亀の飼い方☆長生きさせる為、気をつけたいお世話の仕方

最近ペットが多様化してきましたが、その中でも亀の飼い方をご存知でしょうか。都会の賃貸マンションでは犬や猫を飼えないところも多いため、静かに飼えるペットに注目が集まっています。昔から人気のある小鳥や熱帯魚のほか、爬虫類なら亀が人気となっています。

犬や猫と違って、長生きの亀なら先に死なれて悲しい思いをしないですむ、と考える人もいるようです。亀は昔から縁日などでも売られていた動物、長生きでも知られているので、飼うのも簡単だと思うのかもしれません。ところが実際には、亀の飼い方を知っている人って殆どいないのですね。

確かに、亀は種によっては100年も生きる個体があるほどで、犬や猫といった小動物と比べると断然長生きです。また、犬のようにきゃんきゃん泣いたり、猫のように爪を研いだりもしませんので、比較的飼い易いペットと思えるのでしょう。その割りにのんびりした動きが可愛くて、癒されますし、一人暮らしには適したペットといえるかもしれません。

ただ、長生きさせてあげるにはやはり正しい亀の飼い方を知り、きちんとお世話してあげる必要があります。ということで今回は、ペットとしての亀の飼い方、長生きさせてあげるために気をつけたいポイントをお伝えします!

 

亀の飼い方☆
長生きさせる為、気をつけたいお世話の仕方

 

亀の飼い方指南!長生きさせるには、まず環境を整える!

どんな動物を飼う際も、最初に、そして一番大切なのは、飼育環境を整えてあげることです。猫を飼うならケージ、キャリーバッグ、爪とぎ木、トイレとトイレ砂といったものを最初から準備しておきますね。亀を飼うときも同様です。

正しい亀の飼い方の第一歩は、亀のための快適な生活空間を整えてあげることです。亀の飼育に必要なのは、飼育ケース、餌、アクアリウム用のヒーター、フィルターなどです。細かい点は、どんな亀を飼うかによって違ってきますが、どんな種類を飼うにしろ、住処と餌、それに温度環境と水環境を整えることは必要です。

特に、飼育ケースは亀を飼い始める前に用意しておきましょう。爬虫類用の専用飼育ケージや熱帯魚などに用いる水槽が便利でお勧めです。亀を飼う人は、たいてい小亀のうちに購入したりとってきたりしますが、亀はその後成長して大きくなりますので、大きくなったときを見越して大き目の水槽などを購入しておくほうが結果的に便利です。

大きくなった亀を小さなケージで飼い続けると、亀にストレスがたまってしまいます。小型のドロガメなどでも45センチサイズの水槽を、ミドリガメなら90センチサイズが必要です。また、水棲亀を水槽に直接水を入れて飼育する場合は、陸場を用意します。

 

亀の飼い方指南!長生きさせるには、欲張らない!

これも亀の飼い方に限ったことではありません。ペットを飼うときに肝に銘じなければならないのは、あれもこれもと欲張らないことです。亀は種類によっては犬や猫より安く飼えますし、水辺でとってくることもできます。

だからといって、次から次へと取ってきては飼育していると、亀たちの飼育環境が悪くなってしまいます。また、あまりにもたくさんの亀がいると、それぞれの亀の区別がつかなくなり、亀の一匹が具合が悪くなっていたり、怪我をしたりしていても気づけなくなってしまいます。

実際、飼っている亀のすべてを元気で長生きさせてあげるには、時間もお金もかかります。一匹、二匹の亀を飼っていても、飼育ケージなどをそろえないといけませんし、餌代もかかります。それが何十匹となると、費用も馬鹿になりません。水の交換など、手間のかかることも多いです。何より、亀は長生きするということを忘れないでください。子供の時から飼い始めた亀が、結婚するときにもまだ生きているなんてこと、亀には良くあることなんです。

最初に亀を飼いだして、それが楽しいと、二匹目、三匹目と買ってしまいたくなる気持ちは理解できますが、そのせいでもともとの亀に快適な環境を与えられなくなるのでは本末転倒です。次から次へと欲をださず、のんびりと亀ライフを楽しむことが、今いる亀を長生きさせるコツなのです。

 

亀の飼い方指南!長生きさせるには、亀の生態を良く考える!

亀を飼う前に、どうして亀を飼うのかを考えてみましょう。ペットショップで見た綺麗な模様の亀に一目ぼれした、川で偶然見つけて飼いたくなった。犬や猫を飼っていたけど死なれてしまった、などなど、人それぞれの理由がありますよね。

でも、それまでに亀のことを考えたことはありましたか?亀に限らず、人間は爬虫類や両生類といった哺乳類以外の動物の生態にはあまり触れることがありません。たいていの人は、中学の理科や高校の生物でちょっとかじった程度でしょう。

したがって、彼らが何を欲しがっているか、想像もつかないという人が殆どなんです。亀の飼い方の第一歩として、まず彼らの生態を良く考えましょう。そうすれば、自ずと亀のために何をすべきかが分かってきます。

亀は爬虫類で、変温動物です。したがって、温度に大きな影響をうけますので、気温や水温には気をつけてあげてください。水温は26度以上が必要で、低くなりすぎると餌をうけいれなくなってしまい、体力を消耗してしまいます。危険な状態に陥らないよう、冬場は水槽用のヒーターを設置するのがお勧めです。

また、水は亀の命綱なので、常に清潔を保ってあげるようにしましょう。熱帯魚などの魚類と違い、完全に新しい水に換えてあげたほうが亀の健康には有効です。出来れば毎日、少なくとも3日に一度は水槽内の水を一新してあげましょう。濾過用のフィルターを利用するのも良いですね。

 

いかがでしたでしょうか。

亀を飼う前には、正しい亀の飼い方についてしっかり考えておきましょう。ペットとして亀を飼うなら、亀を元気で長生きさせてあげたいものですよね。そのためには、亀が生活するのに快適な環境を整えてあげないといけません。飼い始めてからも、水辺のケアしてあげないといけませんし、飼い主であるからには、それぞれの亀の状況を把握しておいてあげたいものです。

したがって、初心者が欲張ってたくさんの亀を飼おうとするのはよくありません。あくまでも、自分で世話の出来る範囲にとどめましょう。亀は爬虫類、人間とは違う生態を持っていますので、買う前には亀にとって必要なものを知っておきましょう。それが、正しい亀の飼い方の第一歩です。正しい知識を持って、可愛い亀さんを長生きさせてあげてください!

 

まとめ

亀を長生きさせる為には

・環境を整える!
・欲張らない!
・亀の生態を考える!
の3点を忘れずに!


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