アビシニアンの性格と飼い方を徹底調査

アビシニアンの性格と飼い方を徹底調査

細身ですらりとしたシルエットが何とも言えない優雅さを感じさせる猫、アビシニアン。私の大好きな猫の種類の一つです。現在では日本でも人気のある猫種としてペットショップなどでよく見かけますが、彼らがどんな性格をしているか、気になりますよね。

一目見ただけでは、「高貴な外見だし、大人しくてプライドが高そう……」と、思ってしまいますよね。ですが、本当のアビシニアンの性格は、そうではないのです。

ここで、アビシニアンの性格的な特徴と、それに合わせた適切な飼い方のアドバイスをまとめました。きっと、アビシニアンをこれから飼いたいと思っている人に役立つこと間違いなしです。今回は、アビシニアンに興味がある人にぜひ知っておいて頂きたい、色々なことをお伝えします。

 


アビシニアンの性格と
飼い方を徹底調査

 

クレオパトラにも愛された、古くから存在する猫種

アビシニアンという名でこの猫種が知られるようになったのは1800年代のことですが、本当はもっと古くから存在していたという説があります。

それは、古代エジプトの壁画に描かれている「聖なる猫」にそっくりな容姿を持つことから由来しています。また、その優雅な外見から、あの世界三大美女の一人であるクレオパトラに飼われていた猫種だという伝説があるようです。真偽は定かではありませんが、確かに、あのしなやかで美しい猫には、美女の膝の上がとてもよく似合う印象がありますよね。

 

「犬のような性格」とも言われる

そんな優雅な外見のアビシニアンですが、性格はどうなのでしょうか。外見から連想されるものとしては、高貴で、悪く言えばお高く止まったような印象がありますよね。ですが、実際はそんなことは無いのです。アビシニアンは、よく「犬のような性格をしている」と言われることがあるほど、飼い主に忠実で、人懐っこい猫種なのです。

彼らは、家の中ではいつも飼い主について歩き、自分の名前を呼ばれるとすぐに駆け寄って来てくれるほど懐いてくれます。また頭も良く、飼い主とコミュニケーションを上手に取ることができるため、猫を飼う初心者にもおすすめできる猫種なのです。

 

極度の甘えん坊

賢く、そして人懐っこいことが長所のアビシニアンですが、その反面、とっても甘えん坊な一面を持っています。その傾向は特にオスの方が強いようで、飼い主に構ってもらえないと、強烈な自己アピールに走ることもしばしばあります。

そのアピール方法としては、遊んで欲しくて飼い主をストーカーのようにつけ回したり、身体を強く擦りつけたりすることが多いようです。また、人好きなうえ、懲りない性格をしているため、叱られても時間が経てば、すぐにけろりとして再び飼い主にすり寄ってきます。

あまり猫っぽくない性格ですが、こんな甘えっぷりがアビシニアンの良さとも言えますね。

 

イタズラ好きなので要注意

甘えん坊が高じると、飼い主に構って欲しいがために、イタズラをして気を引こうとする場合もあります。例えば、その高い運動能力を活かし、高いところからものを落とすとか、家中の色々なところに入り込んだり登ったりします。

また、噛み癖がついてしまったアビシニアンは、飼い主の手や足をガジガジと甘噛みしてきたりもするようです。このように、目が離せないアビシニアンですから、あまり時間をかけて遊んであげられない人や、留守がちな人の場合は、手を焼いてしまうかもしれません。

 

たくさん運動させる必要がある

アビシニアンは身体を動かすのが大好きな猫種なので、毎日運動しやすい環境を整えてあげましょう。ですから、あまりに狭いところや、落下しやすいものが高いところに置いてあるような環境はあまりおすすめできません。

室内には思いっきり走り回れるようなスペースを確保し、そして、飼い主も一緒に遊んであげられるような時間を取ってあげて下さい。また、ボールなどのおもちゃを使って遊ぶことも大好きなので、アビシニアン用にいくつかおもちゃを用意してあげると良いでしょう。

大人しいタイプの猫種とアビシニアンを多頭飼いしている場合は、アビシニアンが遊んで欲しがり、相手が疲れてストレスを溜めてしまう場合があるので、性格的な相性をちゃんと見てあげましょう。

 

いかがでしたでしょうか。アビシニアンの性格と、それを踏まえた飼い方のポイントなどについて、お伝えしました。

アビシニアンはその立ち姿から「バレエキャット」という異名を持ち、美しい鳴き声で鳴くことから、セレブ猫の印象があります。ですが、実際は甘えん坊で人懐っこいという、見た目とは裏腹な性格を持っています。

人は見かけによらないという言葉がありますが、猫だって同じく見かけによらない性格を持っているものなのです。アビシニアンは、人に置き換えると、気さくでフレンドリーな絶世の美女、といったところでしょうか。

もし、そんなアビシニアンの魅力を身近で感じたいと思ったなら、是非家族に迎え入れて一緒に生活することをおすすめします。

 


まとめ


アビシニアンという猫は

・クレオパトラにも愛された、古くから存在する猫種
・「犬のような性格」とも言われる
・極度の甘えん坊
・イタズラ好きなので要注意
・たくさん運動させる必要がある


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