毛並みのふさふさしたうさぎを見ると、家族として迎えたくなります。うさぎは見ていても可愛らしくて、家で飼うと癒されそうで飼ってみたくなります。うさぎの飼い方として、まず何を知っておかなくてはならないのか気になりますよね。うさぎを飼うことは、他のペットに比べてそんなに大変ではありません。
通常は大人しくて、あまり鳴きませんが、感情を仕草や行動で表します。うさぎもうれしい時や機嫌の良い時は、犬のようにしっぽを振ります。他にもうれしい時にはジャンプしたり、体をねじったりもします。飼い主と遊びたい時や構ってほしい時は、舐めてきたり、鼻でクンクン突いてきます。
こういう時は撫でてあげたり、一緒に遊んであげるといいですね。うさぎもリラックスしている時はお腹を床につけて全身を伸ばして寝っ転がります。こういう仕草も可愛らしくて見てみたいですね。
うさぎも小さい頃からしつけをすると、きちんと覚えるようになります。トイレを覚えさせることもできますし、名前を呼んだら近づいてくるようにもなります。うさぎの飼い方にはコツがあります。そこで今回は、うさぎの飼い方と、家族として迎える前に知っておきたいことをお伝えします。
うさぎの飼い方☆
家族として迎える前に知っておきたいこと
飼育に必要な物を考えよう
うさぎの飼い方を考える時に、まず、うさぎを飼育する時に必要な物を考えましょう。飼育するスペースはケージを置く広さの1平方メートルくらいあれば大丈夫です。最初に、ケージ、スノコ、水飲み器、餌入れ、かじり木、トイレを用意しましょう。
うさぎは歯が一生伸び続けるので、不正咬合にならないように歯を削る為のかじり木が必要です。出かける時や病院へ連れて行く時の為にキャリーバッグも揃えておきましょう。トイレ用シーツやトイレの砂、ストレス解消の為のおもちゃなども用意しておきましょう。うさぎの飼い方には、うさぎが快適に過ごせるように気配りをしてあげる必要があります。
餌や水を理解しておこう
うさぎの飼い方を学ぶ時には、まず、うさぎの餌や水を理解しておく必要があります。うさぎは草食動物で、ペットのうさぎは主食として与えるものと補助食として与える副食があります。うさぎの栄養素を凝縮したペレットと、牧草がうさぎの主食になります。
補助食としては、サプリメント、野菜、野草、果物、うさぎ用おやつ・ドライフードなどがあります。ペレットは1日2回適量を与え、牧草は食べ放題にして与えると良いでしょう。うさぎの飼い方を考える時に、水にも気を付けて下さい。
一般的には水道水で構いませんが、地下水を使っている地域があり、ミネラルがうさぎには多すぎることがあります。また、売っているミネラルウォーターも体の小さいうさぎには負担になる場合があります。ミネラルが含まれていないペット用の水が安心です。
抱っこの仕方を覚えよう
うさぎの飼い方で覚えておかなくてはならないことは、うさぎの抱っこの仕方です。うさぎは基本的には抱っこされることを好みません。しかし、抱っこできないと健康チェックや投薬ができなくなります。うさぎの胸の下に手を入れて、お尻をすくい上げるように持ちあげて抱っこします。
耳は毛細血管が広がっている敏感な場所なので、決して耳は持たないように気を付けましょう。人間のお腹に密着して抱っこするとうさぎも安心します。うさぎの飼い方で、高い位置で抱っこすると暴れて落ちることもあるので、抱っこの練習は正座をして低い位置で行いましょう。
褒めてしつけよう
うさぎの飼い方で、しつけはどうしたら良いのか悩む方も多いでしょう。環境に慣らせる為とストレスを与えない為に、家にきて1週間はしつけは行わないで下さい。1週間過ぎるとある程度落ち着いてくるので、少しずつ優しくしつけましょう。
成功した時やお利口なことをした時は、「いいこ、いいこ」など優しい言葉をかけ、ご褒美におやつを1つ与えて褒めましょう。おやつは生野菜を細かくした物が良いでしょう。いたずらをして叱る際には、手や足か、もしくは新聞紙を丸めた物で床を叩き、音を鳴らします。
これはうさぎが警戒する時に後ろ足を地面に叩きつけるスタンピングという行為に似た音を鳴らす為です。うさぎの飼い方で、叩いて叱ることは怖がることになるので決してしてはいけません。
ブラッシングの仕方を覚えよう
うさぎの飼い方では、毛球症や皮膚病にならないように、ブラッシングの仕方を覚えておくと便利です。大きなブラシだと怖がるうさぎもいますので、小さめのブラシか手袋型のブラシを使うと良いでしょう。
ブラッシングが嫌いなうさぎは逃げようとしますが、暴れたら逃げられると覚えないようにしっかり押さえておきましょう。針金のような素材のブラシは皮膚を傷つける恐れがあるので、避けた方が良いでしょう。
背中を撫でられることが好きな子が多いので、背中からブラッシングするとしやすいです。また、うさぎはシャンプーを行うこと自体が大きなストレスになり、体調を崩すきっかけになることもあります。シャンプーを考えている場合は病院に相談し、動物病院で指定されたシャンプーを使うことをお勧めします。
トイレの場所を教えよう
うさぎの飼い方を考える時に、トイレのしつけはちゃんとできるのか心配になりますね。うさぎは決まった所で排泄する習慣があるので、トイレのしつけは比較的楽にできます。自分の身が安全な場所で排泄する習性があるので、トイレは窓際のケージの隅に置くと良いでしょう。
うさぎの糞や尿をトイレに臭い付けとして少量置いておくと覚えやすいです。その場所でしない場合は、うさぎがいつも排泄する場所にトイレを移動するという方法もあります。うさぎの飼い方で、トイレの場所を覚えさせるというのは大切なことですね。
暑さ・寒さ対策をしよう
うさぎの飼い方を考える上で、暑さ・寒さ対策も考えなくてはなりません。うさぎにとって快適な環境は、温度は18〜25度、湿度は40〜60%です。うさぎの飼い方で特に気を付けなければならないのは夏の暑さです。
暑さ対策を怠ると、夏バテ、熱中症、熱射病になりますので、長毛種を飼っている場合は特に気温に気を配りましょう。一般的には暑さ対策としてクーラーを使用することが多いですが、クーラーの風が直接うさぎに当たらないようにしましょう。
うさぎは体毛に覆われている為、寒さには比較的強いと言われていますが、18度以下にならないようにエアコンを使いましょう。特に、短毛種のうさぎや子うさぎの場合は防寒対策をしましょう。
いかがでしたでしょうか。
うさぎの飼い方と、家族として迎える前に知っておきたいことを紹介しました。うさぎの寿命は6〜8年くらいで、長くて10数年生きることもあります。やはり家族として迎えるには、ちゃんと世話ができるのかを考えてから飼いましょう。
うさぎはリスやハムスターよりは丈夫ですが、犬・猫よりはデリケートでストレスにも弱い動物です。骨ももろく、1mくらいの高さから落ちただけで骨折し、命の危険にかかわることもあります。また、ケージから出して部屋で遊ばせることもあると思いますが、電気コードをかじることもあるので、ガードしておきましょう。
電気コートはショートして火事になる恐れもありますので気を付けましょう。柱や畳、壁紙などもかじる恐れがあります。オスのうさぎは発情期になるとスプレー行為と言って、尿を飛ばして縄張りを主張します。
最も効果的な対応は去勢手術を受けることなので、動物病院で相談してみましょう。うさぎの飼い方は世話が大変かもしれませんが、最低でも1日1回はケージから出して遊んであげましょう。部屋で自由に遊ばせることは運動になりますので、健康維持の為にも遊ばせた方が良いです。うさぎは人間にも懐きますし、とても可愛い動物です。家族として迎えたら、責任を持って可愛がりましょう。
まとめ
うさぎの飼い方と、家族として迎える前に知っておきたいことは
・ケージ、スノコ、かじり木など、飼育に必要な物を考えましょう
・うさぎの主食のペレットと牧草、野菜などの副食、水などを理解しておきましょう
・うさぎの胸の下に手を入れて、お尻をすくい上げるように抱っこしましょう
・うさぎは褒めてしつけて、叱る時は丸めた新聞紙で床を叩き音を鳴らしましょう
・毛球症や皮膚病にならないように、ブラッシングしましょう
・うさぎの糞や尿を置いて、トイレの場所を覚えさせましょう
・気温18〜25度、湿度40〜60%を保ち、暑さ・寒さ対策をしましょう