猫アレルギーの症状が喘息に発展する7つのケース

動物アレルギーとは、哺乳類犬・猫・ハムスターなどの哺乳類の毛、毛垢(フケ)、唾液等によって鼻アレルギーや喘息、アレルギー性結膜炎などになってしまう事をいいます。犬は良くても猫は駄目など、個人によってアレルゲンは違うようですから、病院へ行って血液検査などで確認した方が良いでしょう。

昔はペットがいると動物アレルギーになるのでは、と子供が生まれるとペットは敬遠されがちでしたが、米国の研究では「ペットの多頭飼いでアレルギーが減少する」という全く反対の結果が発表されています。今回は、特に猫アレルギーの症状が喘息に発展する7つのケースはどんな場合かを検証していきましょう。

 


猫アレルギーの症状が
喘息に発展する7つのケース

 

自分のアレルゲンを確認しよう

アレルギー体質の方の中には、猫アレルギーと言って、猫が原因で抗体抗原反応が起こる方がいます。とくに皮膚アトピー型喘息を持っている方は、猫がアレルゲンとなって喘息の発作が引き起こされる事もありますから、まずは病院で自分のアレルゲンを確認しましょう。

猫がそばにいなくても、猫の毛やフケ、唾液や排泄物が蒸発したもを吸い込む事で、気道内でアレルギーが発生して喘息になる場合がありますので注意が必要です。

 

鼻呼吸をしよう

無意識のうちに口呼吸をしてしまう習慣が身に付いていませんか?喘息やアレルギー体質の人は、ぜひ鼻呼吸を習慣にして下さい。

鼻呼吸を行うと鼻毛や鼻水がフィルターの役割をしてくれます。鼻を通過する空気は綺麗な状態が保たれるのです。その一方で、口呼吸を行うとアレルゲンなど異物の混入している空気がそのまま気道内を通過してしまいます。これが喘息のもとになりますから、呼吸は非常に重要なのです。

普段から口を開けっ放しにして考え事をする癖はやめましょう。なるべく口はしっかりと閉じて日常生活を送って下さい。

 

こまめに掃除しよう

猫の毛や汗、分泌物がアレルゲンの場合は、毎日部屋の掃除は必須です。絨毯はなるべく避けてフローリングにし、一度床を水拭きした後また掃除機をかけるなど、徹底した掃除が喘息を軽減してくれます。

部屋の掃除以外でも猫砂や猫トイレの掃除も重要です、できればそれらは家の外、ベランダに置くとかなり違います。

まめに掃除する事で、かなり猫アレルギーは軽減するはずです。綺麗な部屋は気持ちがいいですよね。健康にもなって一石二鳥です。

 

空気清浄機を置こう

空気清浄機を置いただけで猫アレルギーが軽減した、という報告もあります。ぜひ空気清浄機をできれば各部屋に設置しましょう。なるべくミクロのアレルゲンまで吸収してくれる物を選んで下さい。加湿器付きの商品もベストです。

加湿器と併用する事で、空気中に浮遊しているアレルゲンをかなり減らすことができます。ぜひ空気清浄機は性能の良い商品を選んで下さい。

 

猫もシャンプーしよう

普通は猫はシャンプーしない人も多いでしょう。猫自体、お風呂が嫌いな体質の猫もいます。しかし、猫アレルギーなら猫にも協力してもらう必要があります。手袋をはめて、猫のシャンプーを習慣にすると良いでしょう。

毎日洗うと皮脂が取れすぎてせっかくの美しい毛並みがパサパサになってしまうかもしれません。週に1度くらい、ペットショップやトリミングサロンで念入りに洗ってもらっても良いですよね。習慣になれば、猫も適応してくれるはずです。

 

睡眠中は気をつけよう

人は睡眠中に口呼吸になる場合が多いといいます。自分で意識できませんから、睡眠中の呼吸には気をつけましょう。喘息の人が寝ている間の口呼吸を阻止する方法として、口にマスキングテープを貼ると良いと言われています。川の字状にマスキングテープを口に貼る事で、口呼吸を阻止する事ができます。

川の字状に貼れば意図的に口に隙間を作る事ができるので、突然のくしゃみで鼓膜を痛める事もありませんからオススメです。また、ノーズリフトという、鼻の内腔を広げる為の道具を利用するのも手です。一緒に併用すれば鼻呼吸を補助する効果が期待できます。

 

薬物療法を試そう

綺麗に掃除しても、鼻呼吸をしても、喘息の発作の治療法には、薬物療法が一番有効かもしれません。喘息の治療薬には、喘息の発作を抑える薬(リリーバー)と、喘息の発作を予防する薬(コントローラー)とがあります。

喘息の発作が起きていなくても、喘息の発作を予防する薬コントローラーを使用し続ける事で、喘息の発作を抑えたまま飼い猫を飼い続ける事は可能になります。病院を受診して、薬を貰って喘息を治療しましょう。愛する猫と暮らすためならそれぐらいは出来ますよね。

 

いかがですか。喘息は辛く、本人は非常に苦しい病気です。その病気の原因が愛する猫にあるなんて、まるでロミオとジュリエットの様に悩んでしまうでしょう。

しかしこの7つの対処法を試せば、猫と別れずにすみます。猫アレルギーだ、喘息だと分かった途端に猫を手放すのは早計です。まして保健所に猫を持って行くのは止めて下さい。どうしても猫を手放さなくてはいけないなら、動物病院やネットで保護猫サークルを探して相談して下さい。

あなたも辛いですが、猫だって辛いのです。どうか最後まで猫の暮らしを支えてあげて下さいね。

 


まとめ


猫アレルギーの症状が喘息に発展する7つのケース

・自分のアレルゲンを確認しよう
・鼻呼吸をしよう
・こまめに掃除しよう
・空気清浄機を置こう
・猫もシャンプーしよう
・睡眠中は気をつけよう
・薬物療法を試そう


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