金魚の飼い方は難しい?知っておきたい金魚のあるある。

金魚の飼い方は難しい?知っておきたい金魚のあるある。

金魚は、日本人にとって、古くから身近な生き物でした。お祭りの屋台での金魚すくい、経験した方も多いですよね。あの可愛いフォルムに、愛らしい動き、綺麗な色など魅力は沢山あります。

また、慣れるとエサの時間や飼い主さんの事も覚えてくれ、楽しい飼育ができるものです。水槽の前を通り過ぎる飼い主さんにいち早く気付き、「ご飯、頂戴!」なんておねだりダンスをしてくれるのです。

金魚は、眺めるだけなんて思っている方に、是非その体験をして欲しいものです。意外に、そんなコミュニケーションもとれるペットとしての金魚。あなたも是非金魚を飼ってみませんか?

では、金魚の飼い方は難しい?知っておきたい金魚のあるあるを考えてみましょう。



 


金魚の飼い方は難しい?
知っておきたい金魚のあるある。

 


ピンポンパールやトサキンは上級者むけ?


基本的に、和金などは、魚類の中でも飼いやすい部類に入る為、ペットとしても非常にメジャーな物と言えるでしょう。しかし、同じ金魚の仲間でも、品種によっては、とても飼い方が難しいと言われる物もあります。

ピンポンパールと言えば、真珠のようなキレイなウロコと、丸くコロコロした可愛い体型が人気の品種の金魚です。近年多く見られるようになりましたが、デリケートな面があるので、飼育は難しい方に入りますので、大切に育てましょう。特に注意したい事は、活発な品種とは混泳させない事です。

また、トサキンは、高知県の「天然記念物」として有名な品種です。優美な尾ビレが特徴の、とても高級感漂う、魅力的な品種で人気ですが、飼育にはコツが必要なため、実際にペットとして飼うには、上級者向けの金魚と言えるでしょう。

 


食事の管理が難しい?


金魚のエサやりは、時間や回数が決められていて、栄養管理も大変な犬や猫と比べて、一般的な市販の粒やフレークの専用エサを気が向いた時、水槽にササッと振り入れれば金魚達が集まってきてパクパク、比較的簡単でしょ?なんてイメージはありませんか?

しかし、実際に金魚を飼ってみて、一番頭を悩ませるのは、意外な事に食事の管理だったりしませんか?

例えば、金魚が食べる量ですが、これは、水温や水質によって変わります。水温が高い夏はたくさん食べ、水温が低い冬になるとほとんど食べないという具合です。金魚が一日に食べる適切な量は、よく食べる環境で体重の2%。水槽では体重の1.5%以下と言われています。つまり、一般的には2、3~5分で食べきれる量という事になります。

また、金魚は胃がなく食べたエサが直接腸に送り込まれます。ですから、一度の沢山食べてしまうと消化不良を起こしてしまう心配があるのです。

与える回数は、水温20℃~30℃くらいになる春から秋には、1日に2~4回、冬場は1~2日に1回程度で十分なのです。

水温や金魚の体調によって適切な量や時間も変わりますので、食事の様子は、しっかり観察しておくことが大切です。また、そこで注意する事は、食べ残したエサは早めに必ず取り出さなくてはいけません。残っているエサが腐って水を汚してしまう原因となるからです。

むしろ、健康な金魚は1週間くらい絶食しても死ぬようなことはない、時折絶食日を設けた方が金魚の体調を維持するのに良いという考え方もあるようです。

やはり、そう考えると、意外に金魚の食事の管理は難しいという事になりますね。

 


水槽の選択が難しい?


やはり、適切な飼育環境を整えるというのはペット全般に言える事ですが、それぞれ、その生き物の特徴を知った上で、合う物を用意しなければいけません。

金魚については、よく金魚のイラストなどでおなじみの、あの丸いフォルムとヒラヒラの口が可愛い、その名もズバリの金魚鉢をイメージする方も多いとは思いますが、実は金魚にとって最適な環境の水槽は?と考えると、なかなか奥が深く大変難しい物なのです。

そもそも一般的な30cmのプラケースや水槽を用意した場合、金魚の将来を考えると、とても適切とは言えないのです。それは、購入した当初はとても可愛い小さい金魚ですが、あっと言う間に、15cm前後、1、2年経つと20センチ以上に成長してしまうからです。また、水槽内を優雅に泳ぐイメージの金魚ですが、意外に活発に泳ぎ回る事もあります。そんな時に行動範囲が狭いと思わぬ怪我をしてしまう心配もあります。

そして、小さな水槽での飼育では、水量が少ないため、どうしても水質が悪化しやすくなり、管理が難しくなるのが現実です。水槽が小さいと、周囲の気温や照明の熱に影響され、水温が大きく変動します。水温が高くなると酸欠になる危険も増大します。特に夏場の管理も難しいでしょう。また、餌をやりすぎも水質を悪化させます。更には、大きな濾過装置の設置場所もないのです。

また、ホームセンターなどで販売している「金魚飼育セット」は、一見、必要なものが揃っているので便利と購入する方も多いと思いますが、実際には、金魚が小さいうちしか使う事が出来なかったと後悔した方も多いのではないでしょうか。

ですから、水槽は設置スペースの許すかぎり大きいものを購入する事をお勧めします。最低でも60センチ水槽は必要だという事になります。

成長した金魚1匹あたり20リットルの水が必要だとすると、45センチ水槽なら1匹、60センチなら3匹、90センチなら7匹ということになります。過密飼育は禁物、適切な数、スペースを考慮し、望ましい飼育環境を整える正しい判断が必要とされるのです。

 


金魚は複数で飼うのが望ましい?


金魚は複数で飼いましょう!そもそも、金魚という物は、群れを作る習性がある生き物です。単数飼育にすると、ちょっとした事で、おびえてしまう臆病な個体もいるので、注意が必要です。

また、複数飼育の良い点は、金魚達が追いかけっこなどをする事が、良い運動になり、食欲も高まる為、体も丈夫になる事です。

ただし、複数飼いで気をつけなければいけない事もあります。それは、体格や運動能力に大きく差が有る品種や個体の金魚を一緒にすると、いじめに発展する場合もあるので充分な注意が必要です。

 


濾過装置は絶対必要?


金魚の水槽には実は、「濾過装置」が必要なのです。金魚飼育には酸素が必要という常識や、酸素を沢山入れると金魚が大きく成長するという情報を元に、エアーポンプのみ入れている人も多い様ですが、それでは、あっという間に水槽内の水環境は、悪化してしまいます。

毎日くみおきの水と交換ができるのであれば良いのですが、そんな事はおそらく不可能でしょう。金魚にとっても負担なだけです。

では、どの様な濾過装置が良いのでしょうか。エアーポンプの先につけて水槽の中に沈めて使う「投げ込み」式の濾過装置もありますが、一般には、あまり性能が良い物とは言えません。

モーターで水槽の上の濾過槽に水を汲み上げる「上部式」の濾過装置が有効です。濾過材は、スポンジか綿のようなマットが一般的ですが、あまり生物濾過には役に立たないので工夫が必要です。セラミックやガラス、砂利などは、濾過材の上に乗せて大きなゴミを濾すものです。濾過材は濾過の主役「バクテリア」のすみかになるものですから、しっかり、検討のうえ購入しましょう。

 


照明は必要?


金魚の水槽に照明の必要を感じない人も多いと思います。室内にある水槽なら、部屋の照明で金魚は見えます。しかし、金魚にとってそれでいいのでしょうか?

金魚自体の照明の必要性と言うよりは、飼育環境の為には、ダブルライトのような明るいライトを設置する事をお勧めします。

ダブルライトは水草育成に最適で、1日12時間程の点灯が良い様です。ライトの光を利用して、水草や苔、植物プランクトンの活動を活発にすると、水替えの手間も省けますので、金魚の健康を保つことに繋がる様です。

 


頻繁な掃除や消毒は、良くない?


水槽の水と濾過装置の関係は、「ぬか床」に似ていると表現する人がいます。実は、水槽と濾過装置には、金魚の排泄物等の汚物を処理する為のバクテリアのシステムが出来あがっているのです。

このシステムは、水槽をセットしてから数週間、時間をかけてじっくり大事に育て上げた巧妙なものなのです。そして、それが正常に働く事により、金魚にとって望ましい飼育環境が整うのです。

「ぬか床」も同様です。あの深い味わいのある「ぬか漬け」を作り上げるための「ぬか床」は、適度に野菜汁を供給しつつ、常に、かきまぜて空気に触れさせ、じっくり熟成させた巧妙な発酵システムが働き、あの美味しいぬか漬けが出来るという物なのです。

水槽の汚れを気にするあまり、頻繁に水槽や濾過装置を掃除、消毒してしまうと、このシステムも、たちまち崩壊してしまうという訳です。金魚の飼育水槽にとって大切な役割を果たすバクテリアシステムが働かなくなると、金魚の成育にも影響し、病気発生の危険も大きくなると考えられています。

そして病気が発生したら、また水槽の大掃除に消毒・・・この繰り返しで金魚飼育が負担になってしまう事も多いのです。

一度出来上がり、落ち着いた水槽の水と濾過装置、いわゆる水槽環境は、できるだけ大切に温存する事が重要でしょう。

 

いかがですか。以上が、金魚の飼い方は難しい?知っておきたい金魚のあるある、です。金魚の表情はつかみにくいので、ついつい、水槽内をのんびり泳いでいるから、金魚自身は、「まったり」を満喫しているのかと思いきや、意外に淋しがり屋さん。そんな金魚に甘えられたら、キュンキュンですよね。

飼育環境を整えるために、いくつかのルールがあり、細かな配慮が必要ではありますが、それさえおさえておけば、金魚との生活は癒しになり、快適そのものと言えるでしょう。

また、最初の水槽づくりには多少の苦労が有るかも知れませんが、一度、優れた環境が出来れば、あとは、それを維持するだけですから、チャレンジしてみてはいかがでしょう。ma2
まとめ


金魚の飼い方は難しい?知っておきたい金魚のあるある。

・ピンポンパールやトサキンは上級者むけ?
・食事の管理が難しい?
・水槽の選択が難しい?
・金魚は複数で飼うのが望ましい?
・濾過装置は絶対必要?
・照明は必要?
・頻繁な掃除や消毒は、良くない?