ハムスターの飼い方で知っておきたい5つの事

小さなスペースでも飼うことができるハムスターは、一人暮らしをしている方などに人気のペットとして知られています。皆さんは、ハムスターの飼い方についてご存知でしょうか。あまりに小さく、お値段も犬や猫に比べるとお安いため、簡単に飼えるものだと思っている人も、少なくないです。

ですが、身体が小さくても、一つの命であることは変わりませんから、ちゃんと正しい飼い方を知って、それを遂行する必要があります。餌はどんなものを与えるべきか、住まいはどうするべきなのか、掃除はどれくらいの頻度で行うのか……。

このように、ハムスターの飼い方について、疑問に思うことを挙げてみればきりがありません。今回は、そんなハムスターの飼い方について、特に知っておきたいことについてお伝えします。

 


ハムスターの飼い方で
知っておきたい5つの事

 

ペット不可物件なら、飼う前に家主に確認しよう

ハムスターの飼い方を知る前に、まずは、あなた自身の住まいがハムスターを飼えるものかどうか、確認して下さい。

一軒家や分譲マンションなど、自分や家族が所有している住まいなら問題はありませんが、賃貸住宅の場合は、「ペット不可」という条件になっている場合があります。

ですが、ハムスターや熱帯魚など、においが無く鳴き声も無いという生き物ならばOKという物件もありますので、まずは一度、家主や管理会社にハムスターを飼っても良いか聞いてみましょう。ハムスターの飼い方について学ぶのは、それからでも遅くありません。

 

複数飼いに向かない品種があることを知ろう

ハムスターと言えば、何匹も一つのケージに入れて、丸まって眠る姿や走り回る姿がかわいいと思われがちですが、実際は、全ての品種が複数飼いに向いているわけではありません。

例えば、ゴールデンハムスターという品種は一匹飼いするのが基本で、繁殖期以外はオスメスを一緒に飼うことも避けるべきです。また、複数飼いが可能な品種だとしても、違う品種同士を一緒に飼うのは、争いを起こす元となるのでやめた方が良いです。詳しくは、購入時にペットショップで欲しいハムスターの性質について、聞いてみましょう。

 

快適な住まいを用意してあげよう

正しいハムスターの飼い方の第一歩として、住まい、つまりケージの用意があります。ケージには、水槽タイプや金網タイプ、トンネルなどが付いた凝った作りのものなど、様々なものがあります。

ですが、ここでおすすめしたいのは、シンプルな水槽タイプです。金網タイプも悪くありませんが、構造によっては事故などが発生する恐れがあるからです。ケージのサイズは、たくさん動き回れるようになるべく大きめにしましょう。そして、市販のチップやちぎった紙などの床材を敷き、巣箱、トイレ、水飲み場、餌箱、運動用の回し車などを設置して完了です。

 

バランスの良い餌を用意してあげよう

ハムスターの飼い方としてもう一つ大切なのが、餌の与え方です。一番簡単なのは、バランス良く栄養が配合された市販のハムスター用フードを与えることですが、わがままな子だと、食べてくれないこともあります。そんな場合は、野菜、種子類、果物、そしてたまにチーズや煮干しなどの動物性たんぱく質を与えましょう。

また、そのような自然のものを食べさせて栄養が偏るようなら、サプリメントを与えるのもひとつの方法です。そして、ネギ類やチョコレート、一部の種子類や植物など、ハムスターにも食べさせてはいけないものがあることを覚えておいて下さい。

 

ケージの掃除をまめにしてあげよう

ハムスターは感情表現がわかりにくいため、どんな住環境でも気にしていないように見えますが、実際はとてもきれい好きです。

そのため、こまめな掃除は欠かすことができません。特に、トイレや給水器の掃除は毎日行うようにして下さい。これは、ストレスの元になるほか、病気の原因にもなってしまうからです。また、巣箱の中身も毎日替え、床材は週に一度は総入れ替えしてあげると良いでしょう。

そのほか、月に一度くらいの頻度で、巣箱や餌箱、回し車など、全ての用具類とケージそのものを水で洗い、熱湯消毒すると完璧です。

ハムスターの飼い方の中で、一番手間を取るのがこの掃除ですが、健康な生活を送らせるためには欠かせないものです。

 

いかがでしたでしょうか。意外と知られていない、ハムスターの飼い方についてのご説明でした。ハムスターはとても小さいため、ちょっと身体を壊すと命に関わる場合が多いです。

もちろん、丈夫さには個体差や品種の差がありますが、どの個体にも長く元気でいてほしいのなら、正しい飼い方をしっかり勉強して、ストレスや事故のない生活を送ってもらうための努力をする必要があります。ちょっと大変ですが、本当にハムスターを飼いたいと思っているのなら、難しくはないことばかりです。

ハムスターは、犬や猫よりも手軽に飼育を開始できるため、無責任に飼い始める人も多いと言われています。そんなことをして悲しい結果になってしまわないように、ハムスターの飼い方を知り、事前準備をしっかりしておきましょう。

 


まとめ


ハムスターの飼い方で知っておきたい5つの事とは

・ペット不可物件なら、飼う前に家主に確認しよう
・複数飼いに向かない品種があることを知ろう
・快適な住まいを用意してあげよう
・バランスの良い餌を用意してあげよう
・ケージの掃除をまめにしてあげよう


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