猫の風邪を甘く見てこじらせないでほしい7つのこと

 猫の風邪を甘く見てこじらせないでほしい7つのこと

猫の風邪は、放っておいてこじらせると大変な病気だということをご存知でしょうか。人間と同じく、ただの風邪だと思って甘く見ていると、悪化して思わぬ事態になることだってあり得るのです。この猫の風邪は、確かに軽いものなら通院させずに放っておいても治る場合がありますが、子猫だったり、元々病弱な猫の場合は、命に係る危険性もあります。このように、ただの風邪から命を落とすなんて、飼い主としては後悔してもしきれませんよね。そんな悲しいことになる前に、飼い主が猫の風邪について熟知し、対処法を知っておく必要があります。

今回は、猫の風邪の予防や処置の方法など、猫を飼うなら事前に知っておきたい知識を色々な角度からお伝えします。

 


猫の風邪を甘く見てこじらせないでほしい
7つのこと

 

 

猫の風邪の原因となる病原体とは

猫風邪を引き起こすのは、3つの病原体によるものが大半を占めます。それは、猫カリシウイルス、猫ヘルペスウイルス、猫クラミジア菌の3つです。このどれかに感染しているかによって、対処法が異なってきます。また、一つの病原体だけではなく、複合的にいくつもの病原体に感染している場合もあります。ですから、猫風邪かな?と思ったら、まずは動物病院に連れて行って、どの病原体によるものかを特定し、その後の治療方針を決めていきましょう。

 

ワクチン接種は必ず行おう

猫風邪になる前に、予防を行うのはとても大切なこと。その最たる予防策が、ワクチン接種です。猫風邪のワクチンは複数の病原体を予防できるものが一般的です。このワクチンは、猫風邪にかからないようにするものではなく、感染した時の症状を軽くするために行うもののため、ワクチン接種したからと言って、猫風邪にかかる可能性が無くなるわけではないことを覚えておきましょう。また、多頭飼いをしている場合は、必ずと言っていいほど猫風邪を互いにうつし合う状態になるので、全員にワクチンを接種しておくことが特に重要です。

 

猫カリシウイルス感染症の症状

それでは、猫風邪の三大病原体の症状をご説明します。まず、猫カリシウイルスですが、感染するとくしゃみや鼻水、発熱などの症状の他、口の中がただれてきます。そのため、食欲が低下したり、口臭が出るようになったり、よだれが大量に出たりすることがあります。これはウイルスによる病気のため、特効薬は存在しません。そのため対症療法となり、ウイルスに打ち克つ体力を取り戻すようにして、治します。

また、インターフェロンによって免疫力を付ける治療法を行うこともあります。

 

猫ヘルペスウイルス感染症の症状

猫ヘルペスウイルスに感染すると、ウイルス性の鼻気管炎を引き起こし、くしゃみや鼻水など、風邪様の症状が出ます。他には、結膜炎や角膜炎になり、大量の目やにが出るようになることも。この目やにが大変厄介で、時には目が開かなくなるほどの量が出ることもあります。治療法としては、やはりウイルスによるものなので対症療法になり、抗ウイルス剤の投与、点滴などによる栄養補給が主な治療となります。そして、猫ヘルペスウイルスの場合も、インターフェロン治療が有効とされています。

 

猫クラミジア感染症の症状

猫クラミジア感染症は、ウイルスではなく細菌による感染症です。この病気の初期症状は、目から来ることが多いようです。まずは目やにが出るところから始まり、症状が進むにつれてくしゃみや咳をするようになります。このクラミジアは放っておくと肺炎などに移行し、命を落とす危険性がある大変な病気ですが、細菌による病気のため、抗生物質を投与すれば身体から菌を完全に追い出すことが可能です。そして、重症化する前に治療すれば、そう長引くことなく完治させてあげられますので、早めに病院に連れて行くことが大切です。

 

子猫の風邪は特に注意しよう

これまでのご説明のように、猫の風邪は適切なタイミングで病院に連れて行けば、大事になることはまずありませんが、気を付けたいのは子猫への感染です。子猫は体力がなく、免疫力も弱いので、風邪を引いただけであっけなく命を落とすことがあります。そのため、子猫を飼い始めたら、ワクチンを接種して抗体ができるまでは、猫風邪の病原体を持っている可能性がある他の猫に近づけないようにしましょう。また、野良の子猫を保護した場合は、健康診断を兼ねて獣医さんに診せて、猫風邪を引いていないか確認してください。

 

いつまでも治らないと思ったら、猫エイズなどを疑おう

病院にずっとかかっても猫風邪が良くならないとか、ワクチンを接種しているのに重症化してしまったという場合は、猫風邪に隠れた大きな病気を疑ってみましょう。例えば猫エイズ、これは免疫力が著しく低下する病気なので、猫風邪の症状が出やすくなります。また、猫の白血病などでも免疫が弱り、風邪症状が重症になりやすいです。このように、ただの風邪から大きな病気が判明することもありますので、風邪だと診断を受けた後にも、猫の病状を注意深く見守ってあげるようにしましょう。

 

いかがでしたか。一口に風邪と言っても、病原体によって症状や治療法に違いあることがおわかり頂けたと思います。また、ただの風邪でも子猫にとっては命取りになることもありますし、風邪症状に隠れた大病がある場合もあります。このような状況なら、風邪が原因で命を落とすことだって十分にあり得ることなので、特にこじらせることは避けたいものです。大事な猫が一大事になってから後悔するのでは、遅いのです。

しかしながら、猫の風邪はこじらせると大変ですが、早期発見に努めて適切な対処をすれば大事に至らないことがほとんどです。普段から猫の体調の変化に目を光らせて、ごく早い段階で猫風邪を見つけて、なるべく早く病院に連れて行くように心がけましょう。

 


まとめ


猫の風邪を甘く見てこじらせないでほしいこととは

・猫の風邪の原因となる病原菌とは
・ワクチン接種は必ず行おう
・猫カリシウイルス、猫へルぺスウイルス。猫クラミジア菌の症状を知ろう
・子猫の風邪は特に注意しよう
・いつまでも治らないと思ったら、猫エイズなどを疑おう


連記事
タイトルとURLをコピーしました