猫のイラストをうまく書きたい時に抑えるべきポイント

簡単に書けそうで、難しい猫のイラスト。でも、可愛い猫のイラストをうまく書けたらいいなと思う人は多いもの。ちょっとしたメモの隅に可愛い猫のイラストが書いてあれば、思いがけないところで猫好き仲間を発見したり…ということもあるかもしれません。

でも私は猫のイラストを書くことが苦手…と諦めている人に朗報です。実は猫のイラストは、ポイントさえしっかり抑えれば誰でも簡単にうまく書けるもの。私には無理だと諦めずに、まず一度だまされたと思ってペンと紙を用意してください。

今回お伝えするポイントを忠実に守ることで、あなたもきっと猫のイラストを書くことができるはず。そして、1匹の猫をうまく書くことができるようになればもうこっちのもの。あとはどんどん応用することで、あなたの個性を活かした猫のイラストが書けるようになるでしょう。

 


猫のイラストを
うまく書きたい時に抑えるべきポイント

 

猫の顔のバランスを意識しましょう

うまい猫のイラストの必須条件は、バランスが整っていること。「かわいい」と「うまい」は似ているようで違うもの。色々と異なる点はありますが、一番違う部分はバランスが整っているかどうか。かわいい猫のイラストを書くために、あえてバランスを崩すという方法がありますが、うまい猫のイラストを書くためにはバランスを整えて書くことが大切です。

猫によって顔の輪郭は異なりますが、標準的な猫をイメージする場合、顔はやや楕円形。そして口元のあたりに三角形をうっすら描くつもりで、口と目を配置しましょう。こうすることで目と口のバランスがとれ、第一印象がぐっとUPします。

 

上半身と下半身のバランスは1:1.5を目安にしましょう

個体差がある猫ですが、猫のイラストを書く際の上半身と下半身のバランスを1:1.5の比率で意識すると、イラスト自体が上手くまとまります。かわいさを追求する場合、上半身と下半身のバランスが1:1でも問題はありませんが、うまく書きたい、リアリティを入れたい場合は下半身を大きく書くことが必須。

また、その代わりに足先は心持ち小さめに書いてください。

 

猫の毛並みは、写真を参考にリアルを追求しましょう

猫のイラストといっても、顔だけ書くのか、全身を書くのかという点によってポイントは多少異なりますが、どちらであっても必ず必要になるのが猫の毛並み。なんとなく記憶に頼って、イメージで書いてしまいがちな毛並みですが、ここをしっかり書くかどうかがうまいイラストになるかどうかの分かれ目です。

ただし、全ての毛を書くというわけではありません。猫の毛の色のバランスを真似することで、ぐっとリアリティが増すはずです。

 

猫の体を書くときは、丸みを意識しましょう

普段猫のイラストを書き慣れていない人が、書こうとした場合、頭の中のイメージに頼りがち。その結果、猫のイラストを書いているはずなのに、人間のような体のバランスに陥ってしまいます。それでは猫らしさ、猫独特のかわいさは表現されません。

そこで大切になってくるのが猫独特の体の丸み。人間と比較すると猫の肩は、とてもなで肩。下半身も丸く太いですし、手足も人間のバランスと比較するとずっと短く太いもの。肩・下半身・手足という3つのパーツだけでも、丸みを意識するだけでぐっと猫らしさが高いイラストに仕上がるはずです。

 

よりうまく書きたいなら細部にこだわりを入れましょう

猫のイラストを、よりうまく書きたいのであれば、細部にこだわってみるのもひとつの方法です。例えば、そのひとつとしておすすめなのが肉球。この肉球を丁寧に書くことで、よりイラストのグレードがUPするはず。

猫が大好き!という人であっても、肉球の数を改めて聞かれると悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。イメージとして記憶に残っているだけで、実は間違いということも多々あります。例えばよく猫の足跡として書かれている、大きな丸ひとつ、小さな丸3つという形も本当の形ではありません。細部にこだわるためには、まず本物の猫や猫の写真をじっくりと観察することが大切です。

 

まずは同じ猫のイラストで練習しましょう

なんとなく1匹の猫が書けるようになったら、同じ猫で色々なポーズを書きましょう。1種類書けるようになったら、今度は別の種類の猫が書きたくなるかもしれませんが、それよりもまずは1種類の猫を極め、色々なポーズを書けるようになることをおすすめします。

一見遠回りに見えるその方法ですが、実は自然と猫の体形のバランスを指と眼で記憶することができるため、今度別の種類の猫を書く際にも、有効活用が可能です。まずは1匹、1種類を練習しましょう。そうすることで、あなたの猫のイラスト技術はどんどん上昇するはずです。

 

いかがでしたか。ここでは、猫のイラストをうまく書きたい時に抑えるべきポイントとして書き方のコツや、練習のコツをお届けしました。猫のイラストを書くことが得意な人に、書き方を尋ねても「見たまま書けば良い」「なんとなく書いている」など、要領を得ない答えが返ってきたことはありませんか。

それは意地悪で言っているのではなく、うまく書ける人は、これらのことを自然と行っているため、改めて言葉にして説明することが苦手な場合も多いのです。

しかし、今回ご説明したポイントをしっかりと抑えることで、普段何気なく書いていた猫のイラストも一気にリアリティが増すはずです。ぜひこの記事を参考に、あなたが思い描く猫のイラストを思う存分書いてください。思い通りに書けるようになればなるほど、きっとより絵を書くことが楽しくなるはずです。

 


今日のまとめ


猫のイラストをうまく書きたい時に抑えるべきポイント

・猫の顔のバランスを意識しましょう
・上半身と下半身のバランスは1:1.5を目安にしましょう
・猫の毛並みは、写真を参考にリアルを追求しましょう
・猫の体を書くときは、丸みを意識しましょう
・よりうまく書きたいなら細部にこだわりを入れましょう
・まずは同じ猫のイラストで練習しましょう


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