グッピーの飼い方で絶対知っておくべき7つのこと

グッピーの飼い方で絶対知っておくべき7つのこと
「ポエキリア レティキュラータ」と聞いてピンとくる方は、かなりのグッピーマニアですよね。まるで漫画の主人公の様な可愛い名前のグッピーは、学名ポエキリア レティキュラータという、もとは南米北部に生息していた小魚です。

今では熱帯魚を飼うときの入門魚として親しまれ、飼いやすさと見た目の美しさで小学校などでも教育観賞用としても人気の高い魚です。飼いやすいといっても、もともとは南米に魚ですから、日本で飼育するには注意する事が色々あります。

そこで今回はグッピーの飼い方で大切な、絶対に知っておいた方が良い7つの注意点についてお伝えします。ではご覧ください。

 


グッピーの飼い方で
絶対知っておくべき7つのこと

 

飼育水を知ろう

グッピーを飼うときの「飼育水」とは、グッピーが生息する事に適している水の事を言います。もっと簡単に言うとグッピーが生きていける水、または魚に適している水の事です。初心者は「飼育水=きれいな水」と勘違いしがちです。私達人間は「雑菌や細菌のない水で消毒されている飲める水」を連想しがちですが、この水はグッピーには適していません。

グッピーに適している水は、一般的に濾過バクテリアが繁殖した水の事を指します。水道水の場合はカルキ抜きをしなければなりません。専用の飼育水が作れる溶剤を使用してグッピーの最適な環境を作って下さい。

 

グッピーの種類

グッピーは繁殖力が強いので、初心者でも簡単に増やす事が出来ます。種類も豊富ですから、色とりどりのグッピーを楽しむ事が出来るでしょう。グッピーには国産グッピーと外国産グッピーがいて、値段は国産グッピーのほうがやや割高になっています。

その分国産グッピーは病気に強く、寿命も長いと言われています。外国産のグッピーは値段も安く、色もカラフルで綺麗ですが、病気になりやすいデメリットがあります。初心者の場合は、病気に強い国産のグッピーの方が育てやすくおすすめです。

 

グッピーの水槽

グッピーは小さい魚なので、あまり大きな水槽は必要ありません。目安として5cmのグッピーでしたら45cm水槽で10匹以内が妥当です。60cm水槽なら15匹程度が良いでしょう。水槽の水は最初のうちは、どうしてもバクテリアという水を浄化してくれる生物がいないため、ろ過能力が低く水が汚れやすい状態です。その中に沢山グッピーを入れてしまうと、グッピーが病気や死にやすい状態になります。そんな状態にしないためにも最初は少な目にグッピーを飼育するようにしましょう。

 

グッピー特有の病気

グッピー熱帯魚特有の病気の他にかかりやすい病気があります。それはグッピー特有の「ハリ病」と呼ばれる病気です。この病気にかかると、ヒレがちぎれてたたむような形になり、尾ビレが細くなって元気がなくなります。原因としては水質の悪化が原因と言われています。熱帯魚全般に言える事ですが、グッピーにとっても水質チェックが重要な予防法になります。

初期のハリ病なら10リットルの水に対して50グラムの塩を投入すると効果が出ます。末期症状になると全てのグッピーが駄目になってしまう恐れがあります。早めに発見し治療しましょう。

 

水温調節

グッピーが最も活発に活動する水温は23度と言われています。大体23~25度位が適温でしょう。この水温範囲に飼育水が保たれていれば、エサも良く食べ、早く成長します。グッピーを早く大きくしたいときには、水温を高めに設定します。

しかしあまり水温が高すぎると、食欲が落ちるので注意しましょう。真夏に繁殖行動が鈍ってくるのはそのためといえます。グッピーにとって、一日の水温変化の幅が大きいとストレスになりますので、最低温度を一定に保つようなヒーターは必須です。これは病気の発生を防ぐ意味でも効果があります。

 

繁殖する時の注意

グッピーは、卵胎生魚(卵を産むのではなく、母魚のおなかの中で受精し、稚魚になる)なので卵からかえるのではなく、稚魚となって生まれてきます。

また、グッピーは「ミリオンフィッシュ」といわれるほど簡単に繁殖する魚なので、オスとメスが同じ水槽にいれば誰でも簡単に繁殖させることができます。しかし、グッピーは稚魚を食べてしまう特性がある為、生まれた稚魚はすぐに別の水槽に移し、大きくなってから同じ水槽に移す事が大切です。

 

水流に気をつける

グッピーの特徴は、ひらひらした体の半分はあろうかという大きな尾ビレです(中には違うものもいます)。その為、素早く泳ぐのにあまり適した魚ではありません。このことからグッピーを上手に飼育するための第一の条件としては、水流を弱めに設定することがあげられます。水槽でグッピーを飼う場合にも大きなフィルターやエアレーションなどによって水流が強くなりすぎると、ストレスを受けたり大きな尾ビレを傷つけたりと病気の原因にもなるので注意して下さい。

 

さて、グッピーは見た目の愛らしさ、飼いやすさで大変人気のある魚です。暑い夏の夜、優雅に泳ぎ回る姿を見るだけで癒されそうですよね。グッピーは華やかな色彩の方がオスで、地味な色彩の方がメスです。

そして、メスは頭が良く、繁殖したい場合は自分よりも見劣りするメスと行動し、繁殖したくない場合は自分より綺麗なメスと行動を共にするのだとか。そして何と、複数のオスの精子を体内で選別して子供が産めるそうです。

う〜んたくましいというか、したたかというか、、。人間のメスも、頑張らないといけませんね。

まとめ


グッピーの飼い方

・飼育水を知ろう
・グッピーの種類を理解する
・グッピーの水槽を作る
・グッピー特有の病気
・水温調節に気をつける
・繁殖する時の注意
・水流に気をつける

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