のんびりくつろぐ『猫』を眺める時間ほどまったりほんわり幸せな気分になれるものはありませんよね。猫の画像も同様で見ているだけでそれが『至福の時間』になります。ずーっと見ていたいと思うもののひとつですね。しかし猫がどんなに好きな方でも我が家の一員として迎え入れる決心をするのはそんなに簡単なことではないし、野良猫と呼ばれる地域猫さんやよその家の猫さんを思う存分眺めるチャンスなんてなかなか訪れることがないというのが現実です。
飼い主である私が「かわいーっ!!この一瞬を切り取りたい!」と思っても気心の知れた我が家の猫ちゃんでさえ快く画像におさまってくれることはかなり至難の業なのですから…。では、そんな思ってもみないチャンスがあなたに訪れた時のために猫の画像を撮る時に用意しておきたい5つのグッズについてお伝えします。
猫の画像を撮る時に用意しておきたい
5つのグッズ
基本は光と影
猫の画像を撮るなら猫の素早い動きにも対応出来る高性能のカメラなどのグッズを用意するのは言うまでもありませんので私は少し違った視点で素敵な猫の画像を撮るために用意しておいてほしいお勧めのアイテムをお伝えしたいと思います。
まずは良い猫の画像が撮りたいなら『早起き』すること。画像の良し悪しはその『光と影』がすべてを決める!と言っても過言ではないのです。『光と影』を制したものが成功を手にするのです。ではそのアイテムの条件が整うのはいつか?1日の光の中で最も写真写りに有効なのは『朝』の光です。厳密にいえば夕方は空気中のチリなどの遮断物が発生してしまい鮮明さに欠けるのでシャープネスな画像を撮るなら早朝がおすすめなのです。
そして被写体である猫ちゃんの都合もベストタイムは朝日の出る早朝の時間帯なのです。なぜならそれが活動開始時間で一日の中でも一番元気みなぎる時間だからです。是非早朝に猫の画像を撮ってみて下さい。最高の『光と影』が用意出来たらきっと生き生きとした猫の表情や動きを画像におさめることが出来ますよ。
猫に好かれる人物になる
これもグッズというには語弊があるかも知れませんが素晴らしい猫の画像を撮影できる人は猫に心を開いて貰える人です。猫って神経質な子がとても多く人間に対してもかなり好き嫌いがはっきりしています。具体的には猫は自由気ままなイメージですが実はせわしなく常に忙しくしている人よりは常に自分の側にいてくれる人、積極的な人より一歩距離を保っていてくれる人を好むものです。
少し無関心なくらいがちょうど良く手の届く位置にはいるけれど決して無理強いはせず、まったりと並んで日向ぼっこしてくれるような「心に余裕」のある人が猫は大好きなのです。猫に好かれれば猫は心を開きありのままの自然の姿を見せてくれます。また、自分のテリトリーに達いることも許してくれるのでかなり近づいても撮影ができるようになります。
つまり良き撮影者になるためには、また良い猫の画像を撮るためには猫に好かれる人物であることが必須条件になるということを覚えておいてください。
おもちゃなどお気に入りのグッズ
これは鉄板です。今更言うまでもない!というのが正直な所です。しかし猫をその気にさせることは重要です。何しろ猫は気分屋さんですから一旦気にいらないとなれば絶対に付き合ってはくれませんから。犬のように命令に従ってもくれませんしむしろそんな態度をとられようものなら途端にへそを曲げてその場を立ち去ってしまいます。
猫の注意を引いてカメラ目線の猫画像を撮ったり生き生きとした動きのある画像を撮ったりしたいのなら猫のお気に入りのおもちゃを使い遊びながら気分を盛り上げてあげるのが一番です。羽やネズミの付いたゆらゆら揺れるおもちゃを振ったりして気をひいたり狩り体験をさせてあげると魅力的な良い表情や身体の動きの一瞬を捉えることが可能です。
ここで注意して欲しいことはおもちゃはなるべく長い棒の先に取り付けることがポイントでその理由は誤って手がファインダーの中に入り込むのを防ぐためです。おもちゃを利用すれば撮影ポジションに留まらせるのにも非常に有効なのです。
時には少量のキャットニップ(イヌハッカ)を使用してみるのも一案です。キャットニップとは猫が好むハーブでまたの名を西洋マタタビとも呼ばれるものです。これを嗅いだ後の猫はまるで酔っ払ったようになり逆に撮影が難しくなることもありますがおもちゃの先にほんの少しこすりつけたりおやつや餌に少量混ぜたりすると撮影スポットにしたいソファやイスの上に導きポーズを取って貰うためには効果的です。
シンプルな背景
どんなにメインが猫だからといっても猫にばかり意識を集中させてしまうと、とんだ落とし穴があります。どんなにベストショットにシャッターチャンスがピッタリ合っても仕上がった画像はいまひとつ…なんてことが起こりうるのです。それはどの様な理由かお分かりになりますか?ズバリ!背景がうるさくてそちらに目がいってしまい肝心の猫の姿が映えない画像になってしまったからです。
メインを浮き立たせ鮮明な猫の画像を撮りたいのならポイントは背景を可能な限りシンプルにするように努めるのが最も大切です。例えば無地の生地などで背景を作ったり何もない場所や壁の前で撮影出来るのが一番望ましいのですが必ずしも猫がその位置で撮影を待ってくれるとは限りません。いつどこで最高のシャッターチャンスが訪れるかわからないので常に室内や猫のいる環境の整理整頓を心掛けることが大切です。
楽しい猫画像にしたいからといって背景を作り過ぎてしまうと肝心の写真の中心となるべき猫がぼやけてしまう場合もあるということを是非覚えておいてください。また被写体となる猫によって明るい背景が似合う子や色目を抑えた白や黒の背景が似合う子もいるので普段から猫のお気に入りのソファやイスなどに様々なカラーの布をかけたりして猫が最も映える背景の色などを研究しておくといいですね。
BGMに軽い音楽
猫の画像を撮るのですからBGMなんてあまり関係ないんじゃないの?とお思いになりますよね?確かに動画と違い画像に音は入りませんし猫が人間のモデルさんのように音楽でテンションが上がったとかその気になれたなんてあまり聞いたことも考えたこともないですからね。
しかし猫は音に非常に敏感なのはご存知の方も多いですよね。大音量や突然の物音はとても嫌います。臆病な子が多くほとんどの場合、たったそれだけで?と思うことでもびっくりしてしまいとても撮影どころではなくなり素敵な猫の画像を撮るなんて難しくなってしまうのです。しかし神経質な猫ちゃん達は静まり返った室内ならいいというわけでもないのです。
なぜなら静かな場所ではかえってほんの小さな物音さえも強調されてしまい落ち着かなくなってしまうケースも多いため実際には撮影中は軽く音楽をかけてリラックスした空間を作り出すことがお勧めなのです。快い環境が用意されれば猫の自然な姿を画像に残すことが可能になるのです。
また猫の画像をベストポジションで撮りたいからといって飼い主さんや撮影者の都合で撮影前に猫のいる場所を移したりして環境を変えることは絶対禁物です。音という意味では例えば騒がしい場所から静かな場所へ移す、あるいはその反対で静かな場所から騒がしい場所へ移すと猫が環境音のレベルに慣れるまでにはしばらく時間がかかりなかなか落ち着くことができないからです。
いかがですか?以上が猫の画像を撮る時に用意しておきたい5つのグッズです。今回は具体的な『物』という意味でのグッズではなくより良い猫の画像を撮影するための気分盛り上げアイテムと言う意味でのお勧めの5つをあげてみました。猫って本当に気難しい子が多くて飼い主さんの思う様にはならないことの方が多いのが普通です。ほんの一秒前までご機嫌で喉をゴロゴロ鳴らしていたかと思いきやカメラを構えた途端にフン!とそっぽを向いてしまったりどこかに行ってしまったりしてガッカリさせられることもあります。
でもそんなツンデレなところも猫ならではの魅力ではあるのですが…。猫に心を許して貰えるのが猫好きさんのステータスであり世の中にこれ以上幸せなことがないと思えるくらい大きな意味を持つことなのです。素敵な猫の画像を撮るためには猫に快適な暮らしを提供することが最高の条件だというわけですね。
まとめ
猫の画像を撮る時に用意しておきたい5つのグッズ
・基本は光と影
・猫に好かれる人物になる
・おもちゃなどお気に入りのグッズ
・シンプルな背景
・BGMに軽い音楽