「猫の画像」で検索すると、可愛い猫の画像やおもしろ猫画像が多数登場し、見ているこちらの目を癒してくれます。でも、その画像一覧に病気を患っている猫の写真が混じっていることも。キュートな猫画像とは反対にグロテスクなものが多く、思わず目をそらしてしまう人も多いでしょう。
しかし、これから猫を飼うことを考えるなら、あるいは飼っているのなら、こういう画像にもしっかりと向き合い、猫の病気について学ばなければなりません。猫も生き物ですので病気をするときもあります。猫の病気、できればその予兆をしっかりと把握し、猫ちゃんの痛みや苦しみを少しでも減らしてあげなくてはなりません。
そのためにはまず猫ちゃんにどんな病気があるのか知ることが大切です。猫の画像とともにお伝えしています。
猫の画像を見て病気を学ぶ!
気づきづらいチェックポイント
猫の画像から学ぶ病気:結膜炎
猫の目に最も多くみられる病気の一つは「結膜炎」です。猫の眼球とまぶたの裏を覆う結膜に炎症が生じ、白目の充血や涙が見られます。普段から目をこすったりかゆそうにしたりしているときには要注意。はやめに動物病院を受診しましょう。
猫の画像から学ぶ病気:白内障
猫の目の病気としては、白内障も結膜炎と同じく有名です。こちらは目の水晶体が白く濁る病気であり、視力の悪化を伴うことがあります。原因としては遺伝、糖尿病などの疾患、有害物質や他の病気の放射線治療が考えられています。
猫の画像から学ぶ病気:外耳炎
猫耳といえば猫のパーツの中でも最も可愛らしい部分の一つで、画像検索でもよく見られますよね。でも、こんなにキュートな猫の耳も恐ろしい病気の餌食にされることがあります。
例えば、外耳炎。耳の中が赤く腫れていたり、耳の中から耳だれという液体が出てきたりする症状を指します。猫の病気として視覚的に非常にわかりやすいため発見は簡単です。予兆に気づき次第すぐに動物病院を受診することができます。
猫の画像から学ぶ病気:耳ヒゼン
耳ダニによって発生する猫の病気です。しきりに頭を振るようになったり、耳垢が黒く変色していたりしていたら要注意。すぐに獣医さんに見てもらいましょう。たいていは同時進行で外耳炎の治療も行います。
猫の画像から学ぶ病気:皮膚病
猫は全身が毛におおわれている生き物ですが、その毛が生えている地肌が傷つくと大変です。毛が抜けたり、むき出しになった地肌がひっかかれたりすることによって出血が引き起こされ、症状が悪化することがあります。
猫の病気としては見た目にも分かりやすいため、早期発見や予防も簡単です。異常を感じたらすぐに動物病院を受診し、早めの対策をとりましょう。
猫の画像から学ぶ病気:よだれ
猫でも美味しそうな食べ物を発見するとよだれをたらすことがありますが、それ以外にも病気のサインとしてよだれを出していることがあります。口の中を怪我している、異物を入れてしまった、熱中症、中毒などさまざまな理由が考えられます。「たかがよだれ」と軽く見ず、ドクターの診察を受けましょう。
猫の画像から学ぶ病気:肉球の皮膚炎
猫の足の肉球部分にできる皮膚炎で、正しくは「形質細胞性足皮膚炎」と呼ばれています。肉球部分が赤く腫れ、腫瘍ができている状態のことです。
現在は肉球に皮膚炎ができる原因がわかっていないため、症状を和らげる対処療法をするしかありません。場合によっては外科手術や副腎皮質ホルモン剤による炎症の軽減が行われます。
猫の画像から学ぶ猫の病気の数々、いかがでしたか。
少々グロテスクなものもあり、気分を害された人もいるかもしれません。しかし、愛猫に本当に幸せで健康的な生活を送ってもらうためには、このような病気のサインについて知り、すぐに対処できるようにしておかなくてはなりません。
人間とは違い、猫は体の不調を訴えることが非常に苦手な生き物です。またとても辛抱強いので、体調が悪くても我慢しようとしてしまいます。そんな猫の我慢強さに頼りっぱなしで何もしないでいると、本来なら助けられた命を無駄にしてしまうことも無きにしも非ず、です。
異変を感じたら必ず動物病院に行き、しかるべき処置をしてもらいましょう。また治療のための出費ができるよう、普段からお金を用意しておくことも大切です。