炎)などに対応してくれたりするブリーダーも多い物です。
例えば、子猫の引き渡し日より30日間などの保証期間や、FIPを発症し、死亡した場合には、限度額を10万円として子猫販売価格を支払う、180日間のFIP生体保証サービスなど様々です。
オーナーさんの要望をきちんと聞いてくれるブリーダー
容姿だけではなく心身ともに「良い子猫」を紹介してくれるのが、優秀なブリーダーです。
子猫の健康状態や遺伝的疾患がないかということを重視し、遺伝的に問題があり、今後病気を発症しやすい個体などは絶対に販売しないものです。また、性格もしっかりと見極め、オーナーさんの希望に沿う子猫を紹介してくれます。
優秀なブリーダーというのは心身ともに優れた資質をもった子猫を販売する事を重視する物です。そのような優良ブリーダーに育てられた子猫こそ「良い子猫」と言えるでしょう。
親身になって相談に応じてくれるブリーダー
優秀なブリーダーは、大切に育ててきた親猫の産んだ子猫のことを、まるで我が子のように可愛がって愛情込めて育てるものです。そのため、新しいオーナーさんの元に引き取られた後も、わが子のことを心から気にしているものなのです。万が一、オーナーさんから飼育に関する相談がくれば親身になって有益なアドバイスをしてくれるものです。
ブリーダーから直接購入することは、クオリティの高い猫を、適正な価格で購入することができるのと同時に、優良ブリーダーから子猫を迎えることの安心感というメリットが、いかに大きいかという事がとても重要なのです。
いかがですか。以上が、ベンガルのブリーダーを探すときの5つの注意点です。ブリーダーの中にも、いくつかのパターンがあり、全てのブリーダーが優秀なブリーダーであるとは言えません。
全ブリーダーが溢れんばかりの愛情でベンガルの親猫を育て、繁殖や出産、子猫の飼育にあたっていると言い切る事は、難しいというのが正直な所です。
特に、ベンガルの様に希少な猫なら尚の事、販売目的で繁殖させているという現実もなくはないでしょう。
一方、興味本位で、不勉強のまま、ベンガルを欲しがる人には、自分が愛情を注いだ大切な子猫を譲りたくない、そんなオーナーさんならご遠慮ください!という位の意気込みをもったブリーダーもいる様です。
確かに、近年のペット産業は、流行や風潮に流され、とても安易で、結果、不幸な動物達を生み出してしまっている現状があるというのも現実なのです。そんな、嘆かわしい現状に喝を入れられるブリーダーこそ、優秀なブリーダーと言えるのではないでしょうか。
まとめ
ベンガルのブリーダーを探すときの5つの注意
・専門ブリーダーならではの利点を活かす
・血統を明らかにしてくれるブリーダー
・健康管理やサポートシステムが充実しているブリーダー
・オーナーさんの要望をきちんと聞いてくれるブリーダー
・親身になって相談に応じてくれるブリーダー