うさぎは淋しいと死んじゃう。。なんてよく耳にしますよね。実際には、そんなことはありません。うさぎの飼い方で誤解しやすいのは、うさぎの性格面です。みんながみんな、おとなしいわけでもなく、飼い主さんとの相性などによっても懐き方に違いがあります。
うさぎにも、人懐っこい、臆病、よく寝る、よく食べる、かしこい、好奇心が強い、のんびりやなどと、個性がいろいろとあります。かわいい顔だけでは判断できないので、よく観察して理解してあげることが大切です。
意外に、縄張り意識が強かったりもしますので、飼育環境にも気を配る必要があります。上手に仲良しになるためにも、きちんと、うさぎの飼い方を知っておきたいですね。そこで今回は、うさぎの飼い方まるごと解説☆毎日のお世話6つの管理例についてお伝えします。
うさぎの飼い方まるごと解説
☆毎日のお世話6つの管理例
ケージと飼育用品
うさぎの飼い方、ケージと主な飼育用品についてです。ケージの大きさは、幅×奥行×高さが60×50×80cmくらいを目安に大き目のものを用意してあげてください。オシッコガード付き、キャスター付き、底が引き出し式のタイプだと、そうじが楽にできます。
ケージは、目立つ場所に置くのではなく、部屋の隅っこに置いてあげてください。うさぎの本能として、他の動物から逃げるために隠れたがる性質があるためです。あとは、直射日光が当たる場所、湿度が高い場所、音がうるさい場所、野外は避けてあげてください。ケージの設置場所は、エアコンで温度管理ができる部屋がベストです。ちなみに、うさぎにとっての適温は18~24℃くらいとされています。
飼育用品ですが、エサ入れは、ひっくり返さないように、比較的重い陶器製のものやケージに固定できるものを選びましょう。かじり木は、ストレス解消のためにも必ず用意してください。あと、準備するものは、足のクッションになる床材としてのスノコ、給水ボトル、トイレとトイレ砂、ブラシとグルーミングスプレー、爪切りなどです。
飼いはじめの注意・慣れさせる!
うさぎの飼い方で注意したいのは、新しい環境に慣れさせる期間を取ることです。抱っこをするのも控えて、1週間くらいを目安に見守る必要があります。子うさぎは特にストレスで弱らないように、飼いはじめは、そっとしておいてあげましょう。
なるべく静かな場所にケージを置いて、3日間くらいは、えさと水を与えるだけにしておきます。4日目あたりから、小さめの声で名前を呼んであげたり、手でえさをあげたり、飼い主さんの存在と新しい環境に慣れてもらいます。
1週間後くらいに、おでこを撫でてみて、喜んでいる様子が見られたら、ケージから出してあげてもいいでしょう。ただし、うさぎがかじったり、飲み込んだりしてしまいそうな危険物は片付けておいてくださいね。
抱っこの仕方・触れ方
抱っこができれば、うさぎの飼い方はクリアできたようなものと言ってもいいくらい、苦戦します。嫌がって暴れてしまうんです。NGなのは、お腹の方を持ったり、胸を圧迫したり、背中を反らすように抱っこすることです。
うさぎが安心する抱っこの仕方は、腰やお尻をしっかり支えてあげる形です。背中とお尻が丸くなるように抱っこしてあげてください。触ると嫌がるのは、耳、尻尾、足、胸、お腹です。くれぐれも注意が必要です。
グルーミング
グルーミングは、うさぎの飼い方の中でも大事なケアになります。毛の手入れ全般をグルーミングといいます。うさちゃんに行なうのは、主にブラッシングです。きれいにしてあげること、皮膚病や毛玉症の予防、スキンシップなどの目的があります。
長い毛のタイプのうさぎは毎日、短い毛のタイプのうさぎは3日に1回、グルーミングをしてあげましょう。また、うさぎのタイプに関わらず、春と秋の毛の生え変わる時期には毎日してあげる必要があります。グルーミングスプレーを用いるとブラッシングしやすいですよ。
食事
ペットとしてのうさぎの飼い方としては、主食と補助食を準備します。毎日与える主食は、牧草とペレットです。補助食は、うさちゃん専用のサプリメント、ドライフード、野菜、果物などです。補助食は、おやつとして考えて、与えすぎに注意してください。
牧草は食べ放題状態でOKです。牧草は食物繊維が多くて腸を活発にさせるので、健康にもいいんです。ペレットは、粉の牧草に、いくつかの栄養素を混ぜ合わせたうさぎ専用の肥料です。ペレットを与える目安は、1回に5~30gくらいです。1日に2回、朝は少なめ、夜は多めに量を調整してあげてください。
そうじ・トイレのしつけ
うさぎの飼い方では、トイレのそうじは、トイレのしつけとつながりがあります。トイレ砂は汚れた部分を交換するのですが、トイレ砂を換える時はにおいが付いている砂を少しだけ残しておきましょう。においが付いていると、ここがトイレだと覚えてくれるからです。
毎日のそうじは、フードの容器の手入れ、給水ボトルの水替え、ペットシーツの取替えは毎日行います。残っているえさは捨てて、給水ボトルの水は新しいものにしてあげてください。うさぎが病気にならないためにも、雑菌や細菌が繁殖しないように気をつけましょう。
いかがでしたでしょうか。
以上、うさぎの飼い方まるごと解説☆毎日のお世話6つの管理例についてお伝えしました。抱っこができる動物園などで、飼育員さんの指導を受けて、うさぎを抱っこした経験があると、だいぶ違いますよ。毎日のお世話にも自然に入っていけます。まずは、抱っこ上手になることをめざしましょう。
縄張り意識が強かったり、独占欲も強かったりもしますので、初心者の方のうさぎの飼い方としては、一匹飼いをおすすめします。うさぎのしぐさで、うさぎの気持ちを汲み取ることができるようになるまでは、一匹のうさぎに愛情を注入してあげてください。
そして、何と言っても、うさぎを迎えるには、環境が重要です。ケージや飼育用品を全部整えてから、うさぎを迎え入れる、それは守ってくださいね。
まとめ
うさぎの飼い方まるごと解説☆毎日のお世話6つの管理例
・ケージは、そうじしやすいものを選ぶ
・飼いはじめは、時間をかけて慣れさせる
・抱っこは、背中とお尻が丸くなるようにしてあげる
・グルーミングで、病気の予防とスキンシップもできる
・毎日与える主食は、牧草とペレット!
・トイレのそうじは、トイレのしつけとつながりがある