フクロウをペットにしたい!絶対知っておくべき4つの知識

フクロウをペットにすることができることを知っていますか。最近ではフクロウに実際に触れたり、鑑賞したりしながら食事を楽しめる「フクロウカフェ」が人気だったりと、自分の家でもフクロウを飼ってみたい!と思っている人も多いのはないでしょうか。

フクロウは「猛禽類」に分類されるとあってペットとするには敷居が高いイメージがありますよね。しかし、きちんと手順を踏んで準備をしていけば、フクロウをペットとして迎えいれることは難しいことではありません。

正直、犬や猫、同じ鳥類のインコなどとはまったく勝手が違う生き物です。そこで今回は、フクロウをペットにしたいと思うなら、必ず抑えておきたい知識をお伝えします。フクロウのいる生活、ぜひ実現させましょう。

 

フクロウをペットにしたい!
絶対知っておくべき4つの知識

 

フクロウを飼う時に注意すること

フクロウの寿命は小型のもので10〜15年、中型だと20〜30年生きるものもいます。大型だとそれ以上です。長い付き合いを覚悟して飼うようにしたいものです。フクロウをペットとして迎えいれるには、小型から中型の個体がおすすめです。

ペットショップなどで20〜30万ほどで販売されています。血統書付きの犬と同じくらいの価格と思えばよいでしょう。また、フクロウは「絶滅の恐れのある野生動物種の国際取引に関する条約(CITES、サイテス)」の検査を受ける必要があります。この検査を受けていない個体は違法とみなされ、罪に問われる場合がありますので、購入する際には必ず確認するようにしましょう。

 

フクロウを飼育する環境を整えよう

フクロウは基本的に人間との生活環境が違う生き物。本来人間に懐きませんし、人間の出す生活音や振動も苦手とします。できればフクロウ専用の部屋を用意するようにしましょう。

さすがに部屋ひとつ用意するのは無理・・・という場合は、ゲージを用意し、フクロウのテリトリーを作ってあげます。ゲージの大きさは60〜90センチほどの狭すぎないものにします。放し飼いにしたいと考える人もいるかもしれませんが、フクロウは人間との境界がないとストレスを溜めてしまいます。

また、窓から逃げてしまうのも防がなくてはいけません。フクロウは同じ鳥類のインコや文鳥とはまったく異質です。フクロウのペースにこちらが合わせる形で生活環境を整えるようにしなければ、フクロウをペットとして育てることは難しいのです。

 

フクロウは肉食。餌の用意はできますか?

フクロウは何を食べるか知っていますか。もちろんフクロウは肉食ですので、ネズミ、ヒヨコ、ウズラ、虫など主に生肉を食べます。そして飼う以上はフクロウが食べやすいように加工してやる必要があります。あなたはラットなどを裂くことはできますか。

もし生肉の用意ができないとなれば、フクロウをペットとして迎えることは難しいでしょう。ペットのフクロウ用に冷凍された肉なども販売されていますが、慣れない内は毎日餌の準備をするのもひと苦労です。毎月の餌代は5000円程。フクロウの体調によってはサプリメントを与える必要もありますので、犬、猫と比べて餌代はちょっとお高めです。

 

フクロウの生態を知ろう

フクロウは夜行性ですので、夜寝ている横で「ほーほー」と鳴くことも日常です。家に自分以外の住人がいる場合は、夜の鳴き声についても了解を得てから飼うようにした方がよいでしょう。

また、小さい子供がいるならフクロウのクチバシや爪に注意が必要です。もしフクロウが機嫌を損ねて攻撃したりしたら、怪我をすることも想定されます。子供との生活範囲の工夫やフクロウとの関わり方についてしっかり管理するようにしましょう。フクロウは体が小さく寒さにとても弱い動物です。

留守にする場合も部屋の温度調整には気を配るようにします。さらに爪ひとつ切るのにも素人では失敗の恐れがあります。フクロウが体調を崩した時に限らず、なにかあったらすぐに頼れる獣医などの相談できる相手を飼う段階から見つけておくことをおすすめします。

 

いかがでしたでしょうか。

フクロウをペットにするのに憧れる反面、飼育が少し難しいのではないのかというのが正直な感想ではないでしょうか。しかし、フクロウは長生きな動物です。本来人間に懐きにくいと言いつつも、長い間一緒に暮らすことで、飼い主とフクロウのコミュニケーションを深める時間は沢山あります。

慣れてきたら腕や肩に乗せることもできるようになりますので、フクロウに寄り添いながら仲を深めるようにしましょう。また、フクロウには様々な種類がいます。好みの色や表情のフクロウをペットとして迎えいれることができたならば、きっと毎日の生活が楽しいものになること間違いなしです。ぜひフクロウをペットに迎え入れる前にできるだけ沢山の知識を得て、不安要素をひとつでも多く解消した上でフクロウをペットにしましょう。

 

まとめ

フクロウをペットにする上で知っておきたい知識

・フクロウを飼う時に注意すること
・フクロウを飼育する環境を整えよう
・フクロウは肉食。餌の用意はできますか?
・フクロウの生態を知ろう


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