猫好きなあなたなら、猫の種類で唯一垂れ耳が特徴のスコティッシュフォールドのことを、よく知っていますよね。今回はそんなスコティッシュフォールドの性格から飼い方を、いくつかのポイントにまとめてみましたので、是非参考にして、スコティッシュフォールドをお家にお迎えすることを考えてみてはいかがですか。
スコティッシュフォールドと言うと、垂れ耳のせいで顔が丸々としていて、その瞳や体つきも丸みを帯びていて、柔らかく可愛らしい印象の見た目をしています。それはしばしばフクロウにも例えられる程で、今は猫の人気の種類の中でもいつも上位にいる程人気の種類です。
それほど、スコティッシュフォールドのかわいらしい魅力に虜になってしまうひとがたくさんいるということです。あなたもきっと、スコティッシュフォールドの特徴や性格をよく知ることで、もっとその魅力に惹かれてしまうことでしょう。
スコティッシュフォールドの
性格とその飼い方
スコティッシュフォールドの特徴
フォールドとは「垂れ下がった」という意味。スコティッシュフォールドはイギリスのスコットランドから生まれた品種の猫で、その特徴的な垂れ耳は、突然変異からなったと言われています。アメリカで、ブリティッシュショートヘアと、アメリカンショートヘアという猫から品種改良を重ねられて今の姿に至ります。
成猫になると、約3・6キロ程の大きさに成長します。体は筋肉質でがっしりとしていて、尻尾は長く、毛は短毛と長毛がいて、特に長毛は珍しく「出会えたら幸運」とも言われています。毛の色はグレーや薄茶が一般的で、模様もアメリカンショートヘアのような縞模様を持っていたり、シンプルな白とグレーで別れているものだったり様々で、手触りは絹のように最高です。
スコティッシュフォールドはその他に、特徴的な座り方をし、これを世間では「スコ座り」と言っています。海外では「ブッダポジション」とも言われ、背もたれにもたれかかり、お尻をつけて座る姿をいいます。これはスコティッシュフォールドにしか見られない、大きな魅力にひとつでしょう。
スコティッシュフォールドの性格
スコティッシュフォールドの性格は、やさしくて人懐こく、甘えん坊な性格の子が多く、飼い主さんにべったりで離れない子もいるほど。スコティッシュフォールドはとても甘えん坊な性格なので、1匹だけの長時間のお留守番や、あまり構ってあげられない環境でいると、とてもストレスを感じてしまいます。
なので、たくさん可愛がってあげて、なるべく構って遊んであげるようにしてあげないといけません。スコティッシュフォールドはなにより、飼い主さんと遊ぶのが大好きな性格なので、毎日一緒にたくさん遊んでスキンシップをとってあげてください。スコティッシュフォールドは遊びが大好きな性格だからこそ、様々なおもちゃを使って、反応を試してみるのもいいですね。
お手入れ方法
スコティッシュフォールドのお手入れは、2日に一回はブラッシングをしてあげるのが理想的です。長毛の場合は1日に二回ブラッシングをするといいでしょう。また、疎かになりやすい垂れた耳のお手入れは、一週間に一度はしてあげるようにして、溜まりやすい汚れを落とし、いつも清潔にしてあげましょう。
飼う環境について
スコティッシュフォールドは運動量も比較的少なくて大丈夫な猫で、鳴き声も小さいので、マンションでも充分に買 飼うことができるでしょう。しかし、狭いケージには閉じ込めず、家の中に自由に放して飼うのが基本です。甘えん坊な性格故に、知らない人が家に来てもストレスにはあまりなることがないので、猫の中でも飼いやすい性格といえるでしょう。
スコティッシュフォールドは体が弱い猫でもあるため、必ず室内飼いで、誤飲誤食やいたずらをさせないように気をつけながら、安全な環境で飼うのが好ましいです。
かかりやすい病気
スコティッシュフォールドは品種改良の上で「骨軟骨異形成」という病気になりやすい品種です。骨軟骨異形成とは、遺伝子の影響で骨が充分に成長しないという病気です。主にしっぽが硬直する、手足が短い、手足の骨が不規則な形をしている、関節の障害にかかりやすいなどが上げられます。これは遺伝的な問題なので、防ぎようがなく、病気になったら受け入れていくしかありません。
また、子猫のときから内臓に疾患がある子も多く、病院で詳しく調べてもらわないとわからないので、疾患の発見に遅れてしまう場合もあります。なるべく病気にかかっても充分な生活が送れるように、私たち飼い主がスコティッシュフォールドを、できるだけサポートしていくことが重要になってきます。
いかがでしたか。スコティッシュフォールドの見た目からの魅力、性格の可愛らしさと飼いやすさ、またしつけもしやすい一面もあるために、猫を飼う初心者の方にも、スコティッシュフォールドはとてもお勧めの種類です。
とっても甘えん坊な性格に、じゃれつきがとまらないスコティッシュフォールドは、あなたの心を夢中にしてしまうこと間違いないでしょう。しかし、スコティッシュフォールドは元々突然変異から生まれた品種であり、遺伝的な病気や体が弱いというリスクも兼ね揃えています。
かわいいからという理由も充分ですが、病気になってしまっても責任を持って最後まで飼うことができるという心構えで、スコティッシュフォールドを生涯可愛がってあげられることが1番大切なところなのでそのことを忘れずに、大切な家族の一員として、スコティッシュフォールドをお迎えしてあげてくださいね。
まとめ
スコティッシュフォールドを飼うには…
・甘えん坊な性格なので、スキンシップをよくとるようにする
・遊ぶのが大好きな性格なので、なるべくたくさん遊んであげる
・耳掃除は必須。週に一度は清潔にしてあげるようにする
・室内飼いで安全な環境の元で飼うようにする
・遺伝的な病気になる可能性も受け入れて飼うようにする