捨て猫を保護した後に行ってほしい5つのこと

捨て猫を保護した後に行ってほしい5つのこと

捨て猫を見ると、その後が心配なあまりに保護せずにはいられなくなってしまいますよね。見ず知らずの捨て猫のことを放っておけず保護できるのは、心が優しい証拠とも言えるでしょう。ですが、せっかく震えている捨て猫を保護してあげられたとしても、それからどうしていいかわからずに、悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。

捨て猫はずっと野良として生きてきた猫よりも弱いもので、そのままにしておくと餌をとれずに飢えてしまったり、風雨に晒されて身体が衰弱したりします。そのため、保護された直後の体調をみてあげる必要がありますし、その後のことも考えてあげなければいけません。

そこで今回は、捨て猫を保護したらしてほしいことなどについてお伝えします。

 


捨て猫を保護した後に
行ってほしい5つのこと

 

捨てた飼い主が迎えに来ないか待ってみよう

どんな事情であれ、飼っていた猫を捨てるのはいけないことです。元の飼い主も、もう飼えないと思って捨てたとしても、後から「やっぱり何とかして飼えるようにしよう」と思い直すこともあるのではないでしょうか。その場合は、捨て猫がいる現場に戻って来る可能性もありますよね。

もし、あなたが発見した捨て猫が捨てられて間もない場合、保護する前に飼い主が迎えに来ないか待ってみて下さい。よくあるパターンだと、一日待たずに罪悪感に苛まれて迎えに来ることが多いようです。

もしそうではなく、捨てられて時間が経っている猫なら、衰弱している可能性があるのですぐに保護しましょう。

 

動物病院で体調を診てもらおう

捨て猫を保護したら、できるだけ早く動物病院に連れて行ってあげて下さい。猫の病気の有無確認はもちろんのこと、その猫の月齢や年齢も推測してくれます。

その捨て猫がどんな病気を持っているか、ノミやダニなどはいないかなどを確認して適切な処置をしておかなければ、もしもその猫を家に連れ帰ることになった場合に、先住猫にうつしてしまう可能性があります。

動物病院で診てもらう費用は、基本的に保護した人が受け持つことになります。ですが、たまに保護猫をボランティアで診てくれる親切な動物病院もあるようなので、お金に余裕が無い方はそちらを探してみると良いでしょう。

 

自宅で飼うか、里親を探すか考えよう

動物病院の診察まで済ませたら、その捨て猫の行く末を考えるべき時です。あなたがそのまま飼う予定ならあまり問題はありませんが、それが難しく、里親を探さなければいけない状態なら、これから忙しくなります。

里親探しについては次項でご説明しますが、自宅で飼いたい場合、家がペットを飼える環境かどうかを考えてから決断して下さい。ペット不可の賃貸住宅の場合は明らかな契約違反になり、バレた場合に大変な金額を請求されることもあります。また、家族に猫アレルギーがあることも考えられます。

環境が整っていないのに安易に「飼いたい」と決めては、周囲への迷惑に繋がりますので気を付けましょう。

 

張り紙などで里親を探そう

里親を探すと決めた場合、まずは地域に張り紙をするのが引き取り手が見つかりやすいようです。張り紙をする場所は、動物病院や猫グッズ、ペット用品を扱うお店などが、良い飼い主が名乗り出る可能性が高いです

張り紙には、その猫が一番かわいく見える写真と共に、病院で推測してもらった大体の年齢、いつ保護したか、病気の治療やノミなどの駆除は済ませていることを明記すると、飼う側も引き受けやすいです。

 

里親募集サイトを利用しよう

もう一つ、里親探しに利用すると便利なのが、インターネット上で里親を募集できるサイトです。日本中から里親になりたい人が集まるのですから、目に付きやすいのは間違いありません。もちろん、直接引き取りに来れる人が条件となるため、近場に住んでいる人限定にはなりやすいですが、それでも張り紙だけするよりも里親が見つかる可能性は高くなります。

ただ、ネットで里親を探す場合は、虐待目的など、良からぬ考えで立候補してくる人が出る可能性も忘れてはなりません。ちゃんと猫を可愛がってくれる人かどうかを見極める目を持ちましょう。

 

いかがでしたでしょうか。捨て猫を保護してから行って欲しい行動について、ご説明しました。

捨て猫を保護した場合、動物病院で診察してもらうまではあまり時間がかかりませんが、思いのほかスムーズに行かないのが、里親探しです。適切な方法で里親探しを頑張っても、なかなか里親候補が現れないことも十分にあり得ます。でも、いつまでも里親が見つからないからと、捨て猫を保護したこと自体を後悔しないで下さいね。

あなたが猫を飼えないのだとしても、捨て猫を保護して、病院で適切な治療を受けさせてあげただけでも立派ですし、何より、捨てられている猫を放っておけないだけでも、とても優しい人だと言えます。きっとその想いを引き継いで、里親になろうと名乗り出てくれる人はいるはずです。

 


まとめ


捨て猫を保護した後に行うことは

・捨てた飼い主が迎えに来ないか待ってみよう
・動物病院で体調を診てもらおう
・自宅で飼うか、里親を探すか考えよう
・動物病院や猫好きが集まるお店に張り紙などして里親を探そう
・里親募集サイトを利用しよう


連記事
タイトルとURLをコピーしました