アメリカンカールの良ブリーダーを探す為の7つのポイント

アメリカンカールの良ブリーダーを探す為の7つのポイント
外向きにカールした耳が大きな特徴で人気がある猫のアメリカンカール。1981年にカリフォルニア州レイクウッドのルガ夫妻の家に迷い込んだ黒く長い毛を持つ雌の子猫がアメリカンカールの発祥と言われています。

シュラミス(Shulamith)と名づけられたこの子猫の特徴は、外向きにカールした耳です。

その後、シュラミスが成長し4匹の子猫が生まれ、この中でシュミラスと同様に外向きにカールした耳の2匹の子猫たちが基礎になり、品種の固定、改良されたものが新品種として各団体に認められ「アメリカンカール」になったのです。つまり、アメリカンカールは、すべてシュラミスの子孫なのです。

アメリカンカールを飼うにはどこで購入すればいいのでしょうか。今回はアメリカンカールの良ブリーダーを探す為に必要な7つのポイントをお伝えします。

 


アメリカンカールの良ブリーダーを
探す為の7つのポイント

 

詳しい出産情報を明記していること

引渡しまで親猫と一緒に過ごしているアメリカンカールの子猫をブリーダーから直接購入するという事は非常に重要です。子猫のプロフィールや子育て日記など詳しい出産情報を公開し、身元がはっきりしているということは大切な事です。

ペットショップで販売されている子猫の場合、どのようなルートでペットショップにたどり着いたのか分からない場合もあり、残念ながら利益の為の度重なる交配により、劣悪な環境で生まれた子猫がペットショップに陳列される可能性もゼロではありません。

ブリーダーがどのように飼育していたか、親猫がどのような猫か、子猫の正しい健康状態も知ることはできない場合もあります。ブリーダーから直接購入することは、これらの不安を解消する為には大切なことでしょう。

また、ブリーダー自身 日本国の法律、法令、条例を順守していることが大切です。 販売する子猫の血統証明書を申請、発行することもブリーダーの役割といえるでしょう。

 

健康診断実施やワクチン接種など健康管理の取り組みをしている

日々、パパママ猫ちゃんの健康面、衛生面をしっかり観察し、配慮を怠らない事も良いブリーダーの条件です。また、全ての猫ちゃんへの定期的なワクチン接種を実施しているブリーダーは優良です。お渡し前に動物病院からの健康診断書を付けるというお約束もあると安心です。

 

動物医療機関など関係機関と協力し終生相談相手になってくれる

個人開業医や大学病院の複数の獣医師、ペットセラピー関係者、法人団体やキャットクラブの協力を得て健康で人馴れしたよい猫をご紹介し、きちんと終生相談に乗れる責任感のあるブリーダーが望ましいでしょう。

「受取日より3ヶ月以内に万一ペットとしての通常の生活に支障をきたすような重大な先天的欠陥が発見された場合、また、万一の発病による治療を行ったにもかかわらず死亡してしまった場合には、同金額の子猫をお譲りする」などの保障を設けているブリーダーもいるので、ブリーダーを決める際にはしっかり下調べをしましょう。

販売する子猫に対して何らかの生体保証を付与していることも重要です。

 

飼い主の希望に沿う子猫を紹介してくれる

優秀なブリーダーは、容姿だけではなく心身ともに優れた資質をもった良い子猫探しの協力をしてくれます。

「良い子猫」との巡り合いは、ブリーダー選びから始まると言っても過言ではないのです。優秀なブリーダーが重視するのは勿論、猫の容姿だけではないのです。それ以上に子猫の健康状態や遺伝的疾患の有無を重視し、遺伝的な問題もった個体、今後病気を発症する可能性のある個体は販売しません。

また、個体の性格や特徴もしっかりと見極め把握し、例えば「猫に癒されたい」「猫と一緒に遊びたい」などの飼い主の希望に配慮し、その人、その家庭に合った子猫を紹介してくれるものなのです。

また、このようなブリーダーに大切に育てられた子猫こそ「良い子猫」ということができます。利用者からの見学希望、購入希望などの問い合わせに対して誠意をもって迅速に対応することも必要条件と言えるでしょう。

 

小規模猫舎でだからこそ出来る家庭的環境と健康管理

大規模な飼育環境ではなく、小規模ブリーダーの良い点は、猫達に目が行き届く事、そして性格形成に精いっぱい注意を払い、たくさん声を掛けたり、触れ合ったり、まるで、わが子を育てるような『育児』が可能であるという事でしょう。

ただ、単に繁殖し販売する事を目的にするのではなく、飼い主さんとしてペットである猫を購入した際の新鮮な気持ち、初心や当時の不安や戸惑いを忘れることなく、これからアメリカンカールを家族の一員として迎えようと考えている飼い主さんの気持ちになって日々飼育に携わっているブリーダーが優良ブリーダーといえるでしょう。

無理な繁殖はせず、ご縁を大切にできる猫舎である事が大切です。つまり、逆に言えば、いつでも子猫がいるのは少し心配です。乱繁殖を行わず、計画をもって繁殖していることがポイントです。納得するまで気軽に問い合わせ出来るアットホームなブリーダーが望ましいでしょう。

 

特定の猫種に情熱を注いで飼育している

その猫種の飼育にかけては絶対的な自信と確かな知識がある事は重要です。また、ブリーダーという仕事に誇りを持って飼育しているブリーダーさんは信頼がおけます。優秀なブリーダーは、子猫をわが子のように可愛がって育てます。

そのため、新しい飼い主さんに引き取られた後も、かつてのわが子のことを気遣い、飼い主さんの飼育に関する相談にも親身になって有益なアドバイスをしてくれるはずです。

 

衛生面に気遣い、子猫に合わせた健康管理に配慮している

健康で元気な子猫を提供できるように、子猫一匹一匹の健康チェックをできる限りの手間と時間をかけて行っているブリーダーは優良です。

子猫の場合、ブリーダーの元から新しい飼い主さんの元に渡り新しい環境になじめず体調を崩す(食欲不振や便が軟らかいなど)事もありますが、そんな際にも、その子に最も合った良い対処法など相談に乗ってくれるブリーダーが良いでしょう。

また、離乳期にはいうウイルスの発生を抑え免疫力を向上させるサプリメントなどを離乳食に混ぜて与えるなど、子猫の健康管理もしっかり学び、配慮しているブリーダーもいます。

離乳期の仔猫は、親からもらった免疫が低下し様々な感染症などにかかる危険性のある時期でもあります。

そんな時期に必要なワクチンの接種など、細かな配慮が出来るブリーダーを探しましょう。

 

いかがですか。

以上がアメリカンカールの優れたブリーダーを探す為の7つのポイントです。

猫を飼う際には、知人から譲り受ける、ペットショップで購入する、ブリーダーから直接購入する、里親制度を利用するなどの方法がありますが、ブリーダーから直接購入する利点としては、クオリティの高い猫を、適正価格で購入する事が可能であると言う事があげられるでしょう。

知人や里親制度は別として、ペットショップで子猫を購入する場合には、正確な情報が得られるか不安です。

ブリーダーにも様々なタイプがありますが、家族の一員として迎え入れる子猫を紹介してもらう訳ですから、安心して末長く共に時間を過ごせる良い子猫との出逢いとなる様に、ブリーダー選びも、その大きなカギとなります。

また、生き物を扱う上では、100%トラブルがないとは、言いきれません。何らかのトラブルに対しても誠意をもって速やかに返答、対応出来るブリーダーであるかどうか、しっかり見極めましょう。

 


まとめ


アメリカンカールの良ブリーダーを探す為の7つのポイント

・詳しい出産情報を明記していること
・健康診断実施やワクチン接種など健康管理の取り組みをしている.
・動物医療機関など関係機関と協力し終生相談相手になってくれる
・飼い主の希望に沿う子猫を紹介してくれる
・小規模猫舎でだからこそ出来る家庭的環境と健康管理
・特定の猫種に情熱を注いで飼育している.
・衛生面に気遣い、子猫に合わせた健康管理に配慮している


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