最近では、キャラクターとしても、とても人気なカピパラ。そんな可愛い癒しキャラのカピパラを、ペットに出来ないだろうか、なんて一度は思ってみた事はないですか?
冬の寒くなってなって来る季節には、動物園の動物達が、温泉につかる映像を目にしますが、猿さんに並び、カピパラもそんな温泉入浴客の常連さんですよね。
しかし、動物園でみるカピパラも、実にマッタリ、癒し系ですけど、果たしてペットとして飼う事は出来るのでしょうか?確かに、私の身の周りで、カピパラ飼ってるよ!なんて人は見た事も聞いた事もないので、カピパラはゾウなどと同様、動物園で観る物と思っていました。
しかし、確か、動物園によっては、ふれあい体験などもさせてくれる所もあったかも?という事は・・・カピパラってペットにできるの?カピパラ色々お答えします、カピバラを飼ってみようとお考えの方は、参考にしてみて下さい。
カピパラってペットにできるの?
カピパラ色々お答えします
気になる生態は?
人気のあのキャラクターを見る限り、カピバラの大きさを想像するのは、少し困難です。実際のカピパラは、体長105-135cm、体重35-65kgにまで成長する結構、中型から大型になる動物ですね。
見た目同様、性格は非常に穏やかで、人に懐くという事から、実は、ペットとしても意外に人気があるのです。
身体の特徴としては、5cm以上もあるタワシのような硬い体毛に覆われていて、泳ぎも得意で、前足後足には蜘蛛の巣状の水かきまでついているのだそうです。
また、カピパラは、齧歯類としては珍しく水中での生活に適応しているので、長期間水中に入れない環境が続いてしまうと、皮膚が乾燥し過ぎて傷むなどの不都合が生じます。その為、飼育には水辺の環境を整えたり、皮膚の乾燥に配慮する事が必要になる訳ですね。
寿命は5-10年と言われています。主な活動時間は朝夕で、草食性の為、川辺で草や草の実、根、水中の植物や木の葉などを食べて過ごすのだそうです。
普段の生活ぶりは?
そんなカピパラ達は、自然界では群れを成して泳いでいるのだそうですが、その様子を想像できますか?私は、ニュースなどで目にする、せいぜい、数頭、親子で温泉浴なんて、マッタリの図しか浮かんでこないのですが(笑)・・・
捕食動物から身を隠すために水中に5分以上潜ることができ、鼻先だけを水上に出して眠ることもあります。
乾季になると、水場を求めて、それぞれの群れが大移動するので、結果的には100頭以上の群れとなることもあるのだそうですよ。あのカピパラが、そんな群れている様を想像すると、圧巻でしょうね。
繁殖の様子は?
オスには、鼻の上に分泌腺(モリージョ)があり、交尾期になると、メスを惹き付けるために、これを周囲の木の葉にこするという習性があるそうです。
妊娠期間は150日で、齧歯類の中では例外的なのですが、巣を作らず、水辺の草むらに直接仔を1-7匹生むというのが、とても特徴的ですね。
群れは、一頭のオスと複数のメス、そしてその仔達からなる10頭ほどで生活し、集団で子育てを行うのだそうです。
実際に購入するには?
当然、カピパラと言えば、外国産の動物で、見た目も大きいので、普通の家庭で飼うには何か許可も必要になるのではないか?と思ってしまいますよね。
調べてみると、特に飼う許可などは必要ではなく、個人でカピパラをペットにする事は可能なのです。
しかしながら、カピパラは当然、普通のペットショップで売っている訳ではありません。つまり、カピパラを個人で飼う事はできますが、簡単に飼える動物というわけでもありませんので、専門のカピパラを取り扱うペット販売業者、またはお店を探さなければならないのです。
また、許可は必要ないとしても、外国の動物ですから、面倒な手続きは必要になるとの事ですので、しっかり、打ち合わせをした上で購入しましょう。
かかるコストは、どれくらい?
カピパラは個人でペットにできますが、購入するにも、環境を整えるにも、維持していくのにも、正直な所、かなりお金はかかります。
そして、何よりカピパラ1匹の価格も、500,000円~700,000円とかなり高額です。
そして、大型の動物には、それに見合ったスペースも必要で、水場や水辺の環境も整えるとなると、現実問題、都心の住宅事情では不可能だと言わざるをえません。
また、万が一のタ長不良に専門の知識を持った獣医師さんに看て貰う事を考えると、なかなか簡単には、見積もりがたてられませんね。
しつけは出来るの?
カピパラは『齧歯類』なので、前歯が一生伸び続けます。この為、適切な餌を与えるなど、しっかり対処しておかないと、伸びる前歯を磨り減らす為、高級な家具や飼い主さんの大切な物もガジガジと噛んで傷付けてしまうそうです。
かじらないで済む様に普段からの歯のケアをしてあげたり、かじって良い場所を作り、じっくり教え込む事が大切になってくるでしょう。
カピパラのトイレ、つまり排泄は、基本的に水中で行われます。しつけで慣れさせる事ができるのならば、前足を水を入れた洗面器や水盤に入れただけでも水中にいる感覚になれ、排便させられるという方法もあるそうですが、基本的には体全体が水中にある状態での排便が自然なので、トイレのしつけは、多少困難でしょう。
飼育の為に、必要な環境は?
カピパラはそもそも、暖かい地域である熱帯地方原産の動物であるため、冬季の日本の寒さには、弱いと思われますので温度管理が出来る施設が必要となります。
カピパラは、水の中で排便を行うため、そして、皮膚ケアのため、カピパラ用の水辺は、用意した方が良いでしょう。
また、もしカピパラが病気や怪我をした場合、診てくれる獣医さんがあまり居ないので、飼育する前に、近所の獣医さんに事前に相談されておいた方が良いと思います。
カピパラの性格は?
草食動物なので、基本的には温厚です。決して『凶暴』といった事は無いと思いますが、犬や猫などとも異なり、また、家畜化(南米などで食肉用として飼育)の歴史も浅いという事なので、飼い主さんにベタベタするような慣れ方をする動物ではありませんので、カピパラをペットに、とお考えの方は、そこの所を、意識した上で飼育する必要があります。
また、飼育していたカピパラが、同居していた小型の猿を攻撃して死なせてしまった事故も過去には報告されているそうですので、温厚そうだからといって、安心しきって無防備に接する事はしない方が良いでしょう。
世界最大の齧歯類のカピパラですから、万が一、怒らせてしまえば、当然その咬む力は侮れないのです。
いかがですか。以上が、「カピパラってペットにできるの?カピパラ色々お答えします」をテーマにしたご報告です。
一言で表現するのなら、カピパラとは、南アメリカにすむ巨大なネズミなのです。勿論、ネズミの仲間の中では最大の物です。又、南アメリカには、カピバラの毛皮と肉をとるため専門の牧場もあるそうです。
自然界でのカピパラは、湖や池、川、湿地の近くの森林に、20頭前後の群れをつくって暮らしているのが普通で、主に、朝と夕方に活動し、泳ぎがうまく、敵に出会うと水に飛びこみ、もぐって逃げるという意外に活発に行動出来るものなんですね。
勿論、動物園でも人気者です。しかし、カピパラに限らず、動物を育てると言うことは、愛情だけではなく、育てるための知識や環境、責任が必要である事は原則です。
まとめ
カピパラってペットにできるの?カピパラ色々お答えします
・気になる生態は?
・普段の生活ぶりは?
・繁殖の様子は?
・実際に購入するには?
・ かかるコストは、どれくらい?
・飼育の為に、必要な環境は?
・カピパラの性格は?