里親募集で子犬を引き取りたい!準備の際の4つの注意点

里親募集で子犬を引き取りたいと思っていても、実際探すとなるとインターネットや市役所保健所など、いろいろ窓口がありすぎて迷いますよね。里親の経験もない上に、子犬が我が家の一員として迎え入れるにはどのようにしたらよいのでしょうか。里親募集をしている子犬には事情があって飼えなくなってしまった理由があります。

成犬と違い子犬の里親ですので、比較的すぐ馴染みやすいのですが、いろいろ準備が必要になっていきます。子犬の里親にすぐなれるわけではなく、引き渡しがされるまでの間に受け入れ態勢を整えておきましょう。そこで今回は、気持ちよく新しい家族を迎え入れて新しいスタートが始められるように、里親になるための子犬を迎える心構えをお伝えします。

 

里親募集で子犬を引き取りたい!
準備の際の4つの注意点

 

里親になる前に子犬を引き取る条件がそろっているか確認する

里親候補に名乗りをあげても、実際に子犬が自宅で飼うことが可能なのかを家族で確認して話し合ってください。軽い気持ちで里親になってしまうと、子犬が大きくなる前にやっぱり無理だったと手放すケースが多いのが問題となっています。

里親を募集している機関にもよりますが、室内で飼うことが条件とされていたり、家でお世話をしてくれる家族が必ずいなければいけないなど条件を満たさない場合は、里親として子犬を引き取ることができません。

本当に子犬を迎え入れても大丈夫なのか、家族の一人でも反対の意見が出たときは、もう一度里親に立候補するべきか考えましょう。子犬ですのでしつけもすべて里親が教えていかなければいけません。受け入れ体制をしっかりしておくことが必要です。

 

里親になる前に子犬と数回面会をしておく

里親になる前に、子犬をネットの画像や写真などで決めてしまうとトラブルの原因となることがあります。想像していた子犬とちがったり、病気を患っていたりなど・・・直接触れて様子をうかがわない限り即決めはよくありません。

家族の一員になるのですから、直接会って子犬との相性や雰囲気をみて里親候補になるかを決めましょう。前の飼い主さんとのふれあいも大切です。里親になってから子犬と初対面しても、なかなか受け入れてもらえないというケースも少なくありません。

生き物ですから子犬にも感情はあります。知らない人達と知らない環境で一緒に住むということが、小さい子犬に負担がかからないはずがありません。ある程度子犬に顔を覚えてもらえれば、里親としてまず第一歩前にすすめたのと同じです。お互いがスムーズに暮らせるために数回面会は繰り返しましょう。

 

障害をもつ子犬の里親になる可能性も。心と体の傷を抱えた子犬と向き合う

里親募集に出されている子犬たちの中には、不慮の事故や病気で体の一部に障害が残ってしまっている子犬もいます。捨てられてしまって保護された子犬もいれば、虐待にあった子犬もいます。子犬でもこのように生まれた時からつらい過去を背負って現在に至るのです。

ですから、人間不信になっていることも十分考えられますので、通常の育て方にプラスアルファの気づかいや愛情が必要です。里親になると決めたときは、子犬の障害も事前に勉強し住みやすい環境を整えてあげましょう。 本気で子犬と向き合う姿勢が歩み寄ることにより、お互いに信頼関係が生まれます。

飼えなくなった理由も把握できるようであれば確認しておくと安心です。お試しお泊りが可能であれば申し込みをするのも良いでしょう。誠意をもって見守っていきたいですね。

 

里親になった後は子犬のワクチン接種や去勢手術を

子犬の里親として機関と契約をした後も、実費でワクチン接種や去勢手術をしなければいけなかったりと決まりがあるところも・・・。それなりの金額もかかりますので、あらかじめ用意しておく必要があるでしょう。先にワクチン接種などを行ってくれるところもありますので、確認してください。

ほとんどの機関で、ワクチン代や去勢手術代は実費になることが多いようです。機関や保護団体に里親になってからの子犬の近状報告をすると喜ぶと思いますので、定期的に写真つきメールを送るか子犬と一緒に遊びに行っても良いでしょう。子犬と一緒に生活している中での悩みなど打ち開けて不安を解消してください。同じような悩みを抱える里親に出会える場となるかもしれませんね。

 

いかがでしたでしょうか。

子犬の里親になるということは、家族が増えるということなので決して簡単なことではありません。里親募集があったとしても、安易な気持ちで立候補せずに十分家族全員で話し合いましょう。軽い気持ちで里親になると傷つくのは子犬です。小さな命を大切に守ってあげられる環境を作らなければいけません。

ペットショップにいる子犬とは違い、大好きな飼い主さんから離れなければいけない状況だった子犬たちです。里親にしかできない、十分な環境で子犬の第二の生活をスタートさせてあげたいですよね。

一方通行な愛情だけでは、子犬に届きません。押しつけにならないように、里親になる前に機関の直接見学会などに積極的に参加しましょう。もう二度と悲しい思いをさせないためにも、子犬が成犬になって生涯を謳歌できるように見守っていきたいですね。

 

まとめ

子犬の里親募集を見つけたら、4つの心がけで迎える準備をしておこう!

・本当に子犬の里親になっても責任をもって育てることができるのか家族で話し合いましょう
・里親になりたい子犬を見つけたら、数回面会して直前までに仲良くなっておきましょう
・里親になれたとしても、決して元気な子犬だけとは限りません。心と体のケアをしっかりしてあげましょう
・里親になった後も子犬のワクチン接種など欠かさず連れていきましょう。引き取るときに機関に金額を払うことも・・・


連記事