ドジョウの飼い方で知っておきたい7つの事


ドジョウは、東アジアを中心に生息するコイ目ドジョウ科の淡水魚です。稲作文化の根付く田んぼの多い日本は、ドジョウにとって棲むのに最適な風土でした。

そのため野性のどじょうが数多く生息し、有名などじょうすくいなどの芸能文化にも見られるように、古くから庶民の生活に親しまれていたのですね☆

そんなドジョウですが、おうちでペットとして飼育できるのを知っていましたか?

熱帯魚などと比べるとちょっと影が薄いですが、実はドジョウは泥にもぐったり、えさをもぐもぐと食べたりと見ていて楽しいペットなのです。つぶらな瞳と、おひげがぴょこんと出たお顔も可愛いですよ☆

今回は、そんなドジョウの飼い方を7つのポイントにまとめて紹介します。初めて飼う方は参考にしてみてくださいね♪

 


ドジョウの飼い方で知っておきたい7つの事

 

成長したときの大きさを考慮しよう

一般的にドジョウというと、細長くてにょろにょろしたヘビのような生き物というイメージですが、一口にドジョウといっても実はいろいろな種類があるのです。

捕まえてきた当初はちいさくても、後々かなり大きくなる子もいますから注意してくださいね。

しましま模様のかわいい「シマドジョウ」や、きれいなオレンジ色の「ヒドジョウ」などは小さくて飼いやすいのでオススメです♪これらの品種は成長しても体長が15cmほどにしかなりません。

 

入手は捕獲か購入の2通りある

野性のドジョウは主に、池・川や田んぼの用水路などに生息しています。つかまえるときは網と入れ物を持参してください。ドジョウは泥にもぐるので、つかまえるときは泥ごとすくいあげます。

お住まいが都市部などの理由で見つからなければ、ペットショップなどにいるドジョウを購入することもできます。

飼いたいドジョウの種類があらかじめ決まっている場合は、こっちのほうが確実かもしれませんね。

 

水槽は蓋つきの広いものを

ドジョウを入れるのは、ペットショップなどに売っているふつうの水槽でだいじょうぶです。ただ、水槽が小さすぎると、窮屈なうえに水質が悪くなってしまいますから、広めのものにしてあげてくださいね。

置き場所は、あまり暑くなり過ぎない半日陰が適しています。水槽の底には泥をいれて、もともと住んでいたところの環境を再現してあげましょう。また、ドジョウはたまにジャンプするのでかならず蓋つきのものを用意してください。

 

カルキ抜きをわすれずに

ドジョウのおうちに入れるための水は水道水でよいのですが、そのまま入れるとまだ塩素が強すぎますので、1~2日ほど日光の下で放置してカルキ抜きをおこなってください。

また、ドジョウは一応腸呼吸もできるのですが、それだけだと酸欠になってしまうことがあるので、念のためエアレーションで酸素を補給してあげましょう。

さらに、水をきれいに保つため濾過機を設置し、汚れてきたら定期的に水換えを行います。

 

えさは沈殿性のものを選ぼう

ドジョウは雑食なので、与えればなんでも食べてくれます。ふつうの熱帯魚やメダカなどのえさなどでもいいですし、ちょっと豪華にしたいときは生き餌をあげても大丈夫です。(ただし、生き餌や人間の食べる果物などを入れると水質が悪化することがあります)

ただ、ドジョウはいつも低いところを泳いでいるので、熱帯魚などのようにすばしっこく水中の高いところを浮遊する餌をついばみに行ったりすることができません。

ちゃんとドジョウがごはんにありつけるように、沈下性のえさを選んであげましょう。

 

ほかのお魚と共生できる

ドジョウは基本的に攻撃性のない平和な生き物なので、金魚やメダカなど、ほかの大体の水中生物となかよく共存できます。

ただし、その3でも述べたように、窮屈だとかわいそうですので、水槽の中の密度が高くなりすぎないよう注意しましょう。

また、ドジョウは砂にもぐったりジャンプしたりと、急にアクロバティックな行動をとることがありますので、水草がもげたり他のお魚をびっくりさせたりする可能性があることは覚えておきましょう。

 

水かび病に注意

ドジョウは丈夫な生き物で、あまり病気にはなりにくいのですが、ストレスやけがなどで弱ると「水かび病」という病気になってしまうことがあります。

この病気になると、体のまわりにフワフワとした白いものが纏わりつくのですぐに分かります。治療はメチンブルーというおくすりで薬浴させるのが一般的ですが、食塩水にいれる方法もあります。

また、水かび病は水温が低くなると発生しやすくなるので、水温を25℃以上に保ってあげることも大切です。

 

いかがでしたでしょうか。このように、ドジョウは丈夫で攻撃性がないタイプのお魚ですから、病気さえ気をつければ比較的飼いやすいペットだといえるかもしれませんね。他のお魚を同じ水槽に入れてもOKなのもポイントが高いです☆

ドジョウは一見地味なイメージですが、じつは顔や仕草がとても可愛いので飼っているうちにじわじわと愛着がわいてくると思いますよ♪うまく育てれば長生きしますから、大切に育ててくださいね。

 


まとめ


ドジョウの飼い方で知っておきたい7つの事

・成長したときの大きさを考慮しよう
・入手は捕獲か購入の2通りある
・水槽は蓋つきの広いものを
・カルキ抜きをわすれずに
・えさは沈殿性のものを選ぼう
・ほかのお魚と共生できる
・水かび病に注意


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