猫の絵ってどう描くの?子供に教えたい7つのテクニック

猫の絵ってどう描くの?子供に教えたい7つのテクニック

世界中の有名な画家が猫を溺愛していたのをご存知ですか。パブロ・ピカソはシャム猫のミノーを溺愛していましたし、グスタフ・クリムトは愛猫カッツェを可愛がってデッサンしていました。パウル・クレーは真っ白な猫ビンボを肩に乗せて歩いていたといいます。日本では藤田嗣治が素晴らしい猫の絵を何枚も描いています。

好きな物の絵を描きたいのは自然な感情です。猫が好きな子供が猫の絵を描きたいのは当たり前かもしれません。猫の絵を描く時は、ちょっとしたコツを覚えると上手く描けます。あなたのお子さんは絵を描くのが好きですか。学校の課題で猫の絵の課題が出た、または猫の絵を描こうとして教えられなかった場合に今回の記事は役立ちます。今回は、子供でも猫の絵を上手に描くテクニックを7つ紹介します。

 


猫の絵ってどう描くの?
子供に教えたい7つのテクニック

 

猫を沢山可愛がろう

猫の絵を描きたい、その気持ちの裏には猫への愛情があるはずです。その気持ちを大切にして、猫を沢山可愛がって下さい。抱っこした時の柔らかい感触、モフモフした毛並み、肉球から出た爪の鋭さ…。猫を可愛がると猫の身体を観察できます。その観察力が大切なのです。絵を描く時に大切なのは、デッサンのテクニックだけではありません、猫への知識が必要です。自分が経験している記憶がそのまま絵の力になるのです。

多少デッサンがおかしくても、猫と沢山触れ合って可愛がった人が描く猫の絵はなんとも味わいがあります。うまく描けなくても、その人の猫を愛する気持ちが絵に表現されているのです。猫の絵を描きたいなら、猫を沢山可愛がって下さい。それが最初のステップです。

 

好きな猫の絵を模写してみよう

アンディ・ウォーホール、ジャン・コクトー、バルテュスといった有名な画家は猫の絵を沢山描いています。まずは自分がいいな、と思う猫の絵を真似して描いてみましょう。模写はデッサン力をつけるには最高のレッスンです。何と言っても最初から上手く描けるのでテンションが上がります。私って才能があるかも?と絵を描くのが楽しくなるでしょう。

シンプルで簡単そうに見える猫の絵でも、有名な画家は長年の観察と努力で描いています。猫好きで知られる日本の画家、長谷川燐二郎が愛猫タローを描いたときは、1枚の絵を仕上げるのに6年以上の年月をかけました。その理由は、「ヒゲがまだうまく描けない」からだと言うのです。

絵を注文した人間は、ついに待ちきれずにヒゲが片方しか描かれていない絵を持って帰り、大切にしたといいます。プロはそれ位心血を注いで描いているのですから、そんな絵を模写するだけで、かなり画力がつくはずです。

 

猫の漫画絵を参考にしよう

子供向きの猫が主人公の漫画は沢山あります。漫画の良い所は簡単な線で猫の様々なポーズを描いている所です。寝ているポーズ、走っているポーズ、甘えているポーズなど、本物の猫をみて絵を描くととても難しいのです。

子供の場合は漫画の簡単にデフォルメされた猫の形態を覚えて、それを真似して描いたりした方が簡単に猫の絵を描く事ができます。忠実に模写するよりも、漫画やイラストを眺めて気軽に真似して描いた方が描きやすいでしょう。猫の漫画を参考にして絵の練習をしてみて下さい。

 

猫の写真を撮ろう

今はスマホで誰でも上手に写真を撮る事が出来ます。猫の絵を描きたいなら、猫の写真を沢山撮ってみてください。猫の写真を撮ると、自然に観察力と構図の作り方が学べます。ファインダーから覗く猫の姿は、そのまま1枚の紙に描かれた猫を想像できます。

最近のデジカメや携帯にはグリッドラインを表示する機能があります。まずはそれを表示して三分割構図をマスターして猫の身体のバランスを覚えましょう。そうすればかなりリアルな形の猫を描ける様になります。

 

写真の猫を描いてみよう

立体の本物の猫を見て描くのは、子供にはちょっと難しいかもしれません。立体物を平面図に現すのは結構大変です。子供に教える時は、まず写真を見せて、それを紙に描かせてみましょう。本物の猫のツヤツヤした毛並みや光に反射する陰影などは、リアルな猫を見て描くよりは簡単です。

写真の猫を上手に描く事は、猫の柔らかさ、瞳の強さといった猫の細部を観察する事になります。本物の猫を描く前に、写真の猫を何枚も描いていると、実際に本物の猫を描く時にとても描きやすくなります。自然に陰影の付け方も学べますからオススメの練習法です。

 

特徴をとらえよう

猫の絵を描きたい場合、猫の全身を全て描かなくても、猫の特徴のある部分を一部捉えて描くだけでも、見た人に充分あっ、猫の絵だ、と理解させる事はできます。

猫の特徴はまずは耳、ひげ、瞳、しっぽ、肉球です。これのどれかが描かれていれば、誰が見ても猫だ、と認識する位、世の中には猫のイラストが溢れています。動物の中で、一番イラストに使われる動物は猫かもしれません。それぐらい猫は特徴があり、人に愛される動物なのでしょう。

猫の絵を描くときに、真っ白な紙の真ん中にアーモンド型の猫の瞳とヒゲを描くだけで、猫の絵は完成します。猫の絵を上手に描くには、全身ではなく、顔と肉球、ヒゲとしっぽなど、特徴だけを練習して描くだけでも面白い猫の絵が描けるはずです。

 

毎日描こう

有名な画家は努力しています。何でもそうですが、努力なくして、上達はあり得ません。不思議な構図で絵を描くピカソは、最初の頃、実は生きているのでは?と思うくらい写実的な絵を描いていました。「優秀な芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む。」という名言の通り、高名な画家の絵を毎日模写してデッサン力を磨いたそうです。

晩年、ようやく「私は対象を見えるようにではなく、私が思うように描くのだ。」という境地に至り、あのような絵を描き始めたのです。絵を上手に描きたいなら、毎日描きましょう。どんな下手な人でも、毎日描いていれば上手になります。それこそ、そっくりに描く事ができるようになります。

そこから先が本当の絵力です。自分しか描けない絵を描きたいなら、とにかく毎日猫の絵を描いてみて下さい。

 

いかがですか。絵を描くという行為は、精神的に自分を見つめ直す心理的修復作用があるといいます。お子さんが絵を描こうとしたときにどのようにお子様に猫の絵の描き方を教えるか三個うになりましたでしょうか、猫の絵を描いているつもりでも、自分の感情がそこに描かれている事が多いそうです。猫に自分の気持ちが投影されるといってもいいでしょう。猫の絵を描いているつもりでも、自分自身を描いているのと一緒です。それが味わいとなってみる人の気持ちを動かすかもしれません。

上手い下手ではない、絵を見た時に感じるあの不思議な感情は、一体何なのでしょう。絵は不思議です。そして猫の絵は、その不思議な気持ちをより実感出来る良いモデルと言えそうです。

 


まとめ


子供でも上手に猫の絵を描くには

・日頃から猫を可愛がろう
・自分の好きな絵を真似して描こう
・猫の漫画を参考にしよう
・写真で構図を勉強しよう
・写真の猫を模写しよう
・特徴を見つけよう
・毎日描こう


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