子犬の里親になろう!室内環境づくりのイロハ

知り合いから譲り受けたり、子犬の里親募集サイトなどを経由して、家に子犬を迎え入れることになることも、きっと多いですよね。ですが、かわいい子犬ちゃんの里親になるに当たっては、どんな準備が必要なのでしょうか。当然ですが、第一に考えるべきは、子犬を住まわせる室内の環境です。住環境が整っていないと、子犬にとってストレスになったり、一緒に住む家族に迷惑がかかってしまいます。

せっかく新しい家族が増えるのですから、快適な生活を送らせてあげたいと思うのは、飼い主の常です。ここで、子犬の里親として、どのような準備や心構えが必要なのかを、しっかり学んでおきましょう。今回は、子犬の里親になるにあたり大切な、室内環境の整え方についてお伝えします。

 


子犬の里親になろう!
室内環境づくりのイロハ

 

 

ケージを用意しよう

まずは、子犬の寝床となるケージの準備が必要です。子犬のうちはケージに入れる必要はないのでは……と思う人もいるようですが、実は、子犬、成犬に関わらず、犬は自分だけの寝床が無いと落ち着けない動物なのです。そのため、子犬のうちから安心できる住まいを与えてあげる必要があります。ケージのサイズは、子犬のうちはその子の体格に合ったものにして、成長するにつれて大きなものに買い替えるようにしましょう。

 

グッズを購入しておこう

子犬の里親になるということは、思いのほかお金がかかるということを覚悟しておきましょう。事前に購入しておくものとしては、ケージだけではなく、ベッドや食器などの「家具」に相当するもの、そして、ペットシーツや子犬用のフードなど、消耗品などです。これらのほか、おもちゃや普段のケアに使う衛生用品なども必要となりますので、ペットショップなどで相談しながら物品類を揃えておいて下さいね。

 

誤食しそうなものを取り除こう

さて、子犬がやってくる里親の家の中も、子犬の飼育に適した環境にしておかなければなりません。基本的には、人間の赤ちゃんがやって来る時と同じような注意が必要となります。

まずは、間違って飲み込んでしまいそうな大きさのものを、子犬を放す可能性がある室内から取り除きましょう。例えば小銭、ペンのキャップ、人間の薬やプラスチックの破片などが、誤食される頻度の高いものとして挙げられますので、これらを子犬に届く位置から遠ざけるようにしましょう。

 

煙草は厳禁と思おう

子犬が過ごす室内では、喫煙は厳禁と思いましょう。これは、吸い殻が誤食されやすいということのほか、人間と同じく犬にも副流煙の害が生じる恐れがあるためです。あるデータでは、喫煙者と一緒に暮らしていた犬の発がん率は、非喫煙者と暮らしていた場合に比較し、1.6倍にも上ったと言われています。

子犬のうちから煙草の煙に晒される環境に置くのは虐待も同然ですから、里親になろうと思う人は、禁煙を心がけることをおすすめします。

 

化学物質に気を付けよう

煙草だけではなく、子犬の小さな身体に大きな害を及ぼす恐れがあるものはたくさんあります。例えば洗剤や化粧品、石鹸類などの化学的なものたちです。このようなものは、少しなめただけで中毒を引き起こし、命取りになる可能性があります。

ですから、子犬の手が届かないところに置かないのはもちろんのこと、床にこぼさないようにして、こぼしてもしっかり掃除をして有害なものが残らないようにして下さい。子犬の里親になると決めた時から、生き物の口に入っても安全なオーガニックな洗剤や化粧品を用いるのも、ひとつの方法です。

 

電化製品のコードに気を付けよう

子犬を飼うことになったら、きっと室内で飼い主と一緒に遊んだりすることと思います。そんな時に気を付けたいのが、テレビなどの電化製品類から延びる、コード類です。子犬が噛んだり引っ張ったりして配線が切れることは当然想像が付きますし、それだけではなく、絡まって脱臼などの事故に繋がる可能性もあります。

とは言っても、電化製品を排除した生活は困難ですから、なるべくコンパクトにまとめるか、電化製品の近くで子犬を放さないなどの工夫をしましょう。

 

フローリングをペット用にしよう

子犬の里親になるために、できれば準備しておいて頂きたいものが、床を子犬にとって安全なものにすることです。犬用ではないフローリングはつるつると滑ってしまい、脱臼や転倒などの原因になります。

これは看過できない問題で、床材による犬の事故は、年間でかなりの数が発生しているようです。ですから、可能であれば犬用フローリングに張り替えたり、賃貸住宅などで難しい場合は、じゅうたんやコルク素材のマットを敷くなどの工夫をして下さい。

 

いかがでしたでしょうか。今回のお話の内容から、犬を飼うのが初めてという人でも、子犬の里親になるための基本的な室内環境づくりがどんなものなのか、見えてきたことと思います。ただ、「意外と面倒……」と思ってしまった人も、いるのではないでしょうか。でも、子犬とはいえ大事な家族が増えるわけですから、その子のためにできる準備をしてあげるのは当然のことだと認識して頂きたいものです。

子犬は「里子」、あなたは「里親」なのですから、親子のような信頼関係を築き、末永く一緒にいられるようにするのは親として当たり前の義務です。どうか、面倒だとかお金がかかるなどと言わずに、子犬が快適に過ごせるように尽くしてあげる心構えを持ってあげて下さいね。

 


まとめ


子犬の里親になろう!室内環境づくりのイロハ

・ケージを用意しよう
・グッズを購入しておこう
・誤食しそうなものを取り除こう
・煙草は厳禁と思おう
・化学物質に気を付けよう
・電化製品のコードに気を付けよう
・フローリングをペット用にしよう


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