うさぎは可愛らしい動物です。室内で手軽に飼うことが出来ます。しかし、幾つかのチェックポイントをパスしなければなりません。家族の同意やマンション等では飼育できるかを確認する必要もあります。
また、うさぎの食餌の牧草アレルギーの人のチェックも済ませておきます。一方、野生うさぎは年間5から6産すると言われます。そして、うさぎは多産系のために一般的には出産を控える傾向にあります。
うさぎは小さな種類から大きな体躯のものまでいます。それ等は容易に手に入れることができます。
これ以降、うさぎの飼い方で絶対押さえておきたいポイントを、あなたとご一緒に見ていきましょう。
うさぎの飼い方で
絶対押さえておきたい7つのポイント
良質な牧草を食べさせていこう
うさぎは良質な牧草だけを食餌にして育つ特質があります。うさぎの飼い方で押さえておきたいことは食餌です。牧草は繊維質を豊富に含みます。歯の動きは牧草を噛み砕くために縦と横にも動かします。
また、伸び続ける常生歯をすり減らす役目も果たしています。牧草には骨に必要なカルシウムは少しか含まれません。けれども、カルシウムを非常によく消化吸収する仕組みを体に備えています。
そして、カルシウムを多く必要とする成長期、普段はあまり必要としないために余分なものは尿中に排出されます。そういうときのうさぎの尿の色はカルシウムと反応して白く濁って見えることがあります。
7から8年の寿命だと知っていこう
うさぎはとても可愛い顔をしています。面長のおむすび形で温和なおとなしそうな表情をしています。うさぎの飼い方で押さえておきたいことは寿命です。猫と体重が似通っているので近い寿命になっています。
長寿うさぎは15年、平均すると7から8年の寿命になります。その一方でうさぎはリスクを抱えています。雌うさぎは猫には無いような多産の体質からくる婦人科系の病気に罹患する傾向があります。
そのために雌猫よりは幾分短命になる傾向が見られます。また、うさぎは年間数度の繁殖期があります。そこで二匹のツガイに子づくりさせると1回の出産で1~10羽の子どもを出産していきます。
一羽ずつゲージで飼育していこう
うさぎはよくケンカをします。うさぎの飼い方で押さえておきたいことは飼育環境です。そこで一羽(頭)ずつのゲージで飼育していきます。室内飼育では、15℃から26℃位の温度設定を確保します。
暑過ぎや寒過ぎのときは、補助の動物専用ヒーターや保冷マットを併用します。また、陽が射す場へゲージを移動させて猫と同様の適度な日光浴をさせます。放し飼いするときには注意が必要です。
かじられて悪いものや電気コード類は、うさぎの目に触れない処置が必要です。トイレの場所は覚えます。雄うさぎはトイレ以外でもマーキングします。そこで大げさに叱らないような気遣いも必要になります。
飲み水は新鮮な水を与えていこう
うさぎは水に弱い動物です。体毛は濡れると乾きにくいです。そして、身体が弱り皮膚病になったりします。うさぎの飼い方で押さえておきたいことは飲み水です。餌も水も与えられたものしか口にできません。
主食の牧草はよく吟味された状態のよい良質なものを毎日与えられます。飲み水は水道水でよいのですが汚れていない新鮮な水が与えられます。生水を室内に放置する環境はあまりよくありません。
適温の状態と落下菌も落ちてくる環境に晒されています。そこで飲み水は給水ボトルで与えます。さらに夏場や梅雨のシーズンでは朝と夕方の2回、新鮮な水に替えていく配慮が必要になります。
体毛は小まめに毛スキしていこう
うさぎは外敵に襲われた際に、体毛を抜けやすくすることで身を守る特徴があります。うさぎの飼い方で押さえておきたいことは体毛の管理です。冬毛や夏毛に生え変わる際は大量に毛は抜けていきます。
そこで、小まめの毛スキ作業は必須になります。うさぎは猫と同じように毛をなめるグルーミングをします。毛スキ作業を怠るとうさぎは無意識に毛を飲み込んでしまいます。一方、猫は毛の固まりを吐き出します。
うさぎは体毛を吐き出せません。胃や腸内での体毛を付けて大きな毛玉なります。その結果、毛球症という病気になります。食餌を食べず、うんちは小さくなり、お腹も痛そうにするので病院で見てもらいます。
抱き方をしっかりマスターしていこう
うさぎは可愛らしく跳ねます。うさぎの飼い方で押さえておきたいことは抱き方です。動物病院の診察では抱っこします。抱かれることを嫌がる性質があります。後足の筋肉は強くはねる力も強力なものです。
不用意に抱くと飛び跳ねて背骨を傷めてしまいます。うさぎの抱き方は二通りあります。一つは、首の後ろの皮膚をしっかり掴み、持ち上げながらもう一方の手で、後足をしっかり支え持って抱えます。
もう一つ方法は、胸の下に手を挿し入れて、脇の下あるいは前足まで手を移動して持ち上げていき、もう一方の手で素早く後足を持って抱き上げます。抱き上げる前に爪切りを済ましておきます。
日光浴して骨を丈夫にしていこう
うさぎは非常に好奇心が旺盛です。うさぎの飼い方で押さえておきたいことは日光浴です。陽が射す時間帯はゲージを移動させて日向ぼっこの日光浴をさせてみます。その際はゲージの扉を開放します。
そして、うさぎが自由に日向と日陰の場所を行き来できるようにします。また、陽射しが強すぎるときはレースカーテンで遮蔽します。日向ぼっこは一日に30分以内程度の日光浴をしていきます。
うさぎは骨が軽く薄いので骨折の恐れがあります。丈夫に保つ対処法が必要です。太陽光線を浴びることでビタミンDの活性化を促進させて、骨の材料のカルシウムを合成して丈夫な骨を作っていきます。
いかがでしたか。うさぎ飼育には幾つかのポイントがありました。一羽ずつゲージ飼育する必要がありました。良質で新鮮な牧草の確保、綺麗な飲み水、適度な気温管理はうさぎにとっては大切なものでした。
雌うさぎは多産の遺伝子を持ち、子作りを控えることなどでリスクを負っていました。雄うさぎは性ホルモンの影響による尿マーカーのデメリットがありました。また、うさぎの歯は絶えず成長する常生歯でした。
電気コードなどを知らずに噛む注意が必要な動物でした。さて、『うさぎの飼い方で絶対押さえておきたい7つのポイント』を、あなたとご一緒に見てきました。この項が、あなたのお役に立つことを願っています。
まとめ
うさぎの飼い方で絶対押さえておきたい7つのポイント・良質な牧草を食べさせていこう
・7から8年の寿命だと知っていこう
・一羽ずつゲージで飼育していこう
・飲み水は新鮮な水を与えていこう
・体毛は小まめに毛スキしていこう
・抱き方をしっかりマスターしていこう
・日光浴して骨を丈夫にしていこう