猫にお風呂は必要なのか。知っておきたい大切なこと

猫にお風呂は必要なのか。知っておきたい大切なこと

猫は綺麗好きです。どんなに飼い主が片づけられない性格であってもです。起きている時間の30~50%を、毛繕いに費やしていると言われる位、超キレイ好きな動物なのです。毛が抜けやすい動物ですから、なめてブラッシングも欠かせません。

飼い主が綺麗にしなくても、自分の身体は自分で綺麗に保つ事ができる動物です。猫にお風呂は必要なのでしょうか。飼い猫を一度もお風呂に入れた事のない人もいるでしょう。

多くの猫は水に濡れることを嫌います。ただ稀に湯船につかってくつろいでいるような表情を見せる猫もいます。猫をお風呂にいれるかどうかは、猫の環境と飼い主の意見で決まるのかもしれません。猫にお風呂は必要なのか。知っておきたい大切なことをお伝えします。



 


猫にお風呂は必要なのか。
知っておきたい大切なこと

 


猫は水に濡れるのが嫌い


猫の祖先はリビア砂漠から来たので、水が嫌いという説があります。また猫の毛は密度が高くサラサラしています。毛並みの油分も少ないために、水にぐっしょり濡れると乾くのにも時間がかかります。これが綺麗好きな猫が水を嫌がる原因なのではないでしょうか。

トルコのターキッシュバンという猫種は世界的に珍しく水泳可能な猫として知られています。ターキッシュバンの毛は油分が多く、濡れても水を弾きやすいのです。しかし全てのターキッシュバンが泳げるというわけではないそうです。

多くの猫は水が嫌いです。自分から好んで入浴する猫は皆無と言って良いでしょう。

 


お風呂が必要な猫とは


猫には汗腺がありません。猫は肉球からしか汗をかかないそうです。基本的に猫はお風呂が必要な動物ではないといえます。しかし外に出す猫は色んな汚れが付いてきます。去勢や避妊手術をしていない猫の場合、繁殖期に伴って「スプレー」と呼ばれる異性誘惑行為を始めます。

この時の尿の臭いは通常の尿とは比較にならないくらい臭いです。ですから、不妊手術を施していない猫は、施している猫に比べて、特に肛門周辺の被毛が臭くなる傾向があります。こうした猫はお風呂に入れてシャンプーする必要があるでしょう。

また、飼い主がタバコを吸う場合、長毛種の猫には毛に匂いが付きます。猫は身体を舌でなめて綺麗にする習慣がありますから、この場合はな子をお風呂に入れたほうがいいかもしれません。

 


猫の上手なお風呂の入れ方


猫をお風呂に入れる前に、あらかじめ猫をブラッシングをしましょう。あらかじめ抜け毛を減らしておかないと、お風呂場の排水溝に毛がからまって詰まってしまうかもしれません。

猫を入れる前に、お風呂場で大きめの容器にぬるま湯を入れ、猫用のシャンプーを適量入れてかき混ぜます。「あったかいな」と感じる程度のぬるま湯で結構です。猫を猫用バスタブの中に体ごと入れ、首までつけます。シャンプー溶液が被毛にしみこんだら、猫をバスタブから出し、首から胴に向かって良く泡立てながら体をこすって下さい。万が一猫の体にノミがいた場合、頭部に逃げ込まないようにするために、首から下に向かって洗っていきましょう。

顔部分は濡らしたスポンジでひたい・目の周辺・口の周辺・あごなどを拭いていきます。このとき目に水が入らないように注意しましょう。

 


特に気をつけたいポイントとは


臭腺のあるしっぽや肛門周辺は特に念入りに洗いましょう。肛門嚢という部分をご存知ですか?これは猫の肛門を中心としての4時と8時の位置にある袋状の器官をいいます。ここが膨らんでいる場合は、しっぽを上げて指で両方の肛門嚢をギュッとつまむようにします。すると中たまっていた液体が飛び出します。

かなりの悪臭なのですばやくシャワーで流しましょう。気になるけど出来ない場合は、動物病院で肛門絞りをして下さい、と頼んでやってもらいましょう。だいたい1ヶ月に1回は絞り出してあげるのが良いと思います。猫によっては、肛門腺がたまりやすい子もいるし、あまりたまらない子もいます。

お尻を床にひきずったり、お尻を気にして舐めているいる時は、肛門腺がたまっている合図です。すぐに絞り出してあげましょう。肛門腺がうまく出ないで、どんどんたまり続けてしまうと、化膿して悪化し、手術が必要になることもあります。しかし猫はめったに詰まらないようです。万が一のポイントとして覚えておくとよいでしょう。

 


お風呂が嫌いな猫の注意点


猫がお風呂を嫌がって、どうしてもシャンプーできない場合は、ドライシャンプーと言う方法もあります。「ドライ」とはすなわち水を使わないという意味ですが、具体的には、泡状の洗浄液が出てくる「フォーミングシャンプー」や、猫用パウダーシャンプーなど、猫の毛にパウダーをまぶしてからブラッシングする「パウダーシャンプー」などがあります。
ただし、猫は毛づくろいする際に自分の被毛をなめます。それと同時に被毛に付着しているシャンプー成分も大なり小なりも体内に取り入れますので、安全性が充分確認された原料のものだけを選んで下さい。

 

いかがですか。ずっとお風呂に入らないと思うと汚い感じですよね。しかし基本的には猫にお風呂は必要ないかもしれません。しかし人間と暮らす以上、清潔をしてもらわないとダニやノミなどが付いている場合、人間にも影響があります。がる猫は多いかもしれませんが、長毛種猫は特にお風呂に入れた方がいいかもしれません。もちろん、完全室内飼いで、飼い主がタバコを吸わないならほとんど必要はありません。

どうしても猫をお風呂に入れたいなら、仔猫のうちから慣らしておくと良いでしょう。いきなり成猫になってからお風呂にいれると、かなりストレスになるはずです。大切な愛猫に嫌われない様に、日頃から汚れない環境を整えてあげるのが一番良い方法だといえるでしょう。

 


まとめ


猫をお風呂に入れる場合は、

・猫は水が苦手だと理解しよう
・どうしても必要な時だけ入れよう
・洗い方に気をつけよう
・肛門周辺を丁寧に洗おう
・ドライシャンプーも使ってみよう