猫の値段でもっとも高価な種類をランキング別にご紹介

猫を飼っている人にとっては、猫の価値は値段で決まるものではないということはご存知だと思います。ですが、世界的に高価な猫はどれくらいの値段がするのかは、興味がありますよね。猫の値段は、希少価値と人気によって決まるとされています。そのため、流行によって、価格別のランキングも変動しやすいものなのです。では、現時点で高価な猫と言えば、何という種類のものでしょうか。

ここで、現在家猫として飼うことができる猫の種類の中から、値段の高いものをランキングにしてみました。日本では入手が困難なレア種だったり、新発見された種類だったり、どこのペットショップでも見かけない猫ちゃんたちが登場します。それでは、猫の価格別ランキングをお伝えします。

 


猫の値段でもっとも高価な種類を
ランキング別にご紹介

 

1位:三毛猫(オス)

今、家猫の中で最もレアだとされているのは、三毛猫のオスです。三毛猫の毛色は性別を分ける遺伝子が関わっていて、通常はメスにしか三毛の色は表れません。ですが、遺伝子の異常などにより、1/30000もの確率で、極々稀に三毛の毛色を持つオス猫が生まれることがあります。これだけ希少な猫ですから、お値段は高くて当然。オークションでは、2000万円もの価格で取引されることも珍しくないのだとか。

ただ、三毛猫のオスは、遺伝子に異常がある状態で産まれてくるため、生殖機能が無いのが一般的です。また、あまり身体が強くない場合もあり、短命だという悲しい特徴もあるのです。

 

2位:サバンナキャット

野生の猫、サーバルと飼い猫を交配させて生まれたサバンナキャット。見た目は耳が大きくヒョウのような斑模様、野性を感じさせるしなやかな身体をしていますが、性格は社交的で人懐っこいです。体格は大きくなりやすく、体高50~75cm、中型犬くらいのサイズになることも珍しくありません。お値段は平均して100~200万円程度ですが、珍しい模様のものなどは、350万円の値が付けられることもあるそうです。また、日本ではサバンナキャットのブリーダーは今のところありませんので、入手するにはアメリカから輸入するしかありません。

お値段もさることながら、サバンナキャットを飼うにあたり大変なのはその手続き。アメリカから輸入するためには検疫の手続きを取らねばならず、輸入後も、飼育するには都道府県知事の飼育許可が必要になることがあります。

 

3位:アシェラ

アシェラという種類の猫は、あまり聞き慣れませんよね。この猫は、アフリカの野生種、サーバルとベンガルヤマネコの血を引く猫。見た目はヒョウをそのまま小さめにしたような印象です。小さめと言っても、一般の猫よりはかなり大型になります。このアシェラはアメリカのペットショップが交配して作り出した種類で、世界で最もエキゾチックな猫とも言われているそうです。

この猫のお値段は240万~300万程度。アメリカが原産のため、やはり日本で飼うためには輸入の手続きが必要になります。とても賢くて順応性が高く、しかも寿命が25年と大変長生き。もし、飼えるのだとしたら、長い付き合いの良い友達になってくれそうですね。

 

4位:ベンガル

やはり、高価な猫は野性的なものが多いようで、4位にランクインのベンガルも、ベンガルヤマネコと飼い猫を交配させた種類です。こちらはペットショップで見かけますが、高価なものはやはり高価。お値段には開きがあり、庶民でも手が届く数十万円のものから、模様などによっては300万円ほどするものもいるとか。最近はブリーダーも増え、かなり価格は下がりましたが、昔はどの個体も高価でした。毛色は、茶と黒のものが一般でよく見かけますが、白やグレーに黒の模様の、ユキヒョウそっくりの柄のものもいます。

このベンガルは猫白血病にかかりにくく、丈夫です。性格は温厚で飼いやすい種類ですが、元々野生の血を引いているせいか、運動をたくさん必要とします。

 

5位:ペルシャ

セレブな印象の長毛種、ペルシャ猫も高価な猫として知られています。日本ではひと昔前にブームになりましたが、アメリカなどでは今でもエキゾチックな印象の猫として不動の人気を誇ります。そのせいか、やはり毛並みや顔立ちによって価格が分かれ、高価なものだと百万円以上の値が付けられることもあるとか。確かに、ペットショップで売られている子猫も、他の種類よりも相場が高めです。やはり、ペルシャのゴージャスな印象から、飼う人もなんだかお金持ちのような感じがしますよね。

長毛種で気難しげな容姿の猫ですが、運動量が少なく鳴き声も小さめ、温厚な性格を持っているため飼いやすい種類として挙げられることが多いです。

 

いかがでしたか。ご覧いただいたように、世界にはまだ有名でない高価な猫がたくさんいます。また、ベンガルやペルシャなどは、ペットショップで見かけることも少なくないですが、野生の血が濃かったり、親猫の血統などによっては、値段はぐっと上がっていきます。でも、猫の値段に比例して飼いやすくなったり、丈夫になったりするわけではありません。あくまで猫の値段は、美しさや血統、希少価値などを考慮して人が決めた数字です。

つまり、保護された野良猫も、値段の高い猫も、命の価値は同じです。高価な猫は、確かに見た目からして高貴な印象がありますが、猫を飼う上で一番大事なのは飼い主との相性。例え雑種でも、あなたと仲良くしている猫ちゃんには、プライスレスの価値があると言って良いでしょう。

 


まとめ


猫の値段でもっとも高価な種類のランキングとは

・1位:三毛猫(オス)
・2位:サバンナキャット
・3位:アシェラ
・4位:ベンガル
・5位:ペルシャ


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