猫の吐く行為が毛玉だけではない7つの真実

猫の吐く行為が毛玉だけではない7つの真実

猫ちゃんが吐く時って一般的にはグルーミングの際に飲みこんでしまった毛玉を吐く為って思っている方が多いですよね。

猫ちゃんは案外手間のかからないペットです。唯一気になる事と言えば抜け毛や被毛のお手入れですよね。しかし比較的猫ちゃんは自分でお手入れをしてくれるので手間いらず。その際に飲み込んでしまう毛玉を吐く時はありますが…。

我が家には4匹の猫達が暮らしていますがその内訳は長毛組♂2匹、短毛組♀2匹です。そんな猫の中でよく吐くという子は長毛♂の1匹。彼はとても小まめに毛繕いをしているせいか頻繁に毛玉嘔吐をします。

他の子達は「餌をそのまま呑込んだのね…。」という様な状態の嘔吐を稀にする程度です。そんな時私は『はらぺこ』のあまりがっついて食べたのかと判断します。あるいは元気がないようであれば体調不良を疑いますね。

猫の嘔吐の理由は様々…猫の吐く行為が毛玉だけではない!飼い主さんが知っておくべき7つの真実についてお話します



 


猫の吐く行為が毛玉だけではない
7つの真実

 


胃の内容物を強制的に吐き出す生理現象


猫ちゃんの場合の「嘔吐」は胃の内容物を強制的に吐き出す生理現象として行います。一般的には後足を曲げ前足で上半身を支え「カッコンカッコン」という音と共に腹筋を何度か伸縮させて胃の内容物を吐きだします。

猫が比較的よく吐くという理由は猫の嘔吐反射が弱い為と言われます。この嘔吐反射とは喉の奥に刺激が加わると反射的にえづいてしまう現象ですが『丸飲み』を基本とする猫は極めて弱いと考えられます。

この反射が弱いというメリットはルーツをたどれば砂漠で生活していた猫達。たとえ水が無くても固い食べ物を難なく飲み込める点にあるとも考えられます。

人間ならば水分が足りないと飲み込む事に抵抗や危険を感じ飲み込む前に吐き出す。しかし猫の場合にはそんな状況でも完全に飲み込んでから吐き出す違いです。

猫の胃袋は体重3kgで180ml、4kgなら240mlのような一般的な大きさから考えれば容量を超え大量に餌を丸飲みすれば胃が驚いて押し返す。つまり、これは慌てて食べたものが未消化のまま吐き出されただけなので心配するには及ばないのですね。

 


嘔吐は何らかの病気の徴候?


猫が吐く…つまり嘔吐には正常な場合と異常な場合がありますので飼い主さんはしっかりした見極めが大切です。正常な嘔吐の代表的な物は毛玉が溜まったり猫草を食べた時、あるいは餌を一気にドカ食いしてしまった場合です。

むしろこの様な場合にも猫が吐かない様なら胃の中に飲み込んだ毛が溜まってしまい毛球症になってしまう危険性がありますので吐いた方が安心と言う訳です。つまり食事の後、食べたばかりの餌を吐いたり嘔吐物に大量の毛や草が混じっているのなら正常の範囲内です。

また一度吐いただけで他に下痢などの症状がなく元気であれば半日から1日絶飲食の後猫ちゃんの様子を見ます。この時何もなければ心配ありません。猫が吐いた場合の対応としては絶食・絶水をしてみて経過を見るのが基本です。それでも繰り返し吐くようなら消化器系の病気や異物の誤飲・毒物による中毒・ウイルス性感染症などを疑ってみるのです。

しかし吐いたものの中に回虫がいる・食事後必ず吐く・嘔吐物に薬品臭がする・吐こうとはするが出ない・吐いたものの中に血が混じるなどは要注意です。猫が吐いた場合これらの様子が見られたら異常な嘔吐として正しい対応をする様にして下さい。

可能性としては寄生虫や食品アレルギー・内分泌疾患・誤飲誤食による中毒が考えられます。特に猫はひもや糸・ボタン・ビニールなどの誤飲が多くこの様なケースでは最悪の場合、開腹手術が必要になることもあります。

その他悪性腫瘍などの重篤な疾患の場合もありますので嘔吐物そのものや写真などを持参して獣医師に相談するのをお勧めします。

 


与えている餌の内容が原因?


猫ちゃんに与えるお食事も結構コストはかかります。お腹が一杯になれば満足してくれる…質より量とお考えの飼い主さんがいらっしゃるのも当然です。しかし品質には神経質になり過ぎて拘る必要はありませんが残念ながら『激安』と銘打たれた商品には添加物たっぷりの猫ちゃんに与えるには心配なフードもないとは言い切れません。

この様に餌が原因で猫ちゃんが吐く場合、年齢には関係なく毎日毎食口にするものですから気を使ってあげて下さい。最低限でも猫ちゃんの健康を害する成分が入っていないかどうかだけはしっかり気にしながら餌選びは慎重にするべきです。

その様な添加物同様、油分の多いフードは特に高齢猫の場合望ましくありませんので猫の健康と餌の関係性は常に意識するのが大切です。高齢猫なのに若年層向きの食事を与えるのも問題がありますので充分気を付けてあげて下さい。

 


おやつを与え過ぎてはいませんか?


普段からお食事の他におやつを必要以上に与えていたりはしていないですか?遊びのなかにおやつを取り入れている飼い主さんも少ないくは無いようです。猫ちゃんにとって食事と同様、運動など遊びも大切です。夢中に遊ばせるためにおもちゃのほかにおやつで釣ったりはしていないか、今一度思い起こして下さい。

もしそうであればカロリー過多や過食になっている場合も少なくはありません。猫ちゃんの食が進まなかったり吐いたりしてしまうのはその可能性も考えられます。猫ちゃんにとっても人間の子供と同じように正しい栄養管理に嗜好品は邪魔になる場合も少なくは無いのです。

ただ単に食べ過ぎのケースもあるかも知れませんから猫ちゃんが頻繁に吐くのなら今一度食生活の見直しをお勧めします。

 


フードの形状が合っていない?


フードにも様々なタイプがあります。猫ちゃんの好みも色々。最適なフードを与えるのが一番重要です。そもそも猫は丸飲みが基本ですが餌の粒が大き過ぎるとか固過ぎて上手に噛む事が出来ずほとんどを飲み込んでいたら猫ちゃんは吐いてしまいます。

猫ちゃんの食べる様子をご覧になっていただけたらお解りになると思いますが「カリッカリッ」と噛んではいますのでドライフードを与えるのなら是非その点に配慮してあげて下さい。

 


嘔吐物に白い泡・黄色い液体を吐くのは空腹の合図


猫が吐いた時はその嘔吐物の状態はしっかりと観察して下さい。それによってその行為の意味を理解出来る場合がほとんどです。もし嘔吐物が白い泡ならそれは胃液であり黄色の液体なら胆汁です。お腹が空いている合図と考えて良いのです。

猫ちゃんの胃が空っぽなせいで白い液体の胃液や黄色い液体の胆汁が逆流してしまうのです。このような場合の対策としては空腹が原因と考えられるので食事を小分けにして与えるなど食事間隔が開きすぎない配慮で解決するケースも多いようです。

 


嘔吐物が便の匂いがするなら腸閉塞の可能性あり


猫が吐いた時には嘔吐物の内容と共に匂いのチェックも肝心です。もし嘔吐物に便臭がする様な場合には腸閉塞を起こしている疑いもあります。これは猫の細い小腸に何らかの異物などが詰まってしまい消化中の食べ物が大腸方向へ流れなくなっている状態が起こっている可能性があるのです。

この場合も放っておくと重篤な事態になりかねませんので早急に獣医師の診察を受けて正しい対処をして猫ちゃんを楽にしてあげて下さい。

 


生まれつき体内に消化酵素が少ない


猫ちゃんの中にも生まれつき吐きやすいタイプの猫ちゃんもいます。生まれもった体質という意味では要因としては『消化酵素が少ない』点があげられます。本来食物を口にすれば自然に体内で消化する機能が働く物ですがそれが不十分な為に消化不良を起こし吐くと言えばわかりやすいですね。

 

いかがですか。以上が猫の吐く行為の理由が毛玉だけではない7つの真実です。とにもかくにも我が家の猫ちゃんが吐いたら飼い主さんは沈着冷静にその様子と嘔吐物を観察する姿勢が肝心なのです。

更にはここ数日の猫ちゃんの様子や日常生活の中のちょっとした変化など見落とさずしっかりと把握しているという点がポイントになりますのでそれだけは常に意識しておいてください。猫ちゃんも人間の様に言葉で伝えてくれるなら原因解明も対応も楽なのですがそうはいきません。

ここは飼い主さんの鋭い観察眼と正しい危機管理能力・豊富な知識にかかって来る訳です。大切な猫ちゃんの健康は飼い主さんが守ってあげるしかありません。当然のことながら全てが心配な事態では無く問題のない嘔吐もある事実も踏まえた上で状況が正しく掌握出来る優れた飼い主さんでいて下さい。

 


まとめ


猫の吐く行為が毛玉だけではない7つの真実

・胃の内容物を強制的に吐き出す生理現象
・嘔吐は何らかの病気の徴候?
・与えている餌の内容が原因?
・おやつを与え過ぎてはいませんか?
・フードの形状が合っていない?
・嘔吐物に白い泡・黄色い液体を吐くのは空腹の合図
・嘔吐物が便の匂いがするなら腸閉塞の可能性あり
・生まれつき体内に消化酵素が少ない