ベンガル猫といえば、がっしりとした筋肉質でありながら細身の体格が魅力的な猫ちゃん。中には長毛種のベンガル猫もいますが、基本的には短毛種、まるで小型のヒョウやトラのような風貌をしていることがほとんどです。
こうした野性的なルックスのイメージを裏切ることなく、運動量も多めの猫として知られています。そのため、ベンガル猫を家族に迎え入れるにはそれなりの準備が必要です。他の種類の猫を飼うときよりも慎重にならなければいけない部分もあるでしょう。
また、ベンガルの運動量以外にも考えてあげなくてはならないことがあります。どんな環境を用意すればベンガル猫に快適に過ごしてもらえるのかを解説していますので、これからベンガル猫ちゃんを迎えたいという人は参考にしてください♪
ベンガルを飼いたい
あなたが準備しておくべき部屋環境
広々とした部屋
ベンガルを飼う上で一番必要なものは、やはり広い部屋でしょう。歩いたり走ったりジャンプしたりと運動量がとても多い猫ですので、思う存分動き回れるような部屋が少なくとも一つは必要です。
また、ベンガル猫にお留守番をさせることが多いのであれば一人でも遊べるようなおもちゃを用意してあげるのがおすすめ。さらに意外に寂しがり屋な部分もあるので、お留守番させたあとは存分に可愛がってあげましょう。
障害物の少ない部屋
ベンガルは走り回ったりジャンプしたりと動き回るのがとても大好きです。しかし、運動している最中に家具やインテリアにぶつかり、壊したり怪我をしたりという事故が発生する可能性がその分高いのも事実。ベンガル猫をお留守番させにくい理由ともなっています。
そこで、ベンガル猫用に用意した広い部屋にある障害物はできるだけ片づけておきましょう。壊れやすいガラス製のアイテムや磁器製のコップ、壺などには特に注意です。猫がかじるおそれのある電気ケーブルにも要注意してください。
キャットタワー
ベンガル猫が自由気ままに遊んだり休憩したりする場所を作りたいなら、キャットタワーの設置がおすすめです。ある程度高さのあるキャットタワーなら上り下り運動ができますし、疲れたら中の小部屋に入って休むことができます。
最近では爪とぎができるタイプやおもちゃがついているタイプのキャットタワーもあります。猫にとっては遊びと休憩の両方を楽しむための大切な場所ですので、ぜひ猫ちゃんがワクワクしてくれるようなキャットタワーを選んであげてください。
ベンガル猫のための温度調節
意外に見落とされがちではあるものの、ベンガルは短毛種の猫の一種です。そのため寒さにはなかなか弱く、暖かい環境を用意してあげる必要があります。「ベンガルだから体も丈夫だろう」と寒い部屋に入れっぱなしにしておくとストレスがたまり、病気などにつながる可能性もないわけではありません。
できれば暖房器具やホットカーペット、毛布などがある部屋で過ごさせてあげましょう。就寝用・お昼寝用のベッドもふかふかとした温かめのタイプのものがおすすめです。
とはいえ、ベンガル猫だからといっていつも暑い環境を好むわけではありません。「暑いな」と感じたら逃げられるような涼しい場所も作ってあげましょう。
日当たりの良い場所
ベンガル猫に暖かく居心地の良い環境を用意するには、太陽光の入りやすい部屋もおすすめ。これならベンガル猫ちゃんがお日様の光が当たっている場所で日向ぼっこを楽しむことができるからです。
外飼いにすると危険も多いため室内飼いが向いているとはいえ、日光浴はやはり大切。暖房の当て過ぎもベンガル猫にとってはストレスになることがあります。そうした意味では自然光での日向ぼっこや日光浴を楽しめる日当たりの良い部屋はベンガルにとっては好都合です。
湿度調節もしっかりと!
ベンガル猫が気持ち良く快適に過ごせる環境づくりに必要なのは温度調節だけではありません。常にちょうど良い暖かさをキープした部屋も大切ですが、同じように最適な湿度調節も必要となります。
日本の冬は乾燥しやすいため特に注意が必要です。猫ちゃんが一日の多くを過ごす場所には加湿器を置くなどし、乾燥防止を心がけましょう。ベンガル猫がどのくらいの温度や湿度を理想とするかは猫ちゃん自身の体調や機嫌などから判断することが可能です。
ベンガル猫を飼うために必要な環境づくりのポイント、いかがでしたか。
やはりその野性味あふれる風貌に従い、運動量も多めなベンガル。自由気ままに動き回れるような広い環境が必要になります。おもちゃやキャットタワーなどを置いて空間に余裕を持たせるのがおすすめです。なお、事故防止のため貴重品や壊れやすいものはベンガル猫の周りに置かないようにしましょう。
また、短毛種のベンガル猫のための温度調節も必要です。冷暖房の温度に気を配ったり、日当たりの良い部屋を用意してあげたり、ふかふかで気持ちの良いベッドや毛布をあげたりなど、できることはたくさんあります。
さらに、体調を崩さないための湿度調節もとても大切。猫ちゃんの体調などを観察しながら最適な温度・湿度を整えてあげましょう。
■まとめ■
ベンガル猫を飼うための室内環境づくりのポイント6つとは?・運動大好きなベンガル猫には広い部屋を用意
・事故防止のため、貴重品や壊れやすいものはしまっておこう
・遊び・休憩のできるキャットタワーが必要
・短毛種のベンガルには暖かい部屋が必要
・日向ぼっこのできる日当たりの良い場所を
・温度調節に加えて湿度調節も必要