ペット葬儀の色々、知らなかったご質問にお答えします

ペット葬儀の色々、知らなかったご質問にお答えします

皆さんの大切な家族であるペット、動物である以上寿命は来ます。大体犬や猫で、平均寿命は12~15年くらい。おそらくあなたが生きている間に永遠の眠りについてしまうでしょう。

考えたくはありませんが、ペットが死んだらどうするか知っていますか?届け出は?葬儀は?埋葬は?

悲しみにくれて考えられなくなってしまう前に、ペットの葬儀についての知識をきちんと仕入れておきましょう。ペットの火葬やお墓、平均の葬儀値段等、今回はペット葬儀の色々について、知らなかったご質問にお答えします。

 


ペット葬儀の色々、
知らなかったご質問にお答えします

 

ペットが亡くなったら

犬が死亡した場合は、保健所に鑑札及び狂犬病注射票を添え、飼い犬登録の抹消手続きをする必要があります。血統書のある犬の場合は、登録団体にも連絡し所定の手続きを取ります。

その他の猫、ウサギやフェレット、モルモットや鳥など、様々な種類の動物の場合は飼い主の判断で葬儀を行っています。小さな動物は自宅の庭に埋めても良いですが、公園などの公共の場に埋める事は禁止されています。

しかし、どんなペットでも、火葬を行えるわけではありません。豚、馬、牛、ヤギ、羊は、都道府県知事の許可が下りた「死亡獣畜取扱場」でのみ、火葬や埋葬はできません。許可が下りたペット霊園を探される場合は、都道府県庁にお問い合わせください。

 

自宅での安置方法

ペットが死亡し、火葬するまでの間に、毛並みや尻尾を整えてあげましょう。お湯で湿らせたガーゼや布などで、全身をやさしく拭き取ります。遺体から体液が滲み出す場合がありますので、あらかじめシートを敷いておきましょう。口や肛門周辺はとくにガーゼで拭き取ってください。

移動する場合は段ボールなどに入れ、保冷剤や氷をタオルにくるんで、頭とお腹のあたりに入れ、十分に冷やします。夏場に2~3日遺体を安置する場合、エアコンをなるべく低めの温度で設定して遺体が腐敗するのをなるべく防いであげる必要があります。

愛用品など一緒に燃やしてあげるものも準備しておきましょう。できれば花などを手向けて、小さな祭壇をつくってお別れのときを待つといいでしょう。お花や好きだった食べ物、小さな愛用品(金物やプラスチック類などは火葬できません。)は一緒に火葬することができます。

 

葬儀の値段

各都道府県にある自治体の火葬場を使う場合は飼い主がペットの火葬ができるか確認し、火葬場まで持ち込む必要があります。しかし今は民間のペット葬儀サービス会社も沢山あります。それらを利用すると自宅までの送迎サービス、火葬が終わった後の埋葬、納骨までやってくれる所もあります。

葬儀の値段は住んでいる場所によってまちまちです。火葬だけで犬、猫の場合2,3万円取る火葬場もあれば、合同葬で火葬から納骨、埋葬、ご供養までトータルで行っても7000円から18000円という会社もあります。

住んでいる場所のお寺と連携している、全国規模の葬儀会社に依頼するとトータルで葬儀から埋葬までしてもらえて、なおかつリーズナブルな値段で済む事もあります。

ペット供養を行っているお寺を検索して直接聞いても良いかもしれません。ペットの葬儀の値段は全国でばらつきがあるので、いちがいに幾ら、といえないのが現状です。ペット葬儀最大手のイオンペット葬儀の場合、一般的コースで、ペットの大きさに合わせて1万円から5万円までのプランが用意されています。

 

ペット霊園

ペットを火葬し、霊園に納骨する場合、合同埋葬と個別埋葬があります。合同埋葬の場合は、火葬終了後、または自宅で安置されていた遺骨を合同慰霊碑に埋葬して供養してもらいます。個別埋葬は個別に火葬いたしますので、完全予約制です。

また、立会いや収骨、お骨を自宅に持帰ることも可能です。お墓に安置する場合、僧侶に読経してもらうことも出来ます。

ペットのお墓は、屋内型のロッカー式または棚式の納骨堂、屋外型の庭園式の個別の墓地屋外型の共同墓地の3つに分けられます。

その他にも海や山へのペットの散骨もポピュラーになってきています。ペットの樹木葬、お花畑葬など新しいペット葬儀、供養の方法もでてきました。最近多いのが人とペットと一緒に入れるお墓です。

 

ペットと入れるお墓

ペットが家族の一員となり、かけがいのない存在となった今、ペットと一緒にお墓に入りたいと思うのはごく自然のことでしょう。 その需要にこたえるように、最近では人とペットが一緒に入れるお墓も増えてきています。

古くは宗教上の観点から、動物は人間と同じ墓に入ることがタブー視されてきましたが、人々の意識の変化、時代の流れに伴い、ようやくそういった思想が薄れ、亡くなった後にペットを一緒のお墓に入れても良いという霊園も増えています。

ペットと一緒なら、余計な手数料がかかるのでは?と心配される方もいるでしょう。ペットと一緒に入れる墓を購入する場合、その霊園によりますが、特別な費用が発生することはあまりありません。

また、ペット専用の墓碑を建てたり、ペットの名前を墓誌に彫る、といったことを希望する場合には別途費用がかかります。一般のお墓の相場は全国平均140~160万円となっています。しかし霊園によって異なりますので、詳しい価格は各霊園に問い合わせることが大切です。

 

いかがですか。大切なペット。亡くなった時を考えると悲しくなってしまいますよね。大雑把にまとめた場合、ハムスターなどの小動物の葬儀は1万円以下、猫なら2万円、犬は大きさによって2万から5万円くらいと考えておけば良いのではないでしょうか。

これは葬儀の値段で墓石などの値段は入っていません。お寺でお坊さんに読経してもらい、火葬して骨を持って帰ったり、合同埋葬してもらった時の値段です。納骨をすると毎年納骨料をおさめる場合が多いので、骨を持ち帰り、一緒に旅行した海に流すか、自分が死んだ時に一緒にお墓に入れてもらおう、私はこの記事を書きながらそう思いました。
みなさんも、どうするか考えてみてくださいね。

 


まとめ


ペット葬儀の色々、知らなかったご質問にお答えします

・ペットが亡くなったら
・自宅での安置方法
・葬儀の値段
・ペット霊園
・ペットと入れるお墓


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