世界中を見渡せば多くの猫の種類がいることはご存知の方も多いはずです。しかし実際にどの位の猫の種類がいて、またその特徴を詳しく知っている方はどのくらいいらっしゃいますか?一般的に日本国内でペットとして飼われている猫の種類も最近では増えてきてかつては『珍ネコ』といわれていた猫ちゃんもペットショップで見かけることもできるようになってはきましたが・・・。
それでもまだまだ知られていない猫だって世界中には存在するはずです。見た目や性格に特徴があるものや独特な成育環境が必要なものや生態を持つものなど珍しい猫もいるのです。そして世の中の誰もが知る有名で人気の高い猫ちゃんも・・・そんな猫の種類を語るなら知っておきたい7つのことについてお伝えします。
猫の種類を語るなら
知っておきたい7つのこと
『猫』とは一体なにを指す?
そもそも『猫』といえばネコ目、例えば食肉目のネコ亜目のネコ科・ネコ亜科のネコ属・ヤマネコ種・イエネコ亜種に分けられる小型の哺乳類をいいます。ちなみに私達と馴染みの深い『イエネコ』と呼ばれる種類は漢字では『家猫』と書き学名は『Felis silvestris catus』と表記されます。
『イエネコ』自体一般的には人間によくなつく動物として犬と同様に代表的なペットとしていまや家族の一員として世界各国のご家庭で人と生活を共にしています。人と猫の関係を見ると元々は猫に人間の生活の中で有害な生き物であるネズミを捕らえさせることが目的で飼われていたものでした。
それは『Felis silvestris』と表記される『ヤマネコ』が家畜化したもので分類としてはヤマネコの1亜種となっていて広い意味での「ネコ」というのはネコ科動物の一部を指すと考えて良い様です。もしくは猫科の動物全てを指す場合もありそれら馴染みの深い家畜種のイエネコと広い意味でのヤマネコ類を入れた全般をいう場合もあります。
因みに学術用語で英語の『cat』と表記するモノにはトラやライオンなどのような大型種までの全てを含んだいわゆる『ネコ科動物』全般を意味する場合だってあるのですから解釈は様々ということになりますね。
『猫』の種類はどのくらいある?
ところで世界中いたるところに『猫』はいるようですが、ではその猫の種類って全部でどのくらいあるのかご存知ですか?私の知る限りでは一般的に『猫』と呼ばれる生物の種類はなんと102種もありその中にはメジャーなモノ、マイナーなモノと様々があります。
例えば一般的にメジャーといわれる猫の種類は44猫種でその中でも登録団体が数多く存在し世界的にも有名な猫といえば『アメリカンショートヘア』『アビシニアン』などです。逆にいわゆるマイナーといわれる猫の種類は58猫種でこれらについては登録団体も少なく世界的にマイナーな猫として知られているのは『アメリカンキューダ』『アラビアンマウ』『サバンナ』などが挙げられます。
『猫』の種類で多くの人に愛されているものは?
アビシニアン 、アメリカンショートヘア 、エジプシャンマウ 、オシキャット、ジャパニーズボブテイル、シンガプーラ(最小)、スコティッシュフォールド、ソマリ 、トンキニーズ 、ノルウェージャンフォレストキャット (最大級)、ヒマラヤン、ブリティッシュショートヘア、ペルシャ 、ベンガル、ボンベイ、マンチカン 、メインクーン (最大級)、ラガマフィン、ラグドール(最大級)、ロシアンブルーは日本でも多くの方がご存知の猫の種類ですね。
アメリカンカール、アメリカンボブテイル 、エキゾチック、オリエンタル 、スフィンクス 、バーミーズなどは時折ペットショップで見かける機会もありご存知の方もいらっしゃいますよね。またなかなかお目にはかかれませんがアメリカンワイヤーヘア、キムリック、サイベリアン、サイアミーズ、シャルトリュー、ターキッシュアンゴラ、ターキッシュバン、デボンレックス、マンクスなどは名前は聞いたことあるという方もいらっしゃるのでは?
日本ではほとんどお見かけしませんがカラーポイントショートヘア 、コーニッシュレックス、コラット、セルカークレックス 、バーマン、ハバナ、バリニーズ、ピクシーボブ、ヨーロピアンバーミーズ 、ラパーム なども猫の種類として世界中の多くの方に認識されているのです。
『猫』を外見で分類すると?
猫の種類を外見上の特徴により分類すると体型で6つに分けられます 。猫図鑑などご覧になったことがある方は目にしたことがあるかも知れませんがコビータイプ・セミコビータイプ・フォーリンタイプ・セミフォーリンタイプ・オリエンタルタイプ・ロング&サブスタンシャルタイプがそれにあたります。
『コビータイプ』は胴短で肩や腰幅が大きく全体的にがっしりとした印象のボディが特徴で丸い頭や短いしっぽ、足の先が丸い猫をいいます。一方『セミコビータイプ』はコビーと比較すると四肢や胴体や尾の部分が長めなのが特徴です。
『フォーリンタイプ』は体が細くスリムな体型の猫をいいます。対して『セミフォーリンタイプ』はとても頑丈なのが特徴で体型的にはコビーとフォーリンの中間くらいといった印象の猫の種類です。
他に『オリエンタルタイプ』とよばれる体や胴体が細くてスリムな体型で全体的にしなやかさが特徴の猫や『ロング&サブスタンシャルタイプ』といわれる長くてがっしりした体型の大型猫で他の猫とは異なる特徴的なボディをもつ猫の種類がいます。
『猫』の種類、人気ベスト10
ペットとして飼われている猫の種類のあるランキングを見てみました。なんと1位は全体の76.4%を占めダントツの5年前の調査から不動の人気を保っている『?MIX・雑種』でした。少し意外な感じがしますね。メディアなどでとりあげられるのは当然のことながらいわゆる血統書つきの猫ちゃんばかりですからね。つい猫の種類としてMIXというのが浮かびませんでした。
スコティッシュ・フォールド、アメリカンショートヘアー、メインクーン、ロシアンブルー、ペルシャ、?ノルウェージアン・フォレスト・キャット、マンチカン、アビシニアン、ソマリなどがその後に続きます。それらのランキングに多少毎年変動はありますがほとんどが常連さんで時折新顔がランクインするという印象です。
『猫』の模様の種類は?
『体の模様』でサバトラ、キジトラ、茶トラ、ぶち、三毛、サビ、黒色・白色・茶色・灰色・白黒・タビー・豹柄・斑点・靴下などに分類することがあります。
サバトラはグレーと濃いグレー・黒の縞をいい、キジトラは茶色とこげ茶の縞、茶トラは薄めの茶色とクリーム・白の縞、ぶちはまだら、三毛は白・茶・黒の3色、サビは茶と黒が入り混じったマーブル模様・タビーは縞模様、靴下は手足の先だけ白くなっている模様をさします。
また『顔の模様』の分類もありハチワレ、アイライン、マスカラライン、クレオパトララインなどで猫の種類や特徴を表現したり『目の色』によりブルー…青(銀)・グリーン(緑)・ヘーゼル(薄茶)・ゴールド(金・黄)・カッパー(銅・琥珀)・オッドアイ(両方の目の色が違う)によりどんな猫ちゃんなのか伝える方法もあります。
『猫』の種類と年齢や寿命の関係は?
一般的に猫は生まれてから1年程で成猫になります。つまりその1年間は成長もめざましくあっという間に飼い主さんの年齢も追い越してしまうというわけです。猫の寿命は10年から16年程だと言われますが近年のペット事情の変化により最近では15年以上生きる猫も増えてきたのが事実です。
猫の寿命はその成育環境により左右されるのは当然ですが、猫の種類によっては元々生存期間が短いもの、長生きするものもあるといわれます。
いかがですか。以上が猫の種類を語るなら知っておきたい7つのことです。「あなたのお家の猫はどんな猫?」と人から聞かれた時にあなたは即答える事が出来ますか?例えば私なら我が家には4匹の猫が暮らしているのですが・・・まず「4匹中3匹はMIXで1匹はペルシャです。」と答えますがそれだけでは情報は不十分ですよね。
そこで更に伝えるのなら「MIXの内、最年長は10年目のアメリカンショートヘア風の子と8年目のメインク―ン風の子と5年目の黒猫です。」だいぶ具体的になってきましたよね。質問する側も少しイメージがつかめて興味が湧いてくるはずです。また猫の種類によって性格や身体の特徴なども読み解くことができますのでそれらを知ることはとても興味深いテーマです。
まとめ
猫の種類を語るなら知っておきたい7つのこと・『猫』とは一体なにを指す?
・『猫』の種類はどのくらいある?
・『猫』の種類で多くの人に愛されているものは?
・『猫』を外見で分類すると?
・『猫』の種類、人気ベスト10
・『猫』の模様の種類は?
・『猫』の種類と年齢や寿命の関係は?