猫に触っただけで、目が真っ赤に充血し、鼻水がズルズル…。身体が痒くてくしゃみが止まらない……。 猫アレルギーは本当に大変ですよね。どんなに猫を愛していても一緒に暮らすことは絶対ムリ! と思う かも知れません。
でも猫アレルギーなのに家で猫を飼っている人はいます。友達の家にいる猫は駄目だけど、家の飼い猫は大丈夫、という人もいるのです。
猫アレルギーでも猫を飼える、何か秘訣でもあるのでしょうか?今回は、猫アレルギーでも猫が飼える…!?その方法とポイントについて調べてみました。
猫アレルギーでも猫が飼える…!?
その方法とポイントとは
とにかく掃除をしよう!
とにかく掃除・掃除・掃除です!毎日家の中をしっかり掃除しましょう。特に床は水拭きしてから掃除機をかけるなど、徹底的にきれいにして下さい。
アレルギーを引き起こす猫アレルケンは、フケや抜け毛に付着したタンパク質が原因です。他のアレルゲンよりも軽いので、室内を浮遊し、カーテンに付着 したり床に降り積もったりします。これを徹底的に取り除きましょう!
カーぺットは使わずフローリングがオススメです。カーテンもできるだけまめに洗濯しましょう。カーテンの素材にも注目。なるべくアレルゲンが付着しにくいツルツルした素材、自宅で洗濯出来る素材を選んで下さい。
猫の手入れもこまめにしよう
猫のブラッシングは勿論、出来れば週に1度程度はシャンプーすると良いでしょう。お風呂を嫌がる猫もいますが、そこは習慣にして猫にも協力して貰って下さい。
猫アレルギーがキツい方は、素手で猫に触るのは控えた方が無難です。アレルゲンが飛びやすいブラッシングの時は、マスク、手袋をした方が安心できます。
また、猫の手入れをする時は、洋服に毛が付着しないようにレインコートなどを着用すれば完璧です。滑らかな猫の毛並みを素手で触れないのは残念ですが、そこはぐっと我慢。
完璧にお手入れした後、十分に可愛がってあげて下さい。
空気清浄機を使おう
猫アレルギーの原因となる猫アレルゲンは、猫の脂線から分泌されるセレクトグロビンや、唾液に含まれる5種類の糖タンパクが原因です。猫の毛以外に唾液にも注意が必要です。
それらの細かい粒子がフケや抜け毛に付着して空気中に飛び散るので、その除去には空気清浄機が最も効果的だと言われています。
出来れば1部屋に1台ずつ置ければ効果的ですが、コスト面を考えると大変かも知れません。それなら逆にリビングやキッチンに空気清浄機を設置し、空気清浄機がない寝室や子供部屋には猫は入れない、と猫の出入りを制限させるのも方法の1つです。
また、空気清浄機も湿度を調整できる機能付きを選ぶと、猫アレルゲンが空気中を舞うのを抑えてくれます。部屋の湿度に気を使うだけでアレルゲンの発生に違いがありますから、空気清浄機を購入する時のポイントにして下さい。
睡眠不足に気をつけよう
関係ない、と思われるかもしれませんが、アレルギーを持っている人は睡眠は充分に取る様にしましょう。睡眠不足だと猫アレルギーの症状が悪化する危険性があるのです。
人体には、アレルギー反応を抑える機能が元々備わっています。これを有効に機能させる副腎皮質ホルモンを正しく分泌するためには、 適度な睡眠がとても大切なファクターなのです。
また、睡眠時間が不足すると、身体の疲労が蓄積され、新しい血液を生成する免疫機能かが低下します。
睡眠 不足で猫に触れると、いつもよりもひどい反応が出て、アレルギーが悪化する恐れがあります。アレルギーを持っている人は、ストレスにも反応します。リラックスして睡眠を十分に取る事でストレスも解消されます。睡眠不足には気をつけるようにしましょう。
猫アレルギーの低い猫を飼おう
オス猫よりもメス猫の方が猫アレルギーは出にくいと言われています。個体差はありますが、オスの方が活動も活発ですから、室内に飛び散るアレルゲンも多そうですよね。
猫アレルギーは、体が慣れてアレルギー反応が自然治癒するということは基本的にありません。しかし猫の種類を選ぶ事で、かなり症状を抑える事はできるのです。
比較的猫アレルギーの出にくい猫の種類をご紹介しましょう。
*デポンレックス:イギリス原産の猫。スリムで大きな耳が特徴です。“プードルキャット”とも呼ばれています。人懐っこく自立心 も旺盛です。
*ジャパニーズ:アメリカ原産の短毛で目が青い猫。頭がよく、猫なのに飼い主に対して 忠実だと言われています。
*バリネーズ:純血のシャム猫同士から突然変異で生まれたアメリカ原産の猫。毛色はシャム猫と似ています。
*オリエンタルショートヘアー:シャム猫の一種です。毛が短く、大きなアーモンド型の目が特徴です。
*ロシアンブルー:“ラベンダーグレー”と呼ばれる青みがかった灰色の美しい毛並 みの猫です。瞳はグリーンで、抜け毛が少なく、アレルギーを持った人でも比較的大丈夫だと言われています。
*ベンガル:山猫と短毛種のイエネコの交配によって作られたアメリカ原産の猫。子どもと遊ぶのが好きなので、子供が猫アレルギーの家におすすめです。
*サイベリアン:ロシア原産の猫。普通の猫に比べると唾液に含まれる糖タンパク質が少ないので、猫アレルギーがあまりヒドくない人には飼いやすいそうです。
いかがでしたか。 この記事を参考にすれば、いままで「猫アレルギーがあるから飼えない」と諦めていた人でも飼うことができるかもしれません。
猫アレルギーがひどい場合は、病院を受診して薬を服用する、という方法もあります。
猫は人のストレスを緩和させる、いるだけで気持ちが落ち着く、という動物の中でも特にセラピー体質の持ち主。どうか猫を飼うのをあきらめないで、頑張ってみて下さいね。
まとめ
猫アレルギーでも猫が飼える…!?その方法とポイントとは
.とにかく掃除をしよう!
.猫の手入れもこまめにしよう
.空気清浄機を使おう
.睡眠不足に気をつけよう
.猫アレルギーの低い猫を飼おう