知っておきたハムスターの正しい飼い方と7つのポイント

知っておきたハムスターの正しい飼い方と7つのポイント
もふもふ好きな方ならもちろん、おしり好きの方にも絶大な人気を誇る動物といえば……。

そう!ハムスターですね。ちいさくコロコロと丸く、つぶらな瞳で無心にエサをほっぺに詰め込む、どんな仕草をとってもかわいいハムスター。飼い方も難しくないので、小さな子供から一人暮らしの大人まで幅広く人気があります。大きな声で鳴かないし、飼育スペースも多く取らないので、集合住宅の多い現代社会にも合っていますね。

ハムスターを飼ってみたいと思ったこと、ありませんか?飼い方を知っておけば、運命のハムスターに出会ったときにいつでもお迎えできますよ。

ハムスターをお迎えする前に、飼育環境は整えておこう

まず何よりも、安心して一緒に暮らしていってもらうために、ハムスターの家になる飼育環境は整えておきましょう。

ペットショップには「初めての飼育キット」などのセット商品も置かれていますが、ケージひとつとっても金網タイプ・ガラス水槽タイプ・プラスチックケースタイプと種類があります。巣箱も、普通のおうち型・キノコ型・動物型などたくさん。

せっかくですから自分の好みも反映させたうえで、メンテナンスしやすく、住みやすいものがいいですよね。いろいろ事前にリサーチしておいたほうが、より楽しいハムスターライフが過ごせますよ。

 

もしものときに備えて、動物病院を探しておこう

ハムスターを飼っていると、思わぬトラブルが起きることがあります。胃腸を壊すような内科的なものから、愛でているときや脱走したときに高いところから落ちて骨折するなど、外科的なものなど、小さくても動物ですのでトラブルはおきます。

異常をみつけてから獣医を探すと、気持ちも落ち着いておらず、またはパニックになっていることが考えられるので、十分な情報収集は難しいです。悲しいかな、犬猫に対応してくれる病院は多くありますが、小動物はまだそこまで多くもありません。

診てくれる先生との相性もあります。トラブルが起きる前に調べておいて、健康診断など軽い目的で一度どんな病院か、受診しておくのがベターです。

 

ハムスターの食事は大切な健康管理の場と心得ておこう

個体差はありますが、ハムスターは結構量を食べます。そしてわたしたちと同じく、「美味しいもの=栄養の偏ったカロリーの高いもの」が好きです。

飼育下にある動物の食べ物を決めるのは、飼育者です。喜んで食べる姿がかわいいので美味しいものをあげたい気持ちはありますが、そこはほどほどに抑えて栄養バランスの整った食事を用意してあげましょう。人工飼料が基本になります。

肥るだけならまだいいですが、チョコレートやねぎ類など毒になるものや、じゃがいもや麺類などあたえるとトラブルになりやすいものもあります。食事は適切にあたえましょう。

 

飼育場所はきれいにして病気を防ごう

ヒトと同じく、不衛生な場所は病気を招きます。ヒトは汚い部屋で病気になっても自己責任ですが、ハムスターの生活環境を整えてあげるのは飼育者の責任です。

動物を飼っていくにあたって、日々の掃除は当たり前のことであり、ちょっと面倒なことでもあります。キレイな環境を整え続けることと、ハムスターが生活しやすいことの両面を考えて飼育場所を作るといいですね。

日々はトイレをはじめとした糞の掃除と水換え。週に一回は床材の取替えと汚れふき取り、月に一度は全体を熱湯消毒すると良いでしょう。

 

地域によっては温度管理に気をつけよう

ハムスターは温度に繊細です。暑すぎても寒すぎても、ハムスターは快適に過ごせません。

種類にもよりますが、温度20℃程度、湿度40~50%くらいが適しています。飼い主が「暑くてもクーラー嫌いだから」と室温が高いままにしておくと、体調を崩します。「寝るときが暖かければ、寝てる間は寒くてもいいや」と室温が下がると、擬似冬眠に入ってしまうこともあります。

不安定な温度変化も、ハムスターの健康にはよくありません。通年安定した温度環境を整えるようにしましょう。

 

ハムスターの寿命を知っておこう

ハムスターは、犬や猫のように長生きはしません。寿命は2~3年と言われていますが、1年ちょっとで亡くなってしまう個体もいます。

ということは、老化も早いということです。ハムスターは老いても比較的動き回りますが、年をとってくると体の内側が弱くなったりするので、若い頃よりもエサや環境に注意が必要です。

ちまちま可愛らしく居てくれたハムスターを亡くすのはとても悲しいことですが、幸せに最期まで過ごせるように、飼い主は心構えをしておきましょう。

 

ハムスターは飼いやすい。その分しっかり「見て」あげよう

気をつけることはいろいろありますが、それでも数多くいる動物の中でハムスターは飼いやすい動物です。しかし、自分の状態を飼い主に主張することがほとんどない動物でもあります。

具合悪そうな「そぶり」を見せてくれると体調管理もしやすいですが、あまりそういうこともありません。食事の量や排泄物の状態は大切な情報になります。

食事は巣箱の奥に隠しますから、日々の掃除時のチェックも重要です。愛でるばかりでなく、小さなサインを見逃さないようにして、ハムスターと長く楽しい生活を送りましょう。

 

いかがでしたでしょうか。ハムスターは分かりやすくはないですが、環境に慣れればそれなりに懐きますので、かわいさはどんどん大きくなります。

飼育してはじめのうちはお世話のすべても楽しいでしょう。しかし毎日毎日それを続けるのはそう簡単ではありません。長期の旅行も、生き物が自分ひとりだけのときとは違ってハムスターのことを考えなければいけません。

小さな命を預かっているということを忘れずに、のん気にハムスターの一生をまっとうさせてあげてくださいね。外敵のことを気にせずにおなかを出して寝ている姿を見るのが、飼い主の幸せでもあるのです。


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