自宅で猫が飼えない人の最高の癒しスポット、猫カフェ。今では文化の一つとして定着し、全国各地にたくさんの店舗が存在します。そんな猫カフェにも、利用するにあたってのマナーがあることを、ご存知でしょうか。猫カフェはただ自分が楽しむだけの場所ではありませんから、他のお客さんやお店側、そして何より猫スタッフ達に嫌な思いをさせるようではいけません。
猫カフェのマナーは、その店舗それぞれのローカルルールももちろんありますが、どのお店にも共通するものが大半です。せっかく猫カフェに癒されに行くのですから、余計な揉め事が発生したりするのは嫌ですよね。今回は、猫カフェ初心者なら絶対に知っておきたい、マナーと遊び方についてお伝えします。
猫カフェを満喫するための
マナーと遊び方
無理やり抱っこしないようにしよう
まず、猫カフェ初心者が勘違いしがちなことがこちらです。猫カフェに行く人は皆、かわいい猫ちゃんとの触れ合いを目的としていると思います。ですから、気に入った猫スタッフを抱っこして、その温もりを感じたくなってしまいますよね。ですが、これが実はNGなのです。
猫は、自分の意思に反して抱っこされたりすることをとても嫌い、ストレスに感じます。そのため、ほとんどの猫カフェでは抱っこを禁止しています。ただ、猫が自ら膝の上に載ってきたときはOKなどのルールを設けているところもありますので、確認してみて下さいね。
睡眠や食事の邪魔をしないようにしよう
抱っこの他に、猫との触れ合いという点で注意したいのが、食事や昼寝を邪魔してはいけないということ。猫に限らず、人間だって食事や睡眠を他者に邪魔されるのは嫌ですよね。ですから、ご飯に夢中な猫や、眠っている猫に無理に触ってはいけません。猫にストレスを与えるばかりか、機嫌を損ねて引っ掻かれたり噛まれたりする恐れがあります。
猫は夜行性の動物ですから、昼間に猫カフェに行ってもみんな寝ているという状況もあり得ますが、そこで自分の都合だけで猫を起こしたりしないようにしましょう。
子連れで行くときはお店に確認しよう
全てのお店がそうとは限りませんが、大半の猫カフェが、乳幼児の同伴を禁じています。これは、乳幼児は猫への配慮ができず、追い回したり、大きな声を上げて猫にストレスを与えてしまうためです。猫にとって、小さな子供はストレス源でしか無いという意見もあるくらいですから、猫に対して少しでも優しい気持ちを持てるのなら、なるべく未就学児は猫カフェに連れて行かない方が良いですね。
ただ、どうしてもご自身のお子さんと猫を触れ合わせたいという親御さんも、いると思います。そのような場合は、マナーを守れるお子さんに限り30分などの時間制限ありで入店可能としているお店もあるので、このあたりは事前に確認しておくべきでしょう。
おやつやおもちゃを勝手に与えるのはやめよう
猫好きな人は、ついつい自分の手からおやつを食べて欲しいと思ってしまうもの。その願いを叶えるために、猫カフェに自前のおやつを持ち込んでしまう人も、中にはいるようです。ですが、お店側が許可しないものを猫に与えるのは、基本的にNGとされています。その持ち込みおやつのせいで猫の体調が悪くなったりするのを避けるためです。
また、猫と遊ぶためのおもちゃの持ち込みも、あまり望ましくありません。未使用のものなら許可するお店もありますが、誰が使ったかわからないおもちゃのせいで、猫に病気がうつったりする可能性があるからです。こちらも、まずは店舗側に持ち込みできるかを確認しましょう。
アレルギーと怪我は自己責任で
猫アレルギーを持つ猫好きの人も、世間には少なくありません。そんな人は、つかの間だけでも猫と触れ合いたいがために、猫カフェを訪れるようです。ですが、そんな中でアレルギーが発症して、体調が悪くなった場合は、自分で責任を取る覚悟をしましょう。
それと同じく、猫との触れ合いの中で噛まれたり引っ掻かれたりして怪我した場合も、お客さんの自己責任です。猫カフェに行くからには、体調不良も、怪我も、何が起こってもお店のせいにしない覚悟が必要です。
いかがでしたでしょうか。猫カフェで遊ぶ際のマナーなどについて、ご説明しました。猫カフェの常連さんなら恐らくご存知のことばかりですが、これから猫カフェデビューを考えている人にとっては初めて耳にする情報もあるかもしれません。ですが、どれも最低限守るべき大切なことばかりです。
猫カフェは、かわいい猫と触れ合いたい欲を満たすためだけの場所と考えられがちですが、実際は、猫という生き物を尊重しなければいけないところなのです。ですから、猫の心身にダメージを与える行動や、猫がカフェで働くことが嫌いになるような行動は、絶対にNGです。もしもこれから猫カフェに行くなら、ここでお話ししたマナーを守って、心置きなく猫との触れ合いを満喫して下さいね。
まとめ
猫カフェを満喫するためのマナーと遊び方とは・無理やり抱っこしないようにしよう
・睡眠や食事の邪魔をしないようにしよう
・子連れで行くときはお店に確認しよう
・おやつを勝手に与えるのはやめよう
・アレルギーと怪我は自己責任で