犬の名前と言えば、その昔は庭や玄関先で家を守る番犬的役割だったせいか、「ポチ」とか「クロ」とか「シロ」「チビ」など、今聞くと正直オリジナリティに欠けるものだったような印象です。
そして、近年では家族の遊び相手やお友達的な愛玩動物としてペットというジャンルが定着し、現代ではコンパニオンアニマルとして人間の為の癒しの存在や家族の一員としてなくてはならないもの、また、アニマルセラピーの代表選手となっていますので、名前も大分、多様化しているようです。
愛犬に名前をつけるということは、飼い主が新しい家族の為にする最初の大仕事です。
可愛い家族に愛情一杯のステキな名前をプレゼントする為には相当悩むものです。
新しい家族として迎え入れたその子の「犬種」であるとか、「毛色」であるとか、生年月日の「星座」などから、インスピレーションで決める事も良いとは思います。
それでも迷ってしまった場合のヒント、参考にしてください。
犬の名前を付ける時に
参考にして欲しい7つの名づけ法
インターネットで命名
飼い主さんの抱いている愛犬のイメージ等から、命名候補を選出してくれるページも沢山ありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
また、姓名学をつかい命名するという方法もあります。犬の場合は地画(名)で吉凶を判断し、命名するそうですので参考になるでしょう。家族との相性をみて選ぶ事もできます。ペットの名前事典のアプリなどもあるという事です。
言葉の意味から命名
世界各国の言語から名前にあう言葉を見つけるという方法も良いでしょう。言葉の意味を調べ、愛犬に最もふさわしい名前を見つける事は楽しく、また、個性的な名づけが出来るかも知れません。英語やドイツ語、フランス語、ラテン語やギリシャ語、スペイン語やイタリア語など世界各国の言葉には、素敵な響きや優れた意味を持つ言葉も多い物です。
人間の、特に日本人の子供には、なかなか付けられない名前であっても愛犬になら付ける事が出来る素敵な言葉も多いものです。
人名から選ぶ
偉人・有名人の名前や国王・女王・王族の名前をつけてみるのも良いでしょう。立派な偉人の名前がついたワンちゃんがドジでおっちょこちょいだったりしたら、その場がなごむ事請け合いです。
洋風の女性名や男性名、和風の女性名や男性名など人名を使う事も良いでしょう。和風の更に古風な感じの名前もお勧めです。
音の響きのイメージ(語感)から命名
愛犬の第一印象や性格、様子等その子のイメージを語感で表すのもいいでしょう。優しい子・勝気な子・賢い子・芯の強い子・機敏な子・おっとりした子・おとなしい子などの性格から、それらを形容する様な音を持つ言葉を名前にするというのも可愛いものです。
体格が良い・大型・小柄・小型・柔らか・美しい・毛並が良いなどの見た目の印象に合った言葉をみつけるのも楽しいと思います。
キリッとしてシャープ・陽気で騒々しい・人なつこくて甘えん坊・わがままで小悪魔的・落ち着きがあってマイペース・上品でエレガント・ヤンチャですばしっこい・血統がよくプライドが高い・野生的・爽やか・従順・癒し系など、その子の持つイメージを連想出来る言葉を名前にするというのも大切なことです。み
短い名前(呼びやすくわかりやすい)、長い名前(気品や風格漂う)で命名
短い音の名前も可愛い物です。意味のない言葉であっても愛犬が気に入ってくれて、飼い主が気楽に口にしやすい名前というのも有る意味、大切な事かも知れません。
また、長い名前も品格があり、素敵です。普段は略して呼ぶ事になるかも知れませんが、正式名称で名乗る際には、飼い主さんのセンスが光ります。
ジャンルから選びだす命名
これは、愛犬そのものであるか、飼い主さんの趣味や好みであるか、分かれる所ですが、飼い主さんにとって愛着のある名前を付ければ、自ずと新しい家族への愛情も自然と深くなるものです。
例えば飼い主さんが、無類のお酒好きで、かなりのウンチクをお持ちであれば、その知識を最大限に生かしたお酒の特徴と愛犬の性格などを関連付けたり、ただ単に一番好きなお酒の名前を付けるのも良いでしょう。国の名前・山・川・島・湖などの名前・花や樹、植物の名前・星の名前など元々数が多く沢山の候補の中から選び出すのも楽しい事です。
これも飼い主さんの好みにはなりますが、趣味の音楽用語・スポーツ用語・ファッションやブランド名・お菓子の名前・楽器の名前・色の名前・宝石・鉱物の名前・パソコンやインターネット用語・世界の通貨単位・数学・物理などの単位などからは、とても個性の光る良い名前が見つかるかもしれません。趣味の知識が深ければ深い程、面白い名前になる事でしょう。
犬 の 名前 一覧を参考にする
どんなに絞り出しても本当に何も出てこなければ、最後の手段は犬の名前一覧や人気ランキングなどを見て参考にする事です。
一般的なペットに使われる名前で、あまり個性的ではなく面白くないと敬遠していたものでも、案外、我が家にやってきた愛犬に、しっくりいく名前と出逢えるかもしれません。
いかがでしたか。愛犬の名前を付けると言うのは、とても難しいものですね。
愛犬が喜んでくれる事、家族全員の意見が一致する事、そして、愛犬がその名前で一生を送る事を考えたら、なかなか大変な作業です。
だからと言って、保留にしておき、いつまでも名無しのごんべえさんという訳にはいきませんから、タイムリミットのある中で迅速に行わなければなりません。
犬の名前で一番注意したいことは、呼びにくくないか、聞きやすい響きかです。まず声に出して呼んでみましょう。
どんなに姓名判断で良い名前や家族との相性が最高な名前だとしても、また、思い入れのある言葉を使った名前であっても愛犬が聞き取りにくく、振り向いてくれなければ、何の意味もなくなってしまいます。
決して、飼い主の名づけのセンスに対する周囲の評価ばかりに気をとられ、振り回されることのない様にしましょう。まずは、新しい家族が喜んでくれる名前をつけてあげる事が、一番なのですから。
まとめ
犬の名前を付ける時に参考にして欲しい7つの名づけ法
・インターネットで命名
・言葉の意味から命名
・人名から命名
・音の響きのイメージ(語感)から命名
・短い名前(呼びやすくわかりやすい)、長い名前(気品や風格漂う)で命名
・ジャンルから選び出す命名
・犬 の 名前 一覧を参考にする