亀をはじめて育てる人は必見!飼い方の7つの基本事項

亀をはじめて育てる人は必見!飼い方の7つの基本事項
ホームセンターやペットショップでは可愛いミドリガメやゼニガメを見かけますよね。縁日などでもよくみかけたりする事でしょう。そういう亀たちを見ていて可愛いと思い、いざ飼いたいと思い立っても、どうやって飼育すればいいんだろうと不安になってしまう方は結構多いです。

それに亀は種類も豊富でどの亀を選べばいいのか、この亀はどのぐらいの大きさになるのかなど、わからないと不安ですよね。

そこで今日は、それでも飼いたいと思う方のために幸せな亀との生活をおくれるように、初心者向けの亀の紹介を交えて亀の飼い方の基本事項についてお伝えします。ではご覧ください。

 


亀をはじめて育てる人は必見!
飼い方の7つの基本事項

 

亀の選び方

まずは亀の種類選びが楽しく進められるように考えていきたいと思います。どんな種類の亀を飼おうかなどと考えるのは最もワクワクする大きな楽しみのひとつだと思います。

とはいえ簡単に選んでしまったりすると後で飼いきれなくなるほど大きくなってしまったりする危険があります。そんなことにならないように初心者向けの亀の紹介をしていきます。

ミシシッピーニオイガメは大人になっても10センチほどの、とても小さくて丈夫な種類です。初めてカメを飼われる方には特におすすめです。ニオイガメの仲間は気が強いですが、こちらの種類はかなり温和です。

おないニオイガメの仲間のカブトニオイガメもあまり大きくはなりません。ただこちらは気が強いので噛まれないように注意が必要です。他にはアフリカヌマヨコクビガメ、クサガメ、ミドリガメなどが初心者向けだと思います。

ただクサガメやミドリガメは思いのほか大きくなるので大きな水槽か池でもないと飼いきれない可能性が出てきます。

 

亀の飼育に必要な器具とは

亀の飼育に最低限必要なのはやはり水槽です。多くの亀はとてもよく動く動物です。なので水槽は亀が自由に動き回れる様に十分な広さのある物を選んでください。

水槽の種類は亀が陸地から転落してぶつかっても大丈夫なように軽くて丈夫なプラスチックかアクリル製の物がいいでしょう。また亀は意外に力のある動物で冒険心も強いため水槽のふちに手が届くと水槽から出てどこかに行ってしまいます。

その為蓋のできるプラケースを用いるか十分な深さのある水槽を選びましょう。底砂は亀が水底を歩くときの足がかりに役立ちますがごみが溜まりやすいため入れずに、代わりに流木などを沈めて足がかりにしてください。

次にヒーターとサーモスタットです。北米産の亀のように必要としない種類も多いですが、子亀の内は暖かくしてあげたほうが安全です。なおヒーターには必ずヒーターカバーをつけてあげてください。

また亀は一部の種類を除くと日光浴が大好きなので、亀がくつろぎやすいように人工石や流木などで安心して休める陸地を作ってあげてください。また日光浴用に紫外線を照射する電球が売られていますのでそちらも陸地に向けて設置してあげるといいでしょう。

 

水について

水は特別な亀以外は水道水でもいいんですが亀のストレスにならないように育った環境に近い状態の水をお勧めします。水の高さは甲羅の2倍くらいでいいでしょう。水生傾向の強いニオイガメの仲間などはさらに深くても大丈夫です。亀が溺れてなければ水の量を増やしても構いません。

亀は水を汚しやすく、糞やオシッコによってバクテリアが繁殖して亀を皮膚病にさせる他、匂いがきつくなるので濁ったら変える必要があります。

それが大変って方は小さなカメを広めの水槽に入れて、高性能のフィルターを設置し、ゼオライトや竹炭などの強力な補助濾材を入るような飼い方であれば、頻繁に水替えをしなくても、しばらくは安全な水質を保つことができます。

 

エサのあげ方

ただでさえ水を汚す大食漢の亀達なので出来るだけ質の良い人工飼料を選びましょう。人工飼料は消化がよく栄養のバランスに優れているので亀の健康のためには極めて重要な選択でしょう。

与え方ですがとにかく大食漢なのでどの程度の量を食べるのかしっかり把握する必要があります。余ったエサはすぐに水槽から取り出さなくてはなりませんが、亀が十分な量を食べられるように加減をしてあげましょう。

また亀は餌を食べるのが下手で、特に子亀は少しでも大きいと一つ食べるのに四苦八苦してしまいますので餌の大きさにも気をつけてあげてください。

 

日光浴について

亀と日光浴は切っても切れない関係で、太陽の光に含まれる紫外線が亀の健康と成長を助けます。紫外線の必要な量は亀の種類によって異なります。中にはニオイガメのようにほとんど紫外線を浴びなくても元気に育つ亀もいます。

ただ、ほとんどの亀は紫外線の力なくして健康を維持できませんので、日光浴というハードルをクリアしなければなりません。子亀や小さい種類の亀であれば、紫外線を照射する電球を陸地に照射してあげれば大丈夫です。

大きな亀であれば外で日光浴をさせます。ただ、亀は変温動物ですので陽に当てすぎると体温が高くなりすぎ危険な状態になることもありますので注意しましょう。

亀が好きな時に日光浴が出来、好きな時に日陰に隠れられるようにしてあげることが大事です。なお、日光浴の時に脱走事故が起きやすいので注意が必要です。

 

健康・病気について

亀によくある病気として皮膚病があります。十分に日光浴でできていなかったり水が汚れていたりするとなりやすく、子亀はかかりやすいの注意が必要です。

予防法としてはカビや細菌が繁殖しない環境を保つため小まめに水を換えるだけでなくケージや中の付属品さらには亀も綺麗に洗ってあげてください。

日光浴やカルシウムなどが不足すると他にも甲羅の変形を起こしたり、ビタミンAが不足しておこる目の病気、日光浴をさせすぎたことによる日射病、風邪など亀にとっては大変な病気がありますので注意深く見てあげることが大事です。

万が一様子がおかしいようであれば動物病院に連れて行くことをお勧めします。

 

亀の冬支度・冬眠

亀は冬眠をする動物です。しかし冬眠には危険が伴います。今年生まれたばかりでまだ体力のない子亀、病気などその他の理由で夏の間に餌を充分に食べられなかった亀。

あるいは秋(冬眠時期直前)に飼育しはじめたばかりで栄養状態がよくわからない亀などは冬眠させないほうが無難でしょう。

冬眠させる場合は夏場に充分に餌を与え冬眠に耐えうる体力をつけさせましょう。

 

いかがでしょう。亀を飼育する上の疑問に思っていたことは解決できましたでしょうか。少しでも減らすお手伝いが出来たのであれば幸いです。

そして亀の魅力を少しでもお伝えすることが出来たのであればうれしい限りです。亀はとても長生きをする動物です。同じ種類の亀でも少しずつ好みが違っている場合があります。

長い付き合いになるパートナーになるのですから、一番相性のいい亀を選んで、決して無理はせずマイペースで亀のいる暮らしや世話を楽しみながら飼育しましょう。

ポイントさえ抑えていれば堅苦しい決まりなんてないのですから、それぞれのお宅にあったベストな方法を探し楽しんで飼育してみてください。

まとめ

亀をはじめて育てる人、飼い方の基本事項

・亀の選び方
・亀の飼育に必要な器具
・水について
・エサのあげ方
・日光浴について
・健康・病気について
・亀の冬支度・冬眠

などについて知っておきましょう


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