ザリガニの飼い方で知らなかったこんなことあんなこと

ザリガニを飼った経験がある方は少なくないと思いますがその時『正しいザリガニの飼い方』なるものを考えたことありましたか。ザリガニといえば小型のロブスター的な印象もあり愛すべき生き物ですよね。我が家でもつい最近子供にせがまれスルメを結びつけた手作りの釣り竿片手にザリガニ釣りに興じました。

ザリガニを釣るという行為が楽しくてよく釣ってはきますが実際には大きめの容器に釣って来た沢山のザリガニ軍団を放しエサを与え自由に生活させるのが常です。ザリガニ達がエサを食べたり容器の中を動き回る様子を見るのはとても楽しい時間です。しかしザリガニにとって快適な飼い方を研究したことなんてなかったなと今更ながらに気付きました。そんなザリガニの正しい飼い方で知らなかった色んなことについてお伝えします。

 


ザリガニの飼い方で知らなかった
こんなことあんなこと

 

エラ呼吸と砂と脱皮

ザリガニの呼吸法は魚と同じで『エラ呼吸』だということはごぞんじですか。改めて考えてみると何だか不思議な気がしますよね。とはいってもザリガニのエラは実に特殊なエラでわずかな水でも濡れていれば陸地でも問題なく呼吸がでます。

水中の酸素量が不足していると感じたらすかさず片側の足を下にして横向きの姿勢をとり水面からエラに空気を取りこんで呼吸するというシステムが備わっているのです。これはご存知ない方も多いのではないですか。

ザリガニの飼い方で環境づくりに細かい砂を容器の中に入れてあげることも大切です。ザリガニは短い触角の根元に砂を入れて体のバランス感覚を調節しているのです。脱皮をする度にその砂がこぼれその度にハサミで頭に砂をかけて補充しているというのはしっかりザリガニの飼い方の中でしっかり観察しないと見られない光景ですね。

ザリガニは小さくなったカラを脱ぐことを繰り返して大きくなっていきます。つまり脱皮です。とても不思議なことなのですがハサミや足が取れてしまっていてもザリガニは脱皮することでそれらを再生することが可能なのです。

脱皮は幼若個体は1年に何回も行い成体は約2回といわれます。食欲がなくなりカラの色が変色したら脱皮のきざしが来たという合図です。尾とこうらのつぎ目に隙間ができたら脱皮は目前に迫っています。

脱皮直後のザリガニの飼い方で重要なのはカラが柔らかく共食いされやすいので必ず単独飼育にすることが大切です。カラが固くなるのには最低でも3、4日はかかります。

 

ザリガニ飼育の必須アイテム『巣穴』『エサ』『フタ』

ザリガニの飼い方で重要なのはまず隠れ家的な家、つまり『巣穴』を作ることです。ザリガニって実は共食いをしてしまう生き物なのです。ですからイメージとしてはプラケースの中で複数飼育している印象が強いのですが基本は単独飼育なのです。巣穴となる観賞魚用の土管や流木・石・植木鉢などの隠れ家を設置するとザリガニは快適に生活できるというわけですね。

飼い主さんの様々な都合上、どうしても複数飼育で!という場合には60cm水槽で2・3匹までにするのが理想です。

またどんな生き物の飼育でも当然必要になるのが『エサ』です。ザリガニの飼い方の中で望ましいエサの与え方ですが1日1~2回食べ残さない量を与えること。

エサの食べ残しは飼育容器内の水質悪化の原因になります。もし食べ残しがあるようなら必ず取りのぞきます。また逆にエサが足りないと仲間のザリガニを食べてしまうこともあるので適切なエサの量が把握できるまでは常に注意深く様子を見ることが大事です。

ザリガニの食事方法はエサを丸飲みするのではなく少しずつかじりながら食べます。そのため食べカスが出やすく水を汚しやすいのでザリガニの飼い方の中で飼い主さんを悩ます唯一のポイントといえばこの環境整備ですね。

ニボシやスルメなどを与える人も多いとは思いますが日常のエサとしてはあまり適していないというのは意外な話かもしれませんね。その理由はそれらが水を汚しやすい食材である上ニオイも出やすいということです。

ザリガニの飼い方の中で快適な環境づくりという点でも共存する飼い主さんの生活にとっても向いていないのです。またそれらのみの食事ではザリガニが弱ってしまうともいわれています。

『フタ』もザリガニの飼い方としては必須アイテムです。つい忘れてしまいがちなこのアイテム。でも絶対必要!と声を大にしていいます。実はザリガニは脱走の名人です。アレコレ知恵を絞って脱走を試みます。例えばエアーホースをつたって脱走するなんてこともお手の物です。フタはしっかりしていないと気付けば一匹もいなくなっていたなんてことになりかねないですよ。

 

稚エビを飼ってみる

ザリガニが頭から尾までの長さが6cmほどに成長したら繁殖可能となります。オス1匹に対しメス1~2匹で飼うのがポイントです。この時注意しなければいけないことはオスとメスのサイズです。それが極端に違ったりするとパートナーになりにくいといいます。またハサミがない個体もよく見かけますが両方ともハサミをもたない個体の場合には交尾をしないといいますのでチェックしてください。

交尾に成功したらいよいよ産卵です。ザリガニの産卵期は春と秋頃。メスのしっぽの裏側やお腹が白くなったら産卵直前の合図です。夜中から早朝にかけてメスは身体を折り曲げて水底に横たわり数百粒の卵を産みます。

卵の色は紫色で粘液でお腹にしっかりと抱えます。単独飼育のメスが産卵する無精卵は形が凹んでいたりオレンジ色の卵が多いのでその様子も観察してみるとかなり興味深いですよ。

卵の世話の前にメスが卵を持っているのが確認出来たらまずパートナーであるオスを容器から取り出しメス1匹にします。その頃のメスの様子を眺めると卵の付いたおなかを一生懸命ゆすってお腹の卵に新しい水を送ったり 脚で卵の掃除をして大切に守っているようです。

そんなお母さんザリガニの苦労の甲斐あってふ化に漕ぎ付けたら傍で観察しているこちらまでとても嬉しい気持ちになりますよね。卵の色は紫色から徐々に黒っぽくなりいよいよふ化間近になると卵の中が透けてきて稚エビの様子を見ることが出来るようになるのです。

ふ化までの期間は水道によって異なったりします。水温23度前後でのふ化は約2~3週間。晩秋に産卵した場合にはなんと卵を抱えたまま冬眠し春にふ化することもあります。ふ化したばかりの稚エビは約2週間ほど母親ザリガニのお腹にくっついたままです。

母親ザリガニから離れ一人歩きできるようになるまでは産まれた稚エビにエサは不要です。稚エビが一人歩きできるようになったらやっと本格的に飼育ができます。赤ちゃんザリガニの飼い方としてまず最初にすることはなるべく大きな容器に移す事です。その中には水草を入れ稚エビがくっつくための足場をたくさんつくってあげます。

何故大きな容器で広い空間が必要かと言えば狭い空間では稚エビ同士が接触しそれが原因で死んでしまうことが多いからです。 稚エビに与えるエサはザリガニのエサを小さく砕いたものや水草が最適です。エサを与える様になると途端に容器内の水が汚れやすくなるので小まめな水換えが肝心です。

透明だった体の色も何度もの脱皮を繰り返し徐々に色づいて体長2cm程度になるとハサミも少し大きくなってきます。その頃になると共食いをするようになりますので様子を見ながら水槽を分けたり飼育容器を大きくしたりしてザリガニの行動に合うスペースを準備します。

隠れ家を多く入れたりするのも共食いやストレスの防止に役立ちます。

 

いかがですか。以上が知っているようで知らなかったザリガニの飼い方のアレコレです。ザリガニといえば子供の頃の観察飼育ではメダカと並んでかなりポピュラーな生物ですよね。でも当たり前過ぎてあまり深く考えてなかったってことが結構あるのではないですか。

特別変わった行動をするわけでも不思議がいっぱいの生態というわけでもないですから。

でも今回改めてザリガニについて考えてみたら機会があればまた飼ってみても良いんじゃないかと思ったりしたのは私だけではないと思いますよ。ザリガニの世界や魅力についてもっと掘り下げてみたら新たな発見があったりして面白いかも知れませんね。大人になった今だからこそじっくり向き合える生き物の世界というものもありますよね。

 


まとめ


ザリガニの飼い方で知らなかったこんなことあんなこと

・呼吸の仕方はエラ呼吸、環境づくりに必要なのは「砂」である
・ザリガニ飼育の必須アイテム『巣穴』『エサ』『フタ』を揃えよう
・稚エビを飼って繁殖してみよう


連記事