1人暮らしをしていると、さびしくてペットを飼いたくなることもあるでしょう。ペットを飼っていればさびしさも紛らわすことができ、帰宅した時に癒してもくれます。
鳴き声やフンなどの問題もあり、周りへの迷惑も気になります。いくらペット可能のマンションでも、隣人トラブルになりかねません。そんなときにおすすめなのがうさぎです。
しかし、いくら周りに迷惑がかからなくて癒してくれると言っても、動物ですので飼育には気をつけなければいけないことがあります。飼い始めてから後悔しても遅いですよね。買う前にどんなことを知っておけばいいのでしょうか。
うさぎをペットにするときに
知っておいてほしい7つの事
住む環境に気を付けよう
うさぎは暑さと寒さ、湿気にとても弱い動物です。特に夏は暑さと湿気が一度にくるので、風通しの良いすずしい場所で飼育しましょう。
冬は寒がらないように日当たりのよい場所に移動し、自宅にいない時にはヒーターを入れるなどして、ケージをあったかくしてあげましょう。
また、うさぎはとてもきれい好きな動物です。トイレの掃除やケージ内の掃除は毎日欠かさずに行いましょう。
飲み水やエサも毎日交換します。こぼれている飲み水を飲んだことが原因で病気になってしまうこともあるので、口にするものは特に気をつけましょう。
噛み癖は必ず治そう
うさぎにはものを噛む習性があり、うさぎにとっては自然なことです。ストレス解消にもなります。
しかしうさぎの前歯はとても鋭いので噛まれるととても痛く、怖くて近づけなくなってしまうこともあります。
手や指を噛まれた時には首の後ろをつかんで押さえつけ、人間を噛むといけないことを教えます。これを繰り返すことで、噛むと嫌なことをされるということを覚えてくれます。
うさぎは恐怖心を抱いてしまうような強さで叱ったり、叩いたりすると骨折してしまうことがあるので十分注意しましょう。
トイレはちゃんと覚えさせよう
うさぎは決まった場所にトイレをする習性があります。匂いを元にトイレをする場所を決めるので、犬や猫よりもしつけるのは難しいですが、根気よくがんばりましょう。
ケージ内では角に市販のトイレを設置し、フンや尿が下に落ちるように金網を設置します。なかなかトイレを覚えてくれないときは、トイレの場所を変えるなど工夫してみましょう。
違う場所でトイレをしてしまった場合には、匂いが残らないようにきれいに掃除することで、またその場所にしてしまうことを防げます。
ちゃんとトイレができたときは褒めてごほうびをあげましょう。間違った場所にしてしまっても叱ってはいけません。
騒音に気を付けよう
鳴かないからといっても、ケージの金網やおもちゃを噛じることがあり、意外と騒音を出します。夜中だと特に響いて近所迷惑になることもあります。
さびしい時やストレスが溜まっていることなどが原因になっていることが多いです。しかしここでかまってあげると、音をたてれば遊んでくれると間違って覚えてしまうので、静かになってから遊んであげましょう。
騒音を防ぐためには、昼間のうちにたっぷり遊んであげて、夜になったらぐっすりと眠れるくらい放してあげるといいです。
夜中にジャンプする「スタンピング」も騒音の1つで、夜中だとうるさくなってしまいます。毛布をかけて部屋を真っ暗にすると静かになります。
散歩をさせよう
犬ほどではありませんが、うさぎにも散歩は必要となります。特にマンションなどではなかなか放牧もできないので、運動不足にならないように気をつけましょう。
散歩では必ずハーネスと首輪をつけ、草むらなどに入らないようにしましょう。屋外にはうさぎの天敵がたくさんいるので、目を離してはいけません。
また、うさぎが食べてはいけない野草やタバコの吸殻などが落ちている場合があります。危険なものが落ちていないか注意を払って散歩しましょう。
散歩中に子供が興味を持って近寄ってきても、なるべく抱っこさせないようにしましょう。他人に抱っこさせてしまうとストレスが溜まったり、パニックで腕がら落ちて骨折してしまうことがあります。
部屋での放牧に気を付けよう
部屋の中に放して遊ぶことがありますが、うさぎは骨がもろいのですぐに骨折してしまいます。怪我をしないように気をつけましょう。
筋肉はとても発達しているので、椅子やテーブルなどに登って遊ぶことがあります。しかし飛び降りた時に骨折してしまうので、部屋のレイアウトを考えましょう。
カーペットや絨毯は、爪をひっかけて生爪をはがしてしまうことがあります。しかしフローリングだと滑ってしまうので危険です。毛の短いカーペットやコルクボードを敷くようにしましょう。
部屋がせまくて片付けが厳しい方は、サークルで囲んだ場所で放牧したり、ベランダに放して遊ぶなど工夫しましょう。
食糞はやめさせないで
うさぎのフンには2種類あります。1つはコロコロした乾いたフン、もう1つはベチャッとしたフンです。コロコロしたフンはよく目にするでしょう。
トイレはきれいに掃除しなければいけませんが、ベチャッとしたフンはうさぎが食べてしまいます。汚いと思うかもしれませんが、絶対にやめさせてはいけません。
ベチャッとしたフンは完全に栄養が吸収されなかったフンです。このフンを食べる時にはおしりに口を付けて食べるのですぐにわかります。
食糞をやめさせてしまうとちゃんと栄養が吸収できずに死んでしまうことがあります。これも食事だと思って我慢しましょう。
いかがでしたか。うさぎを飼っていれば楽しいことはたくさんあります。もちろん動物なので、飼育する上で大変なことはありますが、ちょっと気をつければ本当に楽しんで飼育することができます。
うさぎは喜怒哀楽が激しく、感情表現が豊かで、時にはプープー鼻を鳴らして甘えることもあります。愛情を込めて飼ってあげることでとてもなついてくれますし、仕事からつぁれて帰ってきた時には癒してくれます。
あまり神経質になりすぎると自分にもうさぎにもかえってストレスが溜まってしまうので、ほどよく周りの人のことを考えながら飼育しましょう。
まとめ
うさぎをペットにするときに知っておいてほしい7つの事・住む環境に気を付けよう
・噛み癖は必ず治そう
・トイレはちゃんと覚えさせよう
・騒音に気を付けよう
・散歩をさせよう
・部屋での放牧に気を付けよう
・食糞はやめさせないで