可愛い猫のイラストの描き方をご紹介

「可愛い猫のイラストを描いて!」と、子供や友達に頼まれたとき、ささっと上手に描けたら、とてもカッコいいですよね。でも、猫のイラストは人物のイラストに描き慣れていても、意外とうまく描けないという人が多いようです。

でも、可愛い猫のイラストは、ちょっとしたコツさえ掴めば、それなりに見栄えがするものが描けるということをご存知でしょうか。もちろん、猫イラストを専門にしているプロのイラストレーターのように描くためには相当な訓練が必要ですが、ちょっとした挿絵や、SNSにアップする程度のクオリティならば、少しの努力で身に着けることが可能です。

今回は、可愛い猫をイラストで描くためのコツや心得について、お伝えします。

 


可愛い猫のイラストの
描き方をご紹介

 

猫好きになろう

まず、可愛い猫を描くためには、猫の可愛さを理解する必要があります。そのためには、当たり前のことですが、猫のことを好きになる必要があります。

猫のイラストを描きたいと思う時点で、大半の人が既に猫好きだとは思いますが、もし、「イラストは描きたいけれど、生身の猫はそんなに好きじゃない」という人がいたら、猫好きになる努力をしましょう。

野良猫や、知り合いが飼っている猫などをじっくり観察させてもらって、自ら猫の魅力にメロメロになるように自己暗示をかけてみて下さい。

こうして自分自身が猫の可愛さを理解すれば、第三者にも伝わるような、可愛い猫のイラストが描けるようになるはずです。

 

まずはデッサンから練習しよう

猫の可愛さを理解できたら、まずは手あたり次第猫のデッサン画を描いて、練習をしましょう。ここでは、猫のイラストの上達が目的ですが、しっかりと猫の特徴を捉えたデッサンを描けなければ、どんなタッチのイラストだって上手に描けるようにはなりません。

モデルはもちろん生きた猫そのものが一番ですが、家で猫を飼っていなかったり、野良猫を描きに出かける時間が無い場合は、PCで猫の写真を見て書き写すのでも構いません。このようにして、リアルな猫そのものを紙に写すことに慣れてからイラストを描く練習に入れば、上達が早いです。

 

猫の特徴的なパーツを強調して描いてみよう

イラストとデッサンの違いは、デフォルメが入っているかいないかの違いです。デフォルメとは、すなわち強調のこと。三角の耳やまん丸の目などを、実物の猫よりも強調して描いてみて下さい。

ここでは、野生的な猫や、カッコいい猫を描くのではなく、可愛い猫を描くのが目的ですから、強調する方向性も、可愛さを割り増しするように心がけて描くと良いですね。

また、顔を大きめに描いたり、表情を擬人的にしたりすれば、よりポップで可愛い猫のイラストに仕上がります。

 

どんな作風にするのかによって、見せ方が変わる

イラストと一口に言っても、目指すものが絵本風なのか、漫画風なのかによって、描き方に違いが生じます。絵本風なら、ぬいぐるみのようなふんわりした猫のイラストを描き、パステルや水彩画のような着色をすると雰囲気が出ます。

漫画風は、少女漫画なのか少年漫画なのか、それとも劇画風なのかで異なりますが、まずは、猫の輪郭だけを描いて、顔の中身を好みの漫画キャラにしてみましょう。そして、そこから段々と猫に似せるように書き換えていけば、お好みの漫画風の可愛い猫の出来上がりです。

 

好きな猫イラストレーターの作品を模写して練習しよう

もし、「いいな」と思う猫イラストを描く人がいるのなら、その人の作品をお手本にして、模写を繰り返してみて下さい。いつの時代も、絵を描く人が一番上達できる手段は、好きな作風のものを模写することです。

最初のうちはその原本のレプリカしか描けませんが、段々と慣れてくると、その作風の雰囲気を残したまま自分のオリジナリティーを出したイラストが描けるようになってくるはずです。今では猫のイラストを専門に描いているプロの作家さんもたくさんいますので、その中から好みの作風を探してみてはいかがでしょうか。

 

いかがでしたか。可愛い猫のイラストを描けるようになる、いくつかのコツをご紹介しました。イラストに限らず、創作活動にはある種のセンスや才能が必要だと言われていますが、それよりも大切なのは、「描きたい!」と思う気持ちです。そして、可愛い猫を描くのですから、猫を愛する気持ちだって、絶対に欠かせません。

つまり、イラストを描く意欲と、猫への愛があれば、誰にでも素敵で可愛い猫のイラストを描くことは難しくないとも言えるのです。「猫のイラストを描きたいけれど、自分は絵が下手だから……」と躊躇しているあなたも、練習すればきっと上手に描けるようになるはずです。この機会に、是非猫イラストにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 


まとめ


可愛い猫のイラストを描くには

・猫好きになろう
・まずはデッサンから練習しよう
・猫の特徴的なパーツを強調して描いてみよう
・どんな作風にするのかによって、見せ方が変わる
・好きな猫イラストレーターの作品を模写して練習しよう


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