新しい家族として、犬を飼いたいと思っている方は多いでしょう。犬を買うと、大変なこともありますが、一緒に遊んだりときには癒してくれたりと、今の生活とは違った楽しい生活を送れるようになります。
犬を買うにはペットショップやブリーダーから直接販売してもらうなど、色々な方法があります。欲しい犬を探してから、その犬を販売しているお店を探しますよね。
しかし、犬を販売しているお店を選ぶ時には気をつけなければならないことがあります。せっかく高いお金を出して買うのですから、お店選びも考えなくてはいけませんね。どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
犬を販売しているお店で購入。
気を付けたい7つのポイント
いいお店かどうかを調べよう
まず、お店を選ぶときにはペットショップよりもブリーダーを探すのをおすすめします。子犬の情報を一番知っているのはブリーダーなので、そのほうが確実にいい犬を買うことができます。
ペットショップでは、悪徳ブリーダーから買って、劣悪な環境で繁殖させた犬を、たくさん売るのが目的のお店もあるので危険です。
ペットショップで買うなら「動物取扱業」の認可を受けているかどうかと、「動物取扱責任者」の所在を明らかにしているかどうかを確認してください。
この2つが確認できたら、ブリーダーから直接きたのか、生まれ故郷や親兄弟の見学が可能かどうかを聞きましょう。これらのことが確認できたら、そのお店に決めて大丈夫です。
お店の環境をチェックする
いいペットショップを見つけたら、次は実際に行ってみてお店の環境を確認してみましょう。環境が悪かったら、気に入った子犬やいいブリーダーからの直送でも、買うのは控えましょう。
まずは、店内に入った時の臭いを確認しましょう。色々なペットがいるので臭いがするのは当然ですが、衛生面に気を使っているお店はそこまで嫌な臭いはしません。
次に、子犬が入っているゲージを確認しましょう。フンが放置されているお店はいけません。いいお店はこまめにフンを掃除したり、子犬の様子を見たりしています。
見落としがちですが、犬舎の裏側もよく見てみましょう。お客さんの目の届かないところで不衛生にしているお店は、子犬の状態がよくない場合があります。
親離れした時期を確認する
親離れが早過ぎる子犬は、問題行動を起こしやすくなったり、感染症にかかりやすくなったりしてしまいます。
問題行動としては、ムダ吠えが多くなる、臆病になる、ストレスに弱い、攻撃的になるなどがありますが、どれも飼う上でとても大変になってきますね。
また、生まれてから親犬に初乳をもらえていない子犬は、徹底的にウイルスをシャットアウトしなければいけません。ペットショップではどの子犬も同じように飼っているので、感染症を発症することもあります。
最低でも親犬の元に2ヶ月はいて、親兄弟と一緒に生活していた子犬がおすすめです。社会化不足や情緒不安定になることを防げます。
連れてきた環境をチェックしよう
卸売業者から連れてこられた子犬は、早い時期に親離れさせられ、ワクチン接種もされていない可能性が高いです。この場合は購入を控えましょう。
自家繁殖の子犬なら、良くも悪くもありません。この場合は購入しても大丈夫ですが、できれば親犬を見せてもらうのがいいですね。
一番いいのはブリーダー直送の子犬です。ブリーダーと直でつながっているお店で、間にワンクッション置いているお店はやめておきましょう。
ブリーダー直送のお店でも、ブリーダーの名前や住所、親兄弟のことを教えてくれるお店を探しましょう。直接連絡を取れればベストです。
買ったあとのことを考えよう
ペットショップやブリーダーから直接買う時のどちらの場合でもそうですが、買ったあとのアフターケアのことを考えてお店を選びましょう。
特に、飼い始めてから先天性の異常が見つかった時に、しっかり保証されるかどうかを確認しましょう。生命保証・生後何ヶ月までの医療被補助があるか、最低でもこの2つは確認しておきましょう。
先天性の異常でなくても、病気にかかったり体調が悪くなることもあります。その時に処置してくれたり、いい病院を紹介してくれるお店がいいですね。
また、接種済みのワクチンの代金が無料かどうかも気になるポイントです。飼い始めてからのワクチンは自分で出しますが、それまでの代金は無料のところを選びましょう。
明るい犬を選ぼう
子犬を選ぶときには、なるべく性格の明るい子犬を選びましょう。そのためには、可愛いと思った子犬を抱っこしてみることが一番です。
抱っこした時に、ある程度元気で、顔をなめてくるような子犬は社交性があって明るいと言えます。問題行動を起こす可能性は低いと考えていいでしょう。
手を甘噛みしてきたり、嫌がって飛び降りようとする子犬はあまりよくありません。拘束されるのが嫌なので、警戒心が強く、噛み癖がついてしまうこともあります。
逆に、怯えて固まってしまう子犬もよくありませんね。怖がりの犬はパニックを起こしやすいので、人と会った時に吠えたり、なつかないことがあります。
自分たちに合ったタイプの犬を選ぼう
抱っこしてみて明るい子犬だとわかったあとも、性格を確認しなくてはいけません。スポーツタイプなのかまったりタイプなのかを、おもちゃを使って見てみましょう。
おもちゃを投げてみて、取りに行った子犬はスポーツタイプです。飼ったあと、遊ぶことがご褒美として、色々なことを教えやすくなります。
逆に、まったりした犬が飼いたいなら、おもちゃへの反応が強い子犬は避けましょう。おもちゃを引っ張ったり、おもちゃに吠えたりする子犬も同じです。
買う時にタイプを間違えてしまうと、いくら性格のいい犬でも飼うことが難しくなってしまいます。自分たちに合ったタイプの子犬を選びましょう。
いかがでしたか。犬を飼うと、新しい生活が始まって楽しくなりますが、そのためには家に連れてくるまでにする準備がとても重要です。
ペットショップやブリーダーからの販売で、もし可愛い子犬を見つけても、すぐには買わないようにしましょう。見た目だけで判断してしまうと、性格がよくなかったり家族を合わなかったりして、飼うことが大変になってしまいます。
買うお店も、きちんと子犬の管理をしているところを選ばなくてはいけません。飼い始めたあとのこともよく考えて、アフターケアをしてくれたり、動物病院を教えてくれるようなお店を探しましょう。
まとめ
犬を販売しているお店で購入。気を付けたい7つのポイント・いいお店かどうかを調べよう
・お店の環境をチェックする
・親離れした時期を確認する
・連れてきた環境をチェックしよう
・買ったあとのことを考えよう
・明るい犬を選ぼう
・自分たちに合ったタイプの犬を選ぼう