病気の猫の飼い方で知っておきたい正しい介護方法

病気の猫の飼い方で知っておきたい正しい介護方法

猫は寿命が12~20年。かなり長い間あなたのパートナーとして生活を共にする相手です。

人間同様、猫も年を取れば免疫力が下がり、病気になりやすくなります。毎日猫のケアを欠かさなくても、ある日突然足をふらつかせて高い所に飛び移れなくなったり、ご飯を食べなくなったりするかも知れません。

猫の年齢を把握して、10年以上たった猫にはそろそろ猫の飼い方に気をつけましょう。猫の介護を気にした方が良いかもしれません。猫は生後1年で18歳、それ以降は1年で4歳ずつ年を取ると覚えておいて下さい。

今回は、病気の猫の飼い方で知っておきたい正しい介護方法についてご紹介しましょう。

 


病気の猫の飼い方で知っておきたい正しい介護方法

 

猫のご飯に気をつけよう

猫が病気になると、餌の嗜好がかわったり、喉が渇いて水を欲しがる場合があります。猫は、ニオイで食べ物を判断しているので、鼻が詰まっていると、食べないことがあるのです。
その場合は、よくあげているご飯を少し暖めて、香りが出るようにしてあげましょう。でも温め過ぎには注意してください。

環境の変化に猫は敏感です。ストレスでご飯を食べない場合もあります。特に心当たりが無く、食欲の無い状態が2日以上続くようであれば病院を受診してみましょう。

 

猫の熱の測り方を知ろう

猫の体温は、人間より2度ほど高いと知っていましたか?普段でも触ると暖かく感じるのはそのせいです。猫が高熱かどうか、耳を触れば分かります。呼吸がいつもより速い、耳も熱い場合、熱がある可能性があります。

食欲がなくなったり、咳やクシャミ、嘔吐や下痢など他の症状があれば、風邪や感染症の可能性があります。

あきらかに高熱をだしていると感じた場合、濡れたタオルで体を拭いてみて下さい。

氷袋、冷えピタはNGです。氷をじかに体にあてると体の表面の毛細血管が急速に縮み、血圧が急激に上昇してしまいます。猫も嫌がりますからなるべく早く病院へ連れていきましょう。

 

歯茎の色を見てみよう

呼吸器や心臓の病気、貧血など、人間同様猫も病気になります。しかし、猫は走り回ったり興奮している時、夏の暑い日などにも呼吸が速くなるので、熱や痛がるところがないか、見分けがつきにくい時があるでしょう。

そんな時は歯茎の色を見て下さい。呼吸が速くて歯茎が青白い場合などは、すぐに病院で検査する必要があります。

 

脱水症状を確認しよう

元気がない、ぐったりしている。そんな時は猫の皮膚を引っ張ってみて下さい。
皮膚を軽くつまんでもなかなか元に戻らないのは、脱水症状のサインです。なるべく早く病院へ連れていきましょう。

猫の脱水症状を回復させるには時間がかかりますが、動物病院では点滴や注射で水を与えることですばやく回復していきます。

 

皮膚炎に気をつけよう

しっぽが全体的に脂っぽくなることをスタッドテールといいます。去勢していないオス猫は特にしっぽにコールタールのような脂が浮いてくることがあります。

気温の上昇とともに猫も体臭が強くなります。この臭いを取ろうとして毛づくろいをしきりにするため毛球症になることがあります。また、しっぽのベタつきをほっておくと皮膚炎になることもあります。

しっぽのあたりがベタついていたらシャンプーしてあげてください。シャンプーは脂をしっかり落とせるタイプを使用して下さい。無い場合、オーガニックの台所用の洗剤を使う人もいます。
また、去勢すれば、6ヶ月~1年ぐらいで、スタッドテールはなくなるようです。その間だけ、少し皮膚炎に注意して下さい。

 

吐く場合も注意しよう

猫が吐いた時は観察が必要です。吐いたものが、透明か黄色の泡状や液状、食べたものだったり回数が4~5回程度までなら様子をみましょう。吐いた後は何事もなかったかのようにしていれば、問題ありません。

水を飲んでも吐く、食べた後よく吐く、毎日吐くなどという場合は、早めに病院へ連れて行って下さい。

血液が混ざっていたり、粘液や血の混ざったウンチや血尿をしたり、食欲不振になるなど他の症状のどれかひとつでも伴う場合、重度の胃腸障害の可能性があります。

食べたがる。元気はあっても、食べて吐くことを繰り返していると、脱水してしまいます。食事は与えないで、急いで病院へ連れて行きましょう。

 

咳のサインを知ろう

猫の咳やくしゃみは分かりにくいことがあります。猫は犬と違い本来「咳」をすることは少ないといわれています。突然何の前触れもなく、急に姿勢を低くしてゲーゲーと何か吐くような態度が咳のサインです。

何回かすると、ケロッとして普通に戻るのが、猫の喘息の特徴です。軽い咳だけで他の症状がないこともあるので、疑わしいときは病院へ受診して下さい。

アレルギー性気管支炎・気管支喘息・慢性気管支炎・好酸球性気管支炎などの病名は猫の咳の病気です。この病気の治療はその程度にもよりますが、なかなか難しいようです。

 

いかがですか。猫の病気は見極めが難しい場合があります。目や態度、便や尿などもチェックして下さい。

病気になると、よだれや口臭が発生する場合もあります。猫の異常を早めに発見できるのは飼い主の可愛がり方が重要です。

猫が病気でないか、スキンシップで確認しましょう。なんだか歯茎が臭う、目が濁っていたら病気のサイン。食事やトイレをチェックして下さい。

早期発見が治療の基本です。治療費も少なく済みますから、日頃から猫の状態をよく把握しておきましょう。

猫が安心しては役病気を治せるかは飼い主次第。猫はあなただけが頼りです。病気になったからと冷たくするのは絶対にやめて下さいね。

 


まとめ


病気の猫の飼い方で知っておきたい正しい介護方法

.猫のご飯に気をつけよう
.猫の熱の測り方を知ろう
.歯茎の色を見てみよう
.脱水症状を確認しよう
.皮膚炎に気をつけよう
.吐く場合も注意しよう
.咳のサインを知ろう


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