うさぎをペットにした時に知っておきたい病気の事。

うさぎをペットにした時に知っておきたい病気の事。

知能が高めで人懐っこく、なによりコロコロふわふわの毛玉がかわいい!とペットとして人気の高いうさぎ。昔から今までキャラクター化されることも多くあり、人々に愛されるペットです。

鳴き声が小さいことや、基本ケージ飼いなこともあり、マンションやアパートで飼育を希望する人が多くいます。もとは自然を駆け回る動物ですが、市場に出回っているのはペット向きに改良されたうさぎです。

生き物を飼う以上、楽しいことばかりでなく、どうしても病気はつきものです。かわいいうさぎに健やかに過ごしてもらうために、早期発見できるよう病気のことを知っておきましょう。

 


うさぎをペットにした時に
知っておきたい病気の事。

 

目の病気

うさぎのチャームポイントであるかわいいお目目。大きな目なので病気になったら辛さも大きいことでしょう。

目やにがついていたり、やたらと涙が出ていたり、まぶたが腫れていたりすると結膜炎にかかっていることが考えられます。ケージが汚れていると、そこから雑菌やほこりが入り、炎症を起こします。

病院にかかって診察してもらい、点眼薬などをもらいましょう。ケージは消毒し、清潔を保つことが重要です。

 

歯の病気

わたしたちの歯は、乳歯が生え変わって永久歯になり、ある程度の大きさまで生えるとそこでストップしますが、うさぎの歯は「常生歯」といって、永久に伸び続けます。月に1cm程度伸びるため、うまく削ることができないと噛みあわせが悪くなり不正咬合という疾eh2患を起こします。

牧草などのエサは、食べるのに歯で磨り潰す作業が必要になるので、食事の過程で歯がある程度削れます。エサが柔らかいペレットばかりだと、それができず、噛みあわせに支障が生じます。

先天性の場合もあるので、食欲不振・食べ方が下手・よだれが多いなどの現象が見られたら、獣医にかかりましょう。

 

皮膚の病気

うさぎは高湿度に弱い動物です。湿度が高いと虫がつきやすくなったり、皮膚疾患を起こしやすくなったりします。

かゆがって皮膚をかきむしり、発疹や炎症が起きていたら、ノミやダニの寄生が考えられます。太りすぎたり、爪が伸びすぎていたり、ストレス過多で床を踏み鳴らす仕草が多かったりすると、足の裏に炎症を起こすソアホックという病気になります。

温度と湿度を見直し、ストレスを与える環境になっていないか、飼育環境を見直しましょう。

 

消化器の病気

うさぎが罹りやすいのが、食欲不振です。環境の変化やストレスによって、すぐに打撃をうけるのが胃腸の働きです。

エサの鮮度が悪いときも、胃腸に負担がかかり、ガスがたまって食欲不振になります。牧草を与えると胃腸を活発に動かすので、日ごろからペレットと共に与えるとよいでしょう。

また室内飼育の場合、自然環境に比べて毛が抜けにくく、うさぎ自身がグルーミングすることで毛玉がお腹に溜まってしまうこともあります。猫のように吐き出せないので大変です。抜け毛の時期はブラッシングをきちんとするようにしましょう。

 

呼吸器の病気

飼育環境が汚れていると、細菌感染によって呼吸器にも影響がでます。

鼻水がでるな、とかくしゃみが多いな、など風邪のような症状が見られたら、うさぎにとって悪影響な菌が入っていることが考えられます。

治療には抗生剤が必要なので、早急に獣医にかかりましょう。多頭飼いをしている場合には隔離も必要になる場合があります。

 

生殖器の病気

与えている水の量が少ない、または水を替えておらず新鮮でないのでうさぎが水を飲まない、などで水分が足りなくなるとなりやすいのが尿結石です。人でもなるので、その辛さは聞き及んだことがあるでしょう。尿の量や色がおかしくないか、日々のチェックが必要です。

また、メスのうさぎは子宮内膜炎や、子宮がん・乳がんなどの女特有の疾患にもかかります。

通常、うさぎの尿は白濁したものですが、異常がおきると血尿が出ます。うっすら赤い程度だとにんじんなどのエサによる可能性もありますが、かわいいペットの健康のためなので疑わしかったらすぐに医院にかかりましょう。

 

その他の病気

うさぎは暑さにも寒さにも弱い動物です。冬場はスポットで温めることもできますが、夏の暑さ対策は注意が必要です。うさぎが温度が高い場所に長くいると、熱射病になってしまいます。温度上限は28度程度と思っておきましょう。

ストレスを感じていたり何かの病気に罹って免疫力が落ちているときに傷ができると、そこが膿んで膿瘍ができることもあります。

日々の生活でも、うっかり高いところから落として骨折させてしまう事例もあります。不注意にはくれぐれも気をつけましょう。

 

いかがでしたでしょうか。うさぎはかわいいけれど、あまり強くない動物です。小さい体で草食動物という追われる生態なので、神経質なところがあるのはしょうがないことです。

気をつけるべきことはたくさんありますが、それでも気がつかないうちに病魔が迫っているということもよくあることです。可能であれば近くに信頼できる獣医を見つけ、定期的に健康診断を受けておくと安心でしょう。

セルフチェックとして日ごろから、体重を量っての健康管理、食欲チェック、排泄物チェック、目やにや皮膚の状態確認などをしておきましょう。あなたのうさぎはアナタが守ってあげてください。

 


まとめ


うさぎをペットにした時に知っておきたい病気の事。

・目の病気
・歯の病気
・皮膚の病気
・消化器の病気
・呼吸器の病気
・生殖器の病気
・その他の病気


連記事
タイトルとURLをコピーしました