里親へ飼えなくなった犬を引き渡す前にすべきこと

里親へ飼えなくなった犬を引き渡す前にすべきこと

里親に自分の犬を引き渡す…。本当はそんなことはあってはならないことです。犬を飼いはじめたら、その犬が亡くなるまで責任を持って世話をすること。それは当たり前のことであり、当然のことであり、飼い主としてやるべき責任であり、その責任を放棄するなんて全く言語道断なことなのです。自分の子どもを里親に引き渡すことと同じことだと考えてください。

それでも残念ながら今の日本には、引っ越しをするから捨てられた犬や、その犬が病気になったからといって捨てられた犬、介護するのが大変だからといって捨てられた犬や、飽きたからといって捨てられた犬など理不尽な理由で飼い主に捨てられてしまった犬はたくさんいます。やむをえない事情で飼うことができなくなる場合も確かにあるでしょう。やむをえない場合は、確かに、里親に犬を引き渡すということも考えていかなくてはなりません。

最後の瞬間まで一緒に暮らすということは、犬と一緒に暮らす上で最低条件ではありますが、もしも、どうしても犬を飼うことができなくなった場合、どのようにするべきなのかお伝えいたします。



 


里親へ飼えなくなった
犬を引き渡す前にすべきこと

 


あなたの犬がなじんでいる人を必死で探す


もしもどうしたってあなたの愛する犬を飼うことができないという場合、あなたはまずは、あなたの犬がとてもなじんでいる人を考えてみて下さい。あなたの犬が、あなたと同じくらいか、それともあなた以上に慕っている人はいないでしょうか。そんな人がいたとすれば、まずはその人に連絡をとってみることです。そして、頭を下げて、どうか自分の犬を引き取ってくださいと頼みこむことです。

もしも、その人が快く引き受けてくれた場合、新しい里親の方に、あなたの犬がなじんできたベットや首輪、リード、エサなどをくわしく説明してください。新しい里親の方に、あなたの犬のすべてを…病気の履歴、気をつけるべきこと、クセ、好きなおもちゃ、好きな遊び方、好きな散歩ルート、好きなお友達のわんちゃん、苦手なわんちゃんのことなど、事細かに説明をしなければなりません。

そして、里親の方とあなたの犬が自然に慣れてくるのをサポートしてください。

 


保護団体に頼む


もしも、身近にそんな人がいないという場合は、保護団体に預けるしかないでしょう。保護団体の方が、あなたのかわりに新しい里親さんを募集してくれます。ただし、どの保護団体にあなたの愛する犬を引き渡すかどうかということはとても慎重に調べて決めてください。あなたの子どもを引き渡す時、清潔感のない施設や、悪質な施設、子どもが青い顔をしている施設などにあずけますか。なるべく、清潔感にあふれて、良質で、子どもが幸せそうな顔をしている施設にあずけますよね。

ですから、犬もぜひそうしてください。犬と真摯に向き合い、不幸な犬を一匹でも減らそうと努力している素晴らしい保護団体はたくさんあります。そういう一匹一匹の犬のために必死で尽くしている施設に預けてください。頭を下げて、頼み込んでください。

親切な保護団体に預かってもらうことに決まったら、やっぱりあなたの犬の名前から、生年月日、病歴、あなたの犬の好きなおもちゃや、苦手なもの、あなたの犬のクセなどと事細かに保護団体の方に報告し、あなたの犬のなじんできたベット、エサ、首輪、リードなどを引き渡してください。そうすることで、保護団体の方が新しい里親さんに、あなたの犬を引き渡す場合にも、スムーズに事を運ぶことができます。

あなたに捨てられ、なじんできた家を追い出された傷はそう簡単には癒えません。慣れない環境で暮らさなければならないということも非常にストレスとなってくるでしょう。そんなストレスを少しでも軽減するために、あなたの犬がなじんできたものをなるべくたくさん引き渡すということが大切になってくるのです。

 

いかがでしたか。繰り返しますが、そう簡単に、自分の犬を手放さないでください。なるべく一緒に暮らせる方法を模索してください。里親さんに自分の犬を引き渡すというのは最後の最後にしてください。

もしもどうしても飼えなくなった場合は、簡単に見つかる里親に犬を引き渡すのではなく、もう血眼になって、自分の犬を幸せにしてくれる里親さんを探してください。この人なら大事にしてくれるという人を慎重に選んでください。それは最低限の責任です。

保健所に連れて行くことは絶対にやめてください。大抵、殺処分されてしまいます。保健所に連れて行くということは、この犬を殺してくださいと言っていることと同じことなのだということをよく覚えておいてください。殺してくださいといいにいくよりは、親切な里親さんに自分の犬を預ける方がまだマシです。どんなことがあっても、保健所ではなく、里親に犬を引き渡すようにしてください。

犬は世話してくれる人を無条件に信頼してくれます。どんなに失敗した過去があろうとも、どんなに暗い問題を抱えていようとも犬はそれを責めたりしません。犬は自分の世話をしてくれた人をどこまでも慕ってくれるのです。無邪気な疑うことの知らない目で。そんな犬の信頼を裏切るようなマネはしないでくださいね。

 


まとめ


里親へ飼えなくなった犬を引き渡す前にするべきことは

・あなたの犬がなじんでいる人を必死で探す
・保護団体に頼む