犬との暮らしは見慣れた風景です。自分の両親は「子供の頃は犬は外で飼ったものだ」と言っていました。昨今では、生活様式も進化して室内犬が増えました。そして、それらに伴う犬の飼い方が問われます。
正当な方策は未整備の状況です。先輩格の外国の様式を全て受け入れるまでには至りません。そこで様々な戸惑いが生じます。けれども飼い主と犬との関係は、お互いを信頼することから始まります。そしてお互いをわかりあい受け入れることです。
犬を飼うためには飼い主も、犬について一つひとつ学ぶ努力の姿勢が大切になってきます。努力してこそ、初めて犬と分かり合えることもあるからです。これ以降犬の飼い方の意外と知られていないポイントを、あなたとご一緒に見ていきましょう。
意外と知られていなかった
犬の飼い方の7つのポイント
初めて頭をタッチするときは注意しよう
初めて犬を飼うときは嬉しいものです。丸っこい子犬は可愛くてすぐにベタ惚れしてしまいます。子犬は指で作った輪の中に鼻先を入れて甘えてきます。ペロペロ舐めていきクンクンさせて甘えてくれます。
しかし、成犬の犬の飼い方は注意が必要です。鼻先にいきなり手を出せば、ガブッと噛まれる恐れもあります。見知らぬ人間との出会いに犬はストレスを受けます。頭を叩かれると勘違いして反撃してきます。
不用意に見知らぬ犬の眼前に手を出すことは、危険な行為になります。撫でるときは身体の下の方から順次触るようにしていきます。そして、時間をかけて慣れてきた頃合いに頭も触らせてくれるようになります。
家族でも同じ振る舞いで接してみよう
犬との信頼関係は大切です。飼い主はよきリーダーとして犬と付き合います。家族が大勢だと何かとトラブルの元になります。犬の飼い方で大切なことは、決められたルールをお互いが守ることに尽きます。
しつけの「オスワリ」や「フセ」の命令に犬が従ったときにはご褒美を与えます。しつけは誰が実行しても同じように振る舞うことが大切です。一人でもご褒美を与えない家族がいれば犬は不信感を抱きます。
犬はどうしてよいか分からなくなります。やがて、誰の命令も無視します。そこで最低限度の命令を決めて、それを家族全員が共有します。そして、誰もが同じ方法をすることがしつけのポイントになります。
名前を呼んで視線をチェックしてみよう
犬の知能は4歳位と言われます。人間の子どもでは何かと物を覚える時期になります。なんて頭がよい児だろうと親は将来に希望を託してしまうものです。その一方では犬との接し方を考えていきます。
日常では愛情を持って接することが大切です。怠けていると犬にバカにされるかもしれません。犬の飼い方のポイントは犬を呼びつけたときです。犬が飼い主の目を見ればリーダーとして認めている証になります。
すぐにご褒美をあげて褒めてやります。動物は一般的に目を合わせる行為は、相手を敵視するときだと言われます。その子が目を見てからそらせたら、ご褒美をあげて優しく可愛がってやりましょう。
暑い季節の車内放置はやめよう
犬とのドライブは楽しいものです。暑い季節の砂浜は日差しや照り返しで焼けています。飼い主は砂の温度を手のひらで確かめます。また、アスファルトなどの道も手を当てて温度をチェックすることが重要です。
そして、日常の生活パターンでの犬の飼い方は、犬と行動を共にするパターンとなっていきます。ショッピングの買い物なども車で一緒に出掛けることもあり得ます。犬は車内で大人しくお留守番となります。
冷房が効く車内は快適です。飼い主は目的地に着くとエンジンを切って、少しの間お買い物を楽しみます。真夏の太陽は照りつけています。急上昇する車内の温度。犬は熱中症の危険に遭ってしまいます。
シャンプー頻度は飼い主が決めよう
愛犬の清潔な姿を飼い主は望みます。犬の汚れはシャンプーして清潔を保ちます。犬の飼い方の生活パターンでは、一般的なシャンプーの頻度は月1~3回といわれ、シャンプー後の始末が大切になります。
シャンプーの残りはよく洗い流します。そして、ドライヤーで毛の根元からよく乾燥させます。生乾きは皮膚病を起こす危険性を誘発してしまいます。犬用のシャンプーは汚れと共に皮脂も洗い流します。
油分の取り過ぎが懸念されるようであれば、お湯で流す方法も考えられます。犬のシャンプー頻度の定説などありません。あくまでも飼い主の希望に沿って、愛犬を清潔に保っていくことが大切になります。
花火は避けるようにしよう
お祭りシーズンともなると人々の心は浮き立ちます。祭囃子の音色や夜の出店やざわめきの風景は何よりも楽しいものです。そこで愛犬と一緒に夜の土手で花火見物をしてみる気になったりします。
しかし、飼い主がよかれと思ってする行為は、犬にとっては大変迷惑なことです。得体のしれない音に犬は恐怖を感じて身体は硬直します。大声や得体のしれない花火の音に犬は馴染むことはありません。
犬の飼い方で注意したいことは、人間本位に考える行動は控えることかもしれません。愛犬と出かけることは好いことです。しかし、花火大会に犬を連れていかないことは飼い主の優しい心遣いになります。
遊びでもしつけを意識しよう
犬との信頼関係をしつけに利用します。飼い主はリーダーになります。そして、犬の飼い方の基本は、飼い主と犬との主従関係をはっきりさせることです。飼い主が上位で犬が下位の関係です。
犬との遊びの中でも上下関係を保つ必要があります。犬にとっては遊びは楽しいものです。それはまるで狩りをしているような感覚です。獲物を追いかけて、そして、オモチャを口にくわえて遊びます。
けれども上下関係を保っていくためには遊びの終わりは、飼い主が獲物を勝ちとって終了とします。それはオモチャの道具を最後に取り上げてしまうことを指しています。そうすることで遊びを終わりにします。
犬の飼い方の7つのポイントはいかがでしたか。犬のことは分からないことが沢山あります。また、大切なことは飼い主と犬との主従関係を保つことです。飼い主がリーダーになり上位の位置を確保します。犬はその指示に従うことが大切です。犬とのきちんとした主従関係がなりたってこそお互いが認め合える関係となれるのですから。
飼い主は毅然とした態度を示して、犬に信頼されるように常に襟を正して接することです。そして、犬の気持ちを察する心を飼い主が示していくことが最も大切なことになります。犬にも個性があります。心があります。ただただかわいいかわいいと可愛がればいいというのは大きな間違いです。
良いこと悪いことを教えることで犬との生活がよりスムーズにいきます。その一方で未だ知られない事実が存在するかもしれません。
まとめ
意外と知られていなかった犬の飼い方の7つのポイント
・初めてのタッチは下から触っていきましょう
・誰でも同じ仕草で接していきましょう
・暑い時は火傷や熱中症に気をつけましょう
・シャンプーは洗い残しと乾燥に注意しましょう
・嫌いな大きな音は避けるようにしましょう
・遊びの最後はオモチャを取り上げましょう