犬のしつけ応用編!さらなる高みへの7つの挑戦

犬のしつけ応用編!さらなる高みへの7つの挑戦

愛犬が生後1~6ヶ月までの間の犬のしつけは、生活の中の基本的お約束である自分の名前を覚える事やトイレトレーニング、社会化のしつけ、また、お散歩やお留守番などに関わる物です。

例えば、トイレのしつけは、一般的で、排泄の場所を覚えさせる事やおおまかな時間帯を覚えさせる事など。また、社会化のしつけは、人との関わり、飼い主さんとの主従関係を覚える事や、人に危害を与えない事、人に慣れる事などでしょう。つまり、大切な愛犬に問題行動をさせない為のしつけです。

特に、この時期には、社会化のしつけがとても重要で『今後、一生慨に渡って接するモノ』に慣れさせておく事が必要です。

例えば、子供や老人・他の犬・インターホン・掃除機やその他電化製品・傘・靴やスリッパ・風雨の音・携帯電話の着信音など、これらの日常生活に密接度が高い身の回りの様々な物に慣れさせ、出来るだけ、触れさせておく必要があります。

また、愛犬が正しい行動、飼い主さんの望む行動をとってくれた時、つまり、しつけが成功した時には、思い切り褒めてあげて下さい。

その様な基本のしつけが終わると、次には、犬のしつけ応用編!さらなる高みへの7つの挑戦が始まる訳です。

 


犬のしつけ応用編!
さらなる高みへの7つの挑戦

 

犬と旅行に行くためのしつけをしましょう

基本のしつけの中で、「おすわり」や「ふせ」、「無駄吠えの禁止」等、普段、飼い主さんとの行動の中で必要なお約束は、きちんと犬に教えてあげているでしょうか。

それが、出来ていれば、お散歩中も問題行動をせずに済みます。また、ステップアップして、犬と旅行へ行く事も可能になるでしょう。実はそのための、特別な新しいしつけは必要ないのです。

ただ、旅に出るには、公共の乗り物に乗せたり、初めての場所に泊まるなど、犬はとても興奮しやすい場面があるものです。普段は出来ている事でも、突然出来なくなってしまう事もあるものです。

旅行先での様々な人との関わり方や、テーブルに手をかけたり、興味のある物を見つけ興奮しないようにしつけなければいけません。

他にも、狭いキャリーの中でもおとなしくする訓練や、指定の場所、またはペットシーツの上での排泄、などといった一歩進んだしつけが必要になります。

 

質の良いお散歩をさせてあげましょう

お散歩は、とても大切な気分転換です。飼い主さんも愛犬も気分良く出かけられるように心がけましょう。

本来のお散歩の目的としてお散歩に連れて行く事により、適度にエネルギーを消耗させることはしつけをする為の良いコンディション作りに、とても重要です。疲れている犬の行動に困るという事は、まずありませんが、エネルギーがあり余っている犬をしつけるという事は実はとても大変なのです。

戸外においては、家の中より主導権や決定権が重要です。ドッグランなど囲いが有る場所でない限り、犬のコントロールは100%飼い主さんがするものです。

お散歩中の注意点は、歩く速度・行く方向を飼い主さんが決め、犬は、それに従い、飼い主さんから離れない習慣が付いている事が大切です。また、臭いを嗅ぐ・排泄(マーキング)・他の人、犬との挨拶なども飼い主さんの指示でさせる事もしつけなければなりません。

こんな散歩では、犬は楽しくないのでは?という人もいますが、楽しいだけの散歩をさせるのではなく、犬も立派な社会の一員として認められるには、社会のマナーを守る事が当然である事を、是非、全ての飼い主さんに知って欲しいものです。

声を大にして言いたい事は、犬をペットとして飼っている方は勿論、そうでない方の中にも犬好きの方はいらっしゃいます。しかし、当然、犬が苦手な方もいらっしゃるので、そういう方達への配慮はあって然るべきです。また、そうすることが、犬たちの社会での立場を良くしていくのですから。

 

「ほふく前進」を教えましょう

犬のしつけの中で『ほふく前進』自体は特別な意味もありませんし、必要もありません。しかし、飼い主さんが教えてあげる事で、もし、できる様になったら、飼い主さんが少しうれしい、というだけの事です。

後ろ足を伸ばして、ワシワシと進む姿はとても可愛らしく、飼い主さんと愛犬との楽しい遊びの一つとなるので、もし、簡単に覚えるようでしたら、一度教えてみると楽しいかも知れません。

犬の「ほふく前進」は、『おすわり』や『ふせ』と同様、偶然を狙ってするしつけです。『おすわり』や『ふせ』は、食事の際や公共の場など、マナーが必要な場面で、『まて』と同様に覚えておくと、大変便利な物ですから、早い時期に基本のしつけとして身につけさせておいて欲しい物です。

それを発展させたものが、「ほふく前進」と言えるでしょう。どうしても犬に『ほふく前進』をさせたい場合は、まず『ふせ』をさせます。それから、餌で釣ると、犬はその姿のまま進もうとするので自然に『ほふく前進』になるという事です。

犬が「ほふく前進」のポーズをしたら『ほふく前進!』の号令をかけ、褒めてあげましょう。そして犬に「ほふく前進」をしたら嬉しい事が起こる、という事を伝えてあげるのです。

これを何度も繰り返すと、犬は「ほふく前進」の号令と行動の関連付けができ、立派なコンバットのメンバーになれる訳です。

 

お返事が出来る様にしましょう

犬のお返事には、手を挙げさせるものと、声を上げさせる二つの方法があります。

「手を挙げるお返事」を教える場合、愛犬が、片手を挙げる動作をしたのを見かけたら、即『お返事!』と号令をかけ、思いっきり褒めてあげます。「ほふく前進」同様、これを繰り返すと、動作と号令との関連付けが行われるのです。

次は、愛犬の名前を呼び、「お返事」の号令をかけます。次に『お返事!』の号令を省きます。

名前を呼んだ後に愛犬に視線を送ると、愛犬は、自分の名前を呼ばれた後に、どのような号令がある事が多いのか推理し、名前を呼ばれると手をあげる様になるのです。

また、「声を上げるお返事」は、名前を呼ばれた時、むやみやたらとお返事をしてしまわないようにする事が大切なのです。ただの無駄吠えになってしまいますから。

必ず『お返事』の号令を受けた上で、お返事ができるようにする事が必要なのです。まず、『お返事!』の号令をかけ、その後、小声で『ワン』と言います。

犬もつられて『ワン』と答えてくれますので、これを繰り返し『お返事!』『ワン!』の動作が出来る様にするのです。

 

「クシャミとあくび」で遊びましょう

「くしゃみ」や「あくび」も「ほふく前進」同様、犬のしつけには、残念ながら、全く関係がありません。でも、犬のニセくしゃみやニセあくびはなかなか上手で、とても可愛い物です。

勿論愛犬が上手に出来る様になってしまうと、『ニセ』くしゃみと本物のくしゃみを見分ける必要がありますが、犬の『ニセ』くしゃみでは、鼻水は飛ばないので、風邪を引いた時のくしゃみとは見分けられるでしょう。

くしゃみとあくびを覚えさせるのも、偶然に頼るしかありません。犬がくしゃみやあくびをした際に拍手などをして褒めてあげます。これを繰り返すだけです。

また、飼い主さんの気を引きたい時、ニセくしゃみやニセあくびで存在をアピールしてきます。そして、最高のどや顔でこちらを見てきますので、ちゃんと褒めてあげましょう。

 

ゴロンで服従させましょう

「ゴロン」と言うと、愛犬が仰向けになるというしつけです。これは、服従心を養う意味でもとても良いしつけなのです。

実際に愛犬に「ゴロン」を覚えさせるには、「ゴロン」と言いながら犬を仰向けにします。すると、子犬は遊んでもらえると思い、とても喜んでします。

しかし、これはあくまで訓練なのです。愛犬には、これは、遊びではないのだという事をきちんと教えてあげましょう。

仰向けにしたら「ヨシ」と言いご褒美をあげるのです。何度か繰り返す間に、仰向けになる事に抵抗を感じなくなりますので、徐々に仰向けの時間を長くしていくと良いでしょう。

 

『犬遊びしつけ法』をごぞんじですか?

従来の『訓練』や『トレーニング』とは違って、遊びながら無理なく楽しく犬を良い方向へ導いていく、新しいアプローチのしつけ法が『犬遊びしつけ法』です。

『犬遊びしつけ法』は、約10年前、噛む、ひっぱる、飛びつく、ひっかく、イタズラする、興奮する、急に飛び出す、吠えるなどのいわゆる問題行動をするある1匹の犬と飼い主さんのために生まれた方法です。

この『犬遊びしつけ法』は、心理学が元になり、遊び方により、どの様に犬が変化するのかが明確な科学的方法なので、経験のない方でも確実に効果が得られ、また犬にも無理をさせる事がないとされています。また、この10年の研究により、叱責や矯正といった方法で陥る反抗的・攻撃的・怖がりになるなどの副作用が全くない方法があるという事です。

 

いかがですか。以上が、犬のしつけ応用編!飼い主さんにチャレンジして欲しいさらなる高みへの7つの挑戦です。基本的に、しつけという物は、愛犬を“褒めて伸ばす”というスタンスが大切です。

犬に優しく人に易しいしつけが、いぬと飼い主さんとの強い絆を更に深め、信頼感のある理想的な関係を作る事になるでしょう。

そもそも、しつけという物は、大切なペットが失敗しない様、困難な事にも対処出来る様、人間の都合の様に見えても、実は全てペットの為にする準備なのです。

ペットを大切にし可愛がる飼い主さんの中には、厳しいしつけはペットが可哀想、自由にのびのび生活させてあげたいなどとおっしゃる方もいるでしょうが、しつけを怠った為に、無駄吠えが止まらない、排泄のルールが守れない、人に攻撃的になるなど、問題行動を繰り返す事になる危険性を理解しているでしょうか。

お行儀のよい犬、人にやさしい犬は、沢山の人から可愛がってもらえ、更に心豊かな犬に育ちます。

最低限、人に迷惑をかけない約束だけは、させてあげないと、犬自身も不幸であるという事を忘れないでください。

 


まとめ


犬のしつけ応用編!さらなる高みへの7つの挑戦

・犬と旅行に行くためのしつけをしましょう
・質の良いお散歩をさせてあげましょう
・「ほふく前進」を教えましょう
・お返事が出来る様にしましょう
・「クシャミとあくび」で遊びましょう
・ゴロンで服従させましょう
・『犬遊びしつけ法』をごぞんじですか?


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