近年、ペットロス症候群の問題が深刻化してきています。お年寄りの人口が増え、同時に一人暮らしをしている高齢者が増えたことによってペットを飼う高齢者が増加しています。一人暮らしの寂しさを解消するためにペットを飼いたいと思ってペットを飼い始めたという方が非常に多く、ペットを家族として認識し、依存している方が多いです。
もちろんペットを家族として認識することは大切なことです。しかしペットを失ってしまったあとに鬱状態になってしまい、何も手が付けられなくなることは決していいことではありません。そしてそのような状態を飼っていたペットも望んではいないでしょう。そこで今回は、つらいペットロス症候群の悲しみを乗り越える立ち直り方についてお伝えします。
つらいペットロス症候群・
悲しみを乗り越える立ち直り方
思い出を振り返ろう
思い出は消化するものではなく、大切に保存しておくものです。ペットが亡くなってしまってペットロス症候群になると、ペットのことを思い出すたびに悲しい気持ちにしかならなくなります。けれどもそれは良くないことです。何故ならペットとの思い出は大切に保存しておくものだからです。
ペットとの思い出をネガティブな感情で振り返ってはいけません。ポジティブな気持ちで思い出を振り返れるように自分の気持ちをコントロールしてください。それがペットロス症候群から立ち直るための第一歩になります。
現実を直視しよう
ペットロス症候群になるとペットの死を受け入れることが難しくなります。もちろん信じたくないことであることは間違いありません。しかしペットが亡くなってしまったことは事実です。つらくても受け入れなくてはならない事実なのです。
ペットは亡くなってしまいましたが、飼い主の方はまだ生きています。今を生きている飼い主の方がいつまでも悲しみを抱えていることは非常にもったいないことです。ペットが亡くなったという事実を受け入れることが大切です。
お墓を作ってあげよう
古来より人類は亡くなった人を土に埋め、お墓を作ってきました。土に還してあげようという想いのもとにそのような行動を取ったのだろうという推測ですが、それに加えて亡くなってしまったという事実を受け入れる儀式のためにお墓を作ろうと思ったのではないかとも言われております。
お墓を作ることで、ペットが亡くなってしまったという事実を受け入れることができます。ペットロス症候群の方の多くはペットのお墓を作れずにいるそうです。それではいけません。ペットのお墓を作ってあげてくださいね。
次に飼うペットを検討しよう
ペットロス症候群になってしまうと、新たにペットを飼うということを考えられなくなる方が多いです。けれどもそれではいけません。失恋で悲しんでいる方を想像してみてください。その方にどのようなアドバイスをするでしょうか。
次の恋を探しなさいとアドバイスするはずです。ペットロス症候群の方も同じです。新たなペットを探してください。飼い主の方は生きています。前向きに生きることを望んでいる方がたくさんいます。それを自分の胸で受け止めましょう。
生きていることを実感しよう
ペットロス症候群になっている方は生きています。ペットは亡くなってしまいましたが、飼い主の方は生きているのです。生きているときに大事なことは何でしょうか。前向きに生きることではないでしょうか。
前向きに生きるということは希望を持つということです。ペットを失い、その場で立ち止まり続けていては前を向くことはできません。どうか希望を持ってください。希望を持つことで気持ちは劇的に変わります。
人は希望を持つことで前向きになれます。そしてそれを持つことは人生を生きる上で最も大事なことのひとつです。ペットを失うことは希望を持てなくなるほどの悲しみに至ります。けれどもそれを乗り越えなければなりません。希望の光を自ら手に入れてください。
いかがでしたでしょうか。
つらいペットロス症候群を乗り越える立ち直り方をお伝えしました。ペットが亡くなるということは生きることが難しくなってしまうほどにつらい出来事です。それは百も承知です。けれどもつらい気持ちや悲しい気持ちを持ち続けていてはいけません。何故なら心が壊れてしまうからです。
人間はそれほど強くはありません。悲しみを持ち続けているとそれに耐えられなくなります。そうなってしまうことをペットが望んでいると思うでしょうか。いつのときも飼い主の方に従順で、飼い主のためにと思っていたペットがそのように望むわけありませんね。それを考えてみてくださいね。
ペットの気持ちを、そしてペットの願いを受け止めてください。それができればペットロス症候群を乗り越えられますよ。ペットの願いをそのまま希望に置き換えてみてください。前向きに生きることをペットは望んでくれているはずですよ。
まとめ
ペットロス症候群を乗り越える立ち直り方とは
・思い出を振り返ろう
・現実を直視しよう
・お墓を作ってあげよう
・次に飼うペットを検討しよう
・生きていることを実感しよう