子犬を飼う前に知っておくべき7つの情報


子犬ってかわいいですよね。ペットショップで一目ぼれをして、早速子犬を連れて帰ってしまう人も多いと思います。けれども、一目ぼれをして、子犬をすぐさま購入してしまうほど、危険なことはありません。子犬を飼うということは、カバンや服を買うのとはわけがちがいます。子犬には命があります。命を預かることなのですから、子犬を育てるとはどのようなことなのか、何をしなければいけないのか、しっかり勉強してから迎え入れるようにしてください。

準備不足のまま子犬を買ってきてしまい、「こんなはずじゃなかった…」となれば、あなただけでなく、子犬を不幸にしてしまいます。ですから、もしも、ペットショップで一目ぼれした子犬がいても、購入する前によく考え、家族に相談してからにしてくださいね。

というわけで、今から、子犬を買う前に知っておくべきことをお伝えいたします。

 


子犬を飼う前に知っておくべき
7つの情報

 

サークルを用意しよう

家の中に犬のサークルを置く場所はありますか。部屋に子犬のサークルを置く十分なスペースを確保できるかどうか、今一度、チェックしてみて下さい。将来的に、犬を家じゅう自由に歩かせる予定だという方も、少なくとも、子犬がトイレの場所を覚えるまでは、サークルの中に入れてください。新しい家に来て不安な子犬は、自分の居場所が確保できる方が安心することができます。

サークルの中に、子犬が安心して丸まれるような小屋を作ってあげてください。狭くて屋根があり、薄暗い場所を犬は好みます。犬の祖先のオオカミが、洞穴を巣穴にしているので、洞穴と似た環境の場所に入ると、落ちつくことができるのです。

また子犬は体温調節も苦手ですから、寒すぎたり、暑すぎたりする場所にサークルを置くのも避けましょう。また、入り口付近にサークルを置くと、人の出入りがうるさくて落ち着くことができませんから、部屋の奥のわりと静かな場所に、サークルを作ってあげるといいでしょう。少なくとも、トイレを覚える間はサークルの中に入れておきます。

 

トイレを用意しよう

犬用のトイレをサークルの中に用意しましょう。子犬がそわそわとおしりをふり、床をあちこちと嗅ぐようなそぶりを見せたら、それはおそらく、トイレのサインです。そんなそぶりを子犬が見せたら、急いで、犬用のトイレに連れていってあげてください。そして、子犬が、トイレにおしっこをすることができたら、ものすごくほめて、ご褒美のエサをあげてください。

それを数回繰り返せば、子犬は学習して、トイレに失敗しないようになるでしょう。そうなったら、サークルを開け、家じゅう、自由に歩かせてもかまいません。

子犬のトイレトレーニングにしっかり付き合う時間があるかどうか、考えてみることも必要です。

 

おもちゃを沢山用意しよう

子犬には噛むおもちゃが必ず必要です。大人の歯が生えるまでの間は、口の中がむずがゆいので、なんでもかんでも噛みたがります。そんな子犬のために、様々な感触のおもちゃを用意してあげましょう。柔らかいぬいぐるみ。硬いおもちゃ。木の素材のおもちゃも、子犬はとても喜んでかじります。頻繁に新しいおもちゃを買い与えたり、作ったりして、常に刺激を与えて下さい。

おもちゃが不十分だと、子犬は噛みたい欲求を満たせなくなり、家具や床などをかじるようになってしまうのです。ペットボトルやタオルなどでも、子犬のおもちゃを簡単に作ることができます。

 

家にいられる時間を確保できるか

子犬に限りませんが、犬は寂しがる生き物です。群れで行動しているので、基本的に留守番は嫌いなのです。もちろん、留守番トレーニングは段々必要になってきますが、子犬のうちは、なるべく長い時間、家にいてあげるようにしてください。そして、段々に留守番に慣らしていきます。

一人暮らしで、仕事をしているので、どうしても子犬を長時間、留守番させることになってしまう…という方は、子犬の購入を見合わせた方がいいかもしれません。どうしてもあきらめきれない方は、家族や友達など、子犬の飼育に協力してくれる人を探しましょう。

 

子犬と遊ぶ時間を確保する

子犬をあまりほったらかしにしてはいけません。仕事や家事などに忙しくても、一日に最低一時間程度は、子犬と向き合う時間を作ってください。そして、子犬とたくさん遊んであげてください。子犬は遊べば遊ぶほど、いろんなことを覚えます。子犬の時期に、多くのことを学ぶので、この時期にたくさん遊び、いろんなものと触れ合うことが肝心になってきます。

犬と遊ぶ時間をおろそかにせずに、何とか時間をやりくりして、子犬と遊んであげてください。あなた自身のリフレッシュにもなるでしょう。

 

首輪を用意する

首輪はすぐに必要です。子犬ははじめは、首輪を嫌がるかもしれませんが、首に負担の少ない、やわらかめの首輪を子犬につけて、徐々に慣らしてあげてください。この時期に、首輪に慣らしておくと、のちに、いろんなものを装着するのに抵抗感が少なくなります。また、首輪に迷子札をつけておくことも大切です。

いつ、どこで脱走してしまうのかわかりませんから、早めに、迷子札のついた首輪をつけてあげてください。それが、万一の時、あなたの子犬の命を守ります。

 

動物病院を確認する

近所のどこに、動物病院があるのか確認してください。子犬をもらったらすぐに、獣医さんにお世話になります。予防接種を打つことからはじまって、子犬のうちは何かと動物病院に駆けこむことになりますから、動物病院の場所がわからないようでは困ります。近所に犬を飼っている友達がいれば、どの動物病院に、どんな先生がいるか情報を得ておいてもいいかもしれませんね。

動物病院と一口でいっても、いろんな獣医さんがいますから、慎重に選びましょう。

 

いかがでしたか。子犬を育てるということは大変なことです。猫よりも手間がかかるので、最近では、犬を飼う人が減っているということも言われています。けれども、子犬を育てると、犬友達を中心に、新しい知り合いが沢山増えますし、何より、子犬から元気とパワーをもらい、生活が明るくなります。

悲しい時は慰めてくれますし、寂しい時はそばに寄り添ってくれる最高のパートナーともなるでしょう。犬は、縄文時代から、人と共に生きてきました。ですから、どの動物よりも、人と気持ちを通じあわせることができるのです。

子犬の世話は大変です。お金もかかります。けれども、子犬を大事に世話をすることで、家族の絆が深まることもありますから、家族で相談して、子犬を迎えることを前向きに見当してくださいね。

そして、一番大切なことですが、一度迎えた子犬を決して手放さないでください。どんな理由があっても、あなたの大切な家族ですから、生涯、一緒にいてあげてください。一緒にいることで得られることはきっとたくさんあるでしょう。

 


まとめ


子犬を飼う前に知っておくべき7つの情報

・サークルを用意する
・トイレを用意する
・おもちゃを用意する
・家にいられる時間を確保する
・子犬と遊ぶ時間を確保する
・首輪を用意する
・動物病院を確認する


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